三井住友海上 ネットde保険@とらべる/ 海外旅行保険の保険料・補償内容・サービスを評価 レビュー

三井住友海上 ネットde保険@とらべる
オススメ度:
3
保険会社:
三井住友海上火災保険
名称:
ネットde保険@とらべる ※特定手続用海外旅行保険
傷害死亡:
1,000万円
携行品損害:
30万円
オリコン:
2位(74.5点) / 10社中
特徴:
保険料に自信アリ!あなたの海外旅行を強力にバックアップ!

三井住友海上 ネットde保険@とらべるはヨーロッパ旅行なら保険料が割安!

三井住友海上 ネットde保険@とらべるは、インターネット専用の海外旅行保険で、Web上で契約締結まで完結できる。三井住友海上には店頭用の海外旅行保険も存在するが、保険料が高額になるため、こちらの方がお得だ。以下、概要を記載し他社の海外旅行保険と比較する。

三井住友海上火災 ネットde保険@とらべるの補償内容とサービス

まず保険料だが、前述した同社の店頭用の海外旅行保険よりも約49%割引されるのがポイントのようだ。さらに2回目以降の契約では5%割引が適用されるため確かに安い。ただし、他社比較(後述の図も参照)すると、渡航先の地域にもよるが最安値というわけではない。

補償内容はどうかというと、選択できる3つのプラン(タイプA・B・C)では一通り補償は揃っている。航空機遅延費用が選択できない点は物足りない印象だ。代わりに「ペット預け入れ延長費用」の補償があり、旅程が狂って延泊せざるを得ない場合にペットを預けたペットホテル等の追加費用が支払われる。支払われる保険金は、3つのプランでタイプCが最も高額になるが、他プランとは傷害死亡・後遺障害・治療費・疾病死亡・携行品損害のみで差異が発生する。携行品損害が50万円まで増額するのはCプランのみのため、タイプAで保険料の安さを追求するか、タイプCで若干ながら補償を拡大するかの選択になる。航空機預託手荷物遅延費用が増額されない点から考えれば、タイプAで十分といえるだろう。

次に、下図では各社の海外旅行保険を、補償内容(傷害死亡・治療費/救援者費用携行品損害航空機手荷物遅延費用航空機遅延費用など)の有無と保険金の上限で比較した。顧客満足度ではオリコンの海外旅行保険総合ランキングで比較した(他社は契約数だけが基準で格付けされているため参考外)

保険料の比較では、代表例として「海外旅行で行きたい国」「今年行った海外渡航先」などで常に上位にあるハワイ・イタリア・アメリカ・メキシコに5日間行った際の保険料を比較した。

名称 三井住友
@とらべる
ジェイアイ
たびほ
損ジャ
オフ
HS損保
スマートU
AIU
旅行保険
au損保
あ・う・て
東京海上
旅行保険
エース
旅行保険
あいおい
eとらべる
傷害死亡
後遺障害
1,000万 1,000万 1,000万※ 1,000万 1,000万※ 500万 1,000万 1,000万 1,500万
治療/救援 1,000万 1,000万 1,000万※ 1,000万 2,000万※ 1,500万 3,000万 無制限 5,000万
疾病死亡 1,000万 1,000万 1,000万※ 1,000万 1,000万※ 500万円 1,000万 500万円 1,000万
個人賠償 1億 1億 1億※ 1億 1億※ 1億 1億 1億 3,000万
携行品損害 30万 30万 30万※ 30万 20万※ 30万円 10万円 10万円 40万円
航空機
手荷物
10万 1万 10万※ 10万 10万※ 10万 10万 (5万) 10万
航空機
遅延
- 1万※ 2万※ 3万※ 2万※ - 10万 (5万) -
オリコン 2位 3位 1位 8位 6位 ランク外 9位 7位 5位
ハワイ \2,140 \2,210 \2,360 \2,050 \4,730 \1,950 \4,120 \4,430 \2,760
イタリア \2,140 \2,210 \2,360 \2,260 \4,730 \1,950 \4,120 \4,430 \2,760
アメリカ \2,140 \2,210 \2,360 \2,050 \4,730 \1,950 \4,120 \4,430 \2,760
メキシコ \2,760 \2,560 \2,650 \2,260 \4,730 \1,950 \4,120 \4,430 \3,590
海外旅行保険の比較表(三井住友@トラベル・ジェイアイ・損保ジャパン・HS損保・AIU・au損保・東京海上・エース・あいおい)

上図で1番左の三井住友海上「ネットde保険@とらべる(タイプA)」だが、傷害死亡・治療・疾病死亡などの保険金額では特に目立った数字はない。タイプCを選択することで、上図で1,000万円の箇所が3,000万円まで、携行品損害は50万円まで増額できる。ただし、その場合には保険料が1,000円以上値上がりしてしまう。また、補償内容では他社と異なり、航空機遅延がオプションでも付帯できない。他社でも上図の※印の海外旅行保険は選択可能なため、航空機遅延が欲しい人は要注意だ。

一方、オリコンの評価は2位と好評価だ。やはり保険料が目に見えて安く、店頭契約と同等のサービス(保険金額は元より、海外のサービスデスクなども利用可)が受けられるのが理由と考えられる。しかし、他社と保険料で比較すれば、決して最安値というわけではない。全地域でau損保が最安値だが、そのau損保を除くとイタリアの場合には他社より優位だが、それ以外の地域であればエイチエス損保の方が保険料は安い。保険額・選択の自由度から考えれば、他社の方が有利といえる。

結論としては、ヨーロッパ(イタリア)なら保険料の面から悪くない。ただし、航空機遅延費用を付帯させたい人、とにかく保険料の安さを追求する人は他社の海外旅行保険を検討するといいだろう。特にエイチエス損保・au損保・損保ジャパンのオフが代替候補になりうる。