ライフネット生命 定期死亡保険(かぞくへの保険)/ 定期保険の返戻率・保険料・保険期間・保障を評価 レビュー

ライフネット生命 定期死亡保険(かぞくへの保険)
オススメ度:
4
保険会社:
ライフネット生命
名称:
定期死亡保険(かぞくへの保険)
契約年齢:
20~65歳
保険期間:
10・20・30年
返戻率:
6,775% ※30歳契約
特徴:
手厚い保障はそのままに。保険料は業界最安水準!

ライフネット生命 定期死亡保険(かぞくへの保険)は他社比較して悪くない?

定期死亡保険(かぞくへの保険)はライフネット生命の定期保険で、2014年5月にリニューアルされた保険だ。保険料・保険期間・保険金額などが変更された。以下、定期死亡保険(かぞくへの保険)の概要を記載し他社の定期保険と比較する。

ライフネット生命 定期死亡保険(かぞくへの保険)の仕組み・保険料・返戻率・保険料・死亡保険金など

この保険はスタンダードな定期保険と同じく、自分が設定した保険期間中に死亡すれば死亡保険金が受け取れる。保険期間は10年・20・30年にするか年齢が65歳・80歳までの範囲以内で設定できる。当然ながら保険期間を長くするのと比例して、保険料も高くなる。一方で保険期間を短くして保険料を抑えると更新の際に保険料が上昇する。保険会社の理屈としては、10年おきに保険を見直して自分の都合にあう保険を選びましょう(保険金額・保険期間を調整するという意)ということになるが、面倒なら細かく修正するよりは一生涯の保障になる終身保険でカバーしてもいい。また、基本的な中身は他社と比べて取り立てて目立った点はなく、緑内障・難聴でも加入できるメリットがあるらしいが、簡単な告知(職業のみ)で済む引受基準緩和型の保険も増えつつあるため大きなメリットとは言い難い。

次に下図では各社の定期保険を、加入できる年齢・保険期間・更新の有無・5年ごと利差配当(配当金)の有無に加え、付加できる特約・割引制度などで比較した。参考までに苦情率(苦情数÷契約数 ※生命保険協会公表)を算出し、自分が苦情を言う可能性があるかも考慮した。

さらに保険金額を1,000万円で契約した場合の保険料と、支払った保険料が何%で戻るかを示す「返戻率」で比較した。定期保険の解約返戻金は期待できないため、今回は死亡保険金と保険料から返戻率を算出した。契約者は男性で30・40・50歳に分けて比較した。

名称 かんぽ
新定期
メットライフ
スーパー
アクサ
カチッと2
メディケア
メディフィット
ライフネット
かぞく
楽天生命
ラブ
オリックス
ブリッジ
チューリッヒ
定期保険
コープ
あいぷらす
加入年齢 15~50歳 20~65歳 20~70歳 20~70歳 20~65歳 20~70歳 20~65歳 20~69歳 18~70歳
保険期間 10年 10/20年
60・65歳
10年
55~70歳
10年
60~80歳
10~30年
65・80歳
10年
55~70歳
10~30年
60~80歳
10年
55~70歳
10年
更新 -
5年ごと
利差配当
- - - - - - - - -
特約
割引
入院 健康割引 健康
チャレンジ
- - - - 健康割引 がん
入院
苦情率 0.64% 0.77% 0.22% 0.30% 0.46% 0.06% 0.42% 0.42% 0.56%
保険料
返戻率
30歳
\3,000
2,777%
\1,140
7,309%
\1,240
6,720%
\1,214
6,864%
\1,230
6,775%
\1,280
6,510%
\1,310
6,361%
\1,050
7,936%
\1,200
6,944%
保険料
返戻率
40歳
\4,200
1,984%
\1,800
4,629%
\2,380
3,501%
\2,351
3,544%
\2,374
3,510%
\2,400
3,472%
\2,414
3,452%
\1,720
4,844%
\2,700
3,086%
保険料
返戻率
50歳
\7,200
1,157%
\3,860
2,158%
\5,290
1,575%
\5,361
1,554%
\5,393
1,545%
\5,290
1,575%
\5,297
1,573%
\3,940
2,115%
\5,500
1,515%
定期保険の保障・保険料の比較表(かんぽ生命 新普通定期保険・メットライフ スーパー・アクサ カチッと・ライフネットかぞく・楽天生命ラブ・オリックス ブリッジ・チューリッヒ 定期保険・コープ あいぷらす)

上図で真ん中のライフネット生命 かぞくへの保険だが、加入できる年齢は他社と相違ないが、保険期間は年数(年満期)だけでなく80歳まで設定できる差がある。女性の平均寿命は85歳のため寿命までカバーできない可能性があるものの、男性の平均寿命は約80歳のためカバーできる。また、オリコンで生命保険会社としては満足度が高いようだが、苦情率は他社と比較して平均的な数字のため過信は禁物だ。

保険料は上図の中では最安値とはいかないが、触れ込みの通り保険料は最安値水準ではある。もちろん上図では割愛した多くの保険では、保険料が2,000~3,000円台のものがあるため安いのは確かだ。

結論としては、保険料を極限まで削りたいなら他社の保険になるが、決して悪い保険ではなそうだ。80歳までカバーできる点を活かせば、年齢が相応に高く解約返戻金も不要なら、終身保険と天秤にかけて検討するという手は無くはない。ただ、その際には月額保険料は軽く5,000円を超えて、1~2万円程度に上昇するため注意が必要だ。