損保ジャパン・新海外旅行保険 OFF!(オフ)/ 海外旅行保険の保険料・補償内容・サービスを評価 レビュー

損保ジャパン・新海外旅行保険 OFF!(オフ)
オススメ度:
3
保険会社:
損保ジャパン
名称:
新海外旅行保険 OFF!(オフ)
傷害死亡:
1,000万円
携行品損害:
30万円
オリコン:
1位(75.5点) / 10社中
特徴:
ネット契約&行き先別リスク細分型で保険料割引例40%off

損保ジャパン・新海外旅行保険 OFF!(オフ)はカスタマイズと満足度が優秀!

損保ジャパン・新海外旅行保険 OFF!(オフ)は、"新"という名称が用いられているが、2002年に発売が開始された海外旅行保険で、特段新しいわけではない。損保ジャパンは基本的には店頭での契約が主だが、このオフはネット(+携帯)で契約締結まで完結し、保険料も割安になっている。以下、概要を記載し他社の海外旅行保険と比較する。

損保ジャパン・新海外旅行保険 OFF!(オフ)の補償内容・選択プランと保険料

まず保険料だが、三井住友海上と同様に店頭での契約より40%安くなることを謳っており、渡航先の地域・補償内容の取捨選択によって保険料を抑えられる。保険料についての満足度は高いようだが、実際の保険料を他社と比較すると数百円の差で他社よりも高めだ(後述の図を参照)

補償内容だが、個人プランでは他社同様に3プラン(PA・PB・PC)から選択するか、完全にカスタマイズするフリープランになる。3プランでは傷害死亡・治療・携行品損害の保険金が、AからCの順に増額され、航空機遅延費用はオプションとなる。その一方、カスタマイズでは傷害死亡・治療費などの保険金額を上下でき、補償を"無し"にもできる。自分の死後のことは無関係だと考えれば、死亡関連の補償は割愛して、治療費・携行品・航空機遅延・預託手荷物遅延のみにもできる。どの補償をつければどの程度の額で保険料が増額されるかも分かるため、カスタイマイズは非常にしやすい。ただし、フリープランでは航空機遅延費用が付帯できない点に注意が必要だ。それを加味しても、この海外旅行保険が最高クラスといっても過言ではない。

次に、下図では各社の海外旅行保険を、補償内容(傷害死亡・治療費/救援者費用携行品損害航空機預託手荷物遅延費用航空機遅延費用など)の有無と保険金の上限で比較した。顧客満足度ではオリコンの海外旅行保険総合ランキングで比較した(他社は契約数だけが基準で格付けされているため参考外)

保険料の比較では、代表例として「海外旅行で行きたい国」「今年行った海外渡航先」などで常に上位にあるハワイ・イタリア・アメリカ・メキシコに5日間行った際の保険料を比較した。

名称 三井住友
@とらべる
ジェイアイ
たびほ
損ジャ
オフ
HS損保
スマートU
AIU
旅行保険
au損保
あ・う・て
東京海上
旅行保険
エース
旅行保険
あいおい
eとらべる
傷害死亡
後遺障害
1,000万 1,000万 1,000万※ 1,000万 1,000万※ 500万 1,000万 1,000万 1,500万
治療/救援 1,000万 1,000万 1,000万※ 1,000万 2,000万※ 1,500万 3,000万 無制限 5,000万
疾病死亡 1,000万 1,000万 1,000万※ 1,000万 1,000万※ 500万円 1,000万 500万円 1,000万
個人賠償 1億 1億 1億※ 1億 1億※ 1億 1億 1億 3,000万
携行品損害 30万 30万 30万※ 30万 20万※ 30万円 10万円 10万円 40万円
航空機
手荷物
10万 1万 10万※ 10万 10万※ 10万 10万 (5万) 10万
航空機
遅延
- 1万※ 2万※ 3万※ 2万※ - 10万 (5万) -
オリコン 2位 3位 1位 8位 6位 ランク外 9位 7位 5位
ハワイ \2,140 \2,210 \2,360 \2,050 \4,730 \1,950 \4,120 \4,430 \2,760
イタリア \2,140 \2,210 \2,360 \2,260 \4,730 \1,950 \4,120 \4,430 \2,760
アメリカ \2,140 \2,210 \2,360 \2,050 \4,730 \1,950 \4,120 \4,430 \2,760
メキシコ \2,760 \2,560 \2,650 \2,260 \4,730 \1,950 \4,120 \4,430 \3,590
海外旅行保険の比較表(三井住友@トラベル・ジェイアイ・損保ジャパン・HS損保・AIU・au損保・東京海上・エース・あいおい)

上図で左から3番目のOFF!(オフ)だが、PAプランの場合には各種保険金額では特に他社比較して目立った点はなく、平均的な数字だ。前述した通り、通常は航空機遅延費用のみ取捨選択でき、フリープランでカスタマイズできる。航空機遅延はフリープランでは選択できないが、飛行機の関係で延泊しても2万円しか保険金が支払われないなら、不要と割り切るのも1つの手だ。

オリコンの評価は1位と最高クラスで、同社のHPでも掲示している。保険料の安さ・補償内容のカスタマイズ性の高さが影響しているのだろう。ノーマルプランの保険料で他社比較すれば最安値ではないが、カスタマイズすることで、保険料を1,000円強程度にまで節約できる。保険料の他社比較では実質は最安値という考え方もできる。

結論としては、カスタマイズするフリープランで保険料を削減したいならオススメできる。オリコンの満足度調査は実際に海外旅行保険を利用した人(事故を経験している人)が調査対象のため、同調査で一定の評価を得ていることから、いざという時も一定の信頼感はある。もちろん、どの担当者に当たるかで当たり・ハズレはあるだろうが。。。また、カスタイマイズならAIU保険でも可能で保険料も相当に削減できるため、そちらも併せて検討した方がいい。さらに、どうしても航空機遅延が必要な人、特にカスタマイズを考えずに平均的な補償内容で加入したい人だと、保険料の面からは他社の保険を検討した方がいいだろう。