三井生命 ドリームクルーズワイド/ 外貨建て終身保険の予定利率・保険金・保障を評価 レビュー

三井生命 ドリームクルーズワイド
オススメ度:
1
保険会社:
三井生命
名称:
ドリームクルーズワイド
通貨:
米ドル・豪ドル
支払方法:
月払い
予定利率:
米2.5% 豪2.5%
特徴:
外貨建での一生涯の保障をご希望の方に

三井生命 ドリームクルーズワイドは総合リスク保障プランが肝?

ドリームクルーズワイドは三井生命の月払いの外貨建て終身保険で、ドリームクルーズからリニューアルされた。これとは別にドリームクルーズプラスという生存給付金が受け取れるものもある。以下、ドリーム・クルーズ・ワイドの概要を記載し他社の保険と比較する。

まず、この保険は外貨建終身保険のため為替リスクがある点を抑えておきたい。仮に10年で死亡保険金でも解約返戻金でも20%増加したとしても、20%以上の円高になれば無意味だ。この保険の場合は保険料が月払いのためドルコスト平均法により一応は為替リスクが低減されるが、あくまで低減されるだけだ。長期的な円高になれば積立利率を加味しても損失が出る可能性がある。

三井生命 ドリームクルーズワイドの仕組み・予定利率・返戻率・解約返戻金(解約払戻金)・死亡保険金など

ドリームクルーズワイドはリニューアルによって米ドルが選択できるようになった他、基本保障プランと総合リスク保障プランを選択できるようになった。前者は一般的な外貨建終身保険で、死亡すると外貨建ての死亡保険金が受け取れ、為替動向次第では解約返戻金でも利益が出てくる仕組みだ。さらに死亡保険金は基本は外貨建てで一定額だが、15年後の利率見直し時に契約時よりも市場が高金利であれば死亡保険金は上乗せされる。

後者は主契約に前者と同じ死亡保険金があり、特約で別の保険が追加され積み立てられていくイメージだ。こちらは死亡で保険金が支払われるのではなく、三大疾病に罹患したり要介護2以上になると保険金が支払われる。メットライフのドルスマートでも似たような仕組みが採用されている。死亡せずとも費用が必要な場面で保険金が受け取れるというのが最大のメリットだ。特約部分だけで別途で積み立てられるため解約返戻金が別にあり、特約が不要になった場面で運良く円安なら特約だけ解約するという手もある。

ただ、こちらも当然ながら為替レート次第ではトータルで支払った保険料よりも少額の保険金になる可能性がある。さらに通常の医療保険などとは異なり、一度保険金が支払われると特約は消滅する。ガンで手術が成功して、その数年後に再発したとしても既に特約は消滅しているため、再び保険金が受け取れるわけではない。やはり餅は餅屋、医療保障の部分を真剣に考えているなら医療保険などを検討した方がいい。年齢の関係で医療保険の契約が難しい場合の止むを得ない手段と考えた方がいい。

次に下図では、各社の外貨建て終身保険(予定利率変動型)を選択できる通貨・契約できる年齢・予定利率の更改時期・支払い方法・死亡保険金の増減・為替手数料・予定利率・最低保証の予定利率等で比較した。いずれも為替レートの変動は度外視して計算している点に注意してほしい。また、参考までに苦情率(苦情数÷契約数 ※生命保険協会公表)を算出し顧客満足度面も考慮した。

名称 日本生命
GOLD2
第一F
プレゼント
メットライフ
スマート
メットライフ
Be with
三井住友
しあわせ
マスミュー
MS3
三井生命
ワイド
明治安田
エブリ
マニュライフ
こだわり
契約年齢 15~90歳 40~90歳 6~75歳 0~100歳 0~87歳 50~87歳 0~70歳 20~85歳 20~80歳
通貨 米豪 日米豪 米豪 米豪欧 米豪 米豪 米豪 米豪
為替手数料 50銭 50銭 50銭 50銭 50銭 50銭 25銭 50銭 50銭
支払方法 一時払 一時払 月払 一時払 一時払 一時払 月払 一時払 月払い
予定利率
更改
10年 10-30年 毎月 毎月 10年 20-25年 15年 10年 毎月
死亡保険金
増減
漸増 2段増 一定 2段増 漸増 2段増 一定 2段増 一定
苦情率 0.04% 0.07% 0.15% 0.15% 0.08% 0.25% 0.15% 0.07% 0.13%
予定利率
米ドル
2.8% 3.0% 3.2% 4.6% 2.8% 4.1% 2.5% 3.8% 3.4%
予定利率
豪ドル
2.3% 1.8% - 3.0% 2.3% 2.9% 2.5% 3.4% 2.7%
最低保証 0.01% 0.50% 3.0% 2.0% 0.01% 0.50% 1.5% 0.5% 2.0%
外貨建て終身保険の比較表(日本生命・第一フロンティア生命・メットライフ生命・三井住友プライマリー・マスミューチュアル生命・明治安田生命・三井生命・マニュライフ生命

上図で右から3番目の三井生命 ドリームクルーズワイドだが、選択できる通貨は米ドル・豪ドルで月払い(もしくは年払い)のみとなっている。契約年齢は上限が70歳までのため他社よりも厳しめではあるが、前述したように高齢の人が医療保険の代わりに使えなくもない。死亡保険金は基本的に一定額だが、現在よりも15年後に利率が現在よりも上なら増額される。とはいえ、それは神のみぞ知る領域のためアテにはしない方が賢明だ。苦情率は社全体の数値だが平均か他社よりも僅かに高く、商品内容の説明は元より顧客対応などでも一抹の安心感がある。

予定利率は現在は米ドルで2.5%で、豪ドルで2.5%と他社と比較しても低い。同じ月払いのメットライフやマニュライフと比較しても見劣りする水準だ。最低保証の利率も米ドル1.5%・豪ドル2.0%のため、一時払いの他社よりも高いが上述の2社よりも低い。利率重視なら厳しいが、豪ドルなら最低保証の利率が悪くないため長期的な視点でいえば安心はある。

結論としては、豪ドルコースなら一応は検討の余地があるかもしれない。ただ、今現在で豪ドルより金利が高い米ドルにしない理由があればの話しだ。他方で総合リスク保障プランで迷っているなら、あくまで医療保険(引受基準緩和型も含む)に契約できない場合のウルトラCとしてはアリかもしれない。一応、三大疾病・介護ではなく死亡でも特約部分は受け取れるため保険金を受け取り損なうことはないためだ。それでも為替変動を気にして保険金請求をためらう可能性もあるため、あまりオススメはできないが。。。