T&Dフィナンシャル生命 生涯プレミアムワールド4/ 外貨建て終身保険の予定利率・保険金・保障を評価 レビュー

T&Dフィナンシャル生命 生涯プレミアムワールド4
オススメ度:
1
保険会社:
T&Dフィナンシャル生命
名称:
生涯プレミアムワールド4
通貨:
米ドル・豪ドル
支払方法:
一時払い
予定利率:
米2.5% 豪2.3%
特徴:
つかうお金とのこすお金を海外のお金で準備できる

T&Dフィナンシャル生命 生涯プレミアムワールド4は他社と比較すると?

生涯プレミアムワールド4はT&Dフィナンシャル生命の一時いの外貨建て終身保険で、金融機関窓口でのみ契約できる。金融機関は三菱UFJ・りそな銀行に加え各県の地方銀行・信用金庫、保険ショップのほけんの窓口でも契約できる。以下、生涯プレミアムワールド4の概要を記載し他社の保険と比較する。

この保険は一時払いで支払った円建ての保険料が外貨(米ドルor豪ドル)で運用され、契約者が死亡時には死亡保険金、解約時には解約返戻金が外貨で受け取れる保険だ。基本的な仕組みは他社と同じだが、金利により外貨建てで増加した分の取り扱い方によって2つのコースが設けられている。

T&Dフィナンシャル生命 生涯プレミアムワールド4の仕組み・予定利率・返戻率・解約返戻金(解約払戻金)・死亡保険金など

まず積立コースだが、金利により増えた外貨分は円に都度戻されて積立てられる。積立分は自分のために使うこともできるが、将来のことを考えて積み立て続けることもできる。積立部分は定期的に外貨から円に戻すため、戻す際に為替レートの影響を受けるが、円に戻した後は為替レートの影響を受けない。当然ながら本体(死亡保険金に該当する部分)は為替の影響を受け増減を繰り返す。死亡時に円高で損失することを防ぐために目標額と同額(100%)になった時点で円で確定することも可能だが、それをすると金利収入を生み出す本体が円に戻るため、積立は終了してしまい運用は終了となる。ある種のジレンマが発生してしまうことになる。

定期支払いコースは積立てではなく外貨から円に戻した分を毎年受け取ることになる。毎年同時期に受け取るため、定期支払い金の金額は為替レートによって金額が変動する。ほぼ同じ仕組みだが、保険会社に金利による増加分をプールしておくか否かの違いがあると考えておけばいい。

どちらのコースが有利不利はなく、基本的に好みで判断すればいい。注意すべきは金利分を円で確保しようとも、最終的に為替次第でトータルで損失が発生する可能性がある点だ。定期支払金を受け取っている最中は円安傾向で得をしても、いざ死亡保険金を受け取る際に円高なら損失が出る可能性がある。この点は死亡保険金を受け取る人に対しても、契約者から説明をしておく必要があるかもしれない。

次に下図では、各社の外貨建て終身保険(予定利率変動型)を選択できる通貨・契約できる年齢・予定利率の更改時期・支払い方法・死亡保険金の増減・為替手数料・予定利率・最低保証の予定利率等で比較した。いずれも為替レートの変動は度外視して計算している点に注意してほしい。また、参考までに苦情率(苦情数÷契約数 ※生命保険協会公表)を算出し顧客満足度面も考慮した。

名称 日本生命
GOLD2
第一F
プレゼント
メットライフ
スマート
メットライフ
Be with
三井住友
しあわせ
マスミュー
MS3
三井生命
フラット
明治安田
エブリ
TD
プレミア4
契約年齢 15~90歳 40~90歳 6~75歳 0~100歳 0~87歳 50~87歳 0~75歳 20~85歳 40~90歳
通貨 米豪 日米豪 米豪 米豪欧 米豪 米豪 米豪 米豪
為替手数料 50銭 50銭 50銭 50銭 50銭 50銭 25銭 50銭 50銭
支払方法 一時払 一時払 月払 一時払 一時払 一時払 月払 一時払 一時払い
予定利率
更改
10年 10-30年 毎月 毎月 10年 20-25年 毎月 10年 30年
死亡保険金
増減
漸増 2段増 一定 2段増 漸増 2段増 2段増 2段増 一定
苦情率 0.04% 0.07% 0.15% 0.15% 0.08% 0.25% 0.15% 0.07% 0.08%
予定利率
米ドル
2.8% 3.0% 3.2% 4.6% 2.8% 4.1% 3.2% 3.8% 2.5%
予定利率
豪ドル
2.3% 1.8% - 3.0% 2.3% 2.9% 3.2% 3.4% 2.3%
最低保証 0.01% 0.50% 3.0% 2.0% 0.01% 0.50% 1.5% 0.5%
外貨建て終身保険の比較表(日本生命エバー・第一フロンティア生命レシーブ・ギフト・メットライフ生命・Be with・三井住友プライマリー・マスミューチュアル生命・三井生命・メットライフ生命

上図で1番右のT&Dフィナンシャル生命 生涯プレミアムワールド4だが、まず契約できる年齢が40~90歳と他社よりも圧倒的に下限が低い。このタイプの保険の特性上、あまり若い世代が検討することはないだろうが、一応は抑えておきたい。選択できる通貨は米ドル・豪ドルで、保険料の支払いは一時払いのみとなっている。死亡保険金は前述の通り外貨建てで一定額で増えることはほぼ無く、予定利率も30年は据え置きとなっている。苦情率は社全体の数値だが他社よりも低めのため、商品説明や顧客対応などでも多少は安心感がある。

予定利率は現在は米ドルで2.5%、豪ドルで2.3%と他社と比較しても低い。特に米ドルは多くの他社が3%台にあることを考えれば物足りない。さらに豪ドルは贔屓目に見ても平均、他社よりも低い水準といっても差し支えない水準だ。積立利率だけでいえば、この保険を選ぶ理由にはならない。

結論としては年金の補完などとして検討している人がいるかもしれないが、特に得ではないためオススメできる保険ではない。特に保障面で優れた点もなく、積立利率も他社よりも高いわけでもない。この仕組みの保険がどうしても欲しい人でも、より利率の高い日本生命や三井生命を検討した方が賢明だろう。