オリックス生命 ファインセーブ/ 定期保険の返戻率・利回り・保険料・保険期間・保障を評価 レビュー

オリックス生命 ファインセーブ
オススメ度:
3
保険会社:
オリックス生命
名称:
ファインセーブ(FineSave)
契約年齢:
15~75歳
保険期間:
10~30年
返戻率:
4,553% ※30歳契約
特徴:
一定期間の死亡保障をお手頃な保険料で準備できる掛け捨て型の死亡保険

オリックス生命 ファインセーブより同社の別の定期保険の方が!?

ファインセーブ(FineSave)はオリックス生命の対面・郵送申込専用の定期保険だ。オリックス生命には他にネットでのみ申込みができるブリッジという定期保険も存在し、そちらの方が保険料は圧倒的に安くお得だ。以下、ファインセーブの概要を記載し他社と比較する。

オリックス生命 ファインセーブの仕組み・保険料・返戻率・保険料・死亡保険金など

この保険は基本的な中身はブリッジと同じで、経過年数によって保険期間が満了となる年満了と、自分の年齢で保険期間が満了となる歳満了の選択肢の広さが特徴といえる。

その期間内に死亡すれば死亡保険金が受け取れるわけだが、個人個人の家族構成・ライフスタイルによって適切に選択しないと保障が途切れる、ないしは保険料負担が想定以上に増大して切らざるを得ないといった状況に陥ってしまう。短期の保障を安い保険料で得るのか、更新するかもという可能性を含みつつ保障を得るのか、はたまた長期保障を得るのかで自分の都合に合わせて選択すべきだ。オリックスは他社よりも幅広い選択肢が用意されているため、自分の都合に限りなく合わせられるはずだ。何歳で子供が誕生したのか?夫婦の年の差は幾つか?共働きか?何歳で退職するつもりか?等で求める保障は自ずと変わってくるだろう。

次に下図では各社の定期保険を、加入できる年齢・保険期間・更新の有無・5年ごと利差配当(配当金)の有無に加え、付加できる特約・割引制度などで比較した。参考までに苦情率(苦情数÷契約数 ※生命保険協会公表)を算出し、自分が苦情を言う可能性があるかも考慮した。

さらに保険金額を1,000万円で契約した場合の保険料と、支払った保険料が何%で戻るかを示す「返戻率」で比較した。定期保険の解約返戻金は期待できないため、今回は死亡保険金と保険料から返戻率を算出した。契約者は男性で30・40・50歳に分けて比較した。

名称 かんぽ
新定期
メットライフ
スーパー
アクサ
カチッと2
メディケア
メディフィット
ライフネット
かぞく
楽天生命
ラブ
オリックス
ブリッジ
オリックス
ファイン
チューリッヒ
定期保険
加入年齢 15~50歳 20~65歳 20~70歳 20~70歳 20~65歳 20~70歳 20~65歳 20~65歳 20~69歳
保険期間 10年 10/20年
60・65歳
10年
55~70歳
10年
60~80歳
10~30年
65・80歳
10年
55~70歳
10~30年
60~80歳
10~30年
60~80歳
10年
55~70歳
更新 -
5年ごと
利差配当
- - - - - - - - -
特約
割引
入院
がん
健康割引 健康
チャレンジ
- - - - - 健康割引
苦情率 0.64% 0.77% 0.22% 0.30% 0.46% 0.06% 0.42% 0.42% 0.42%
保険料
返戻率
30歳
\3,000
2,777%
\1,140
7,309%
\1,240
6,720%
\1,214
6,864%
\1,230
6,775%
\1,280
6,510%
\1,310
6,361%
\1,830
4,553%
\1,050
7,936%
保険料
返戻率
40歳
\4,200
1,984%
\1,800
4,629%
\2,380
3,501%
\2,351
3,544%
\2,374
3,510%
\2,400
3,472%
\2,414
3,452%
\2,990
2,787%
\1,720
4,844%
保険料
返戻率
50歳
\7,200
1,157%
\3,860
2,158%
\5,290
1,575%
\5,361
1,554%
\5,393
1,545%
\5,290
1,575%
\5,297
1,573%
\5,980
1,393%
\3,940
2,115%
定期保険の保障・保険料の比較表(かんぽ生命 新普通定期保険・メットライフ スーパー・アクサ カチッと・ライフネットかぞく・楽天生命ラブ・オリックス ブリッジ・チューリッヒ 定期保険・コープ あいぷらす・オリックス生命 ファインセーブ)

上図で右から2番目のオリックス生命 ファインセーブだが、加入年齢は他社と大差ない一方で保険期間は前述の通り細かく設定できる。その一方で特約・割引には目立ったものはなく、他社のように喫煙の有無・健康状態による割引は存在しない。また、苦情率は平均的な数字に留まり、特に保険会社の対応が良いとも悪いともいえない。

保険料は上図で割愛した定期保険を含めれば決して高くはないが、それでもトップクラスの保険料には及ばない水準だ。また、内容・保障が同じである同社のブリッジと比較して月額500円程度は高額だ。仮に保険期間と支払期間を10年とすれば6万円の差だ。10年という期間だが小さいとはいえない額だ。

結論としては、保険料を重視するなら他社の保険が妥当で、さらに細かい調節・設定をしたいような人でも同じオリックス生命のブリッジの方が保険料が安いためオススメだ。どちらにせよ、この保険に出番が来ることはなさそうだ。