第一フロンティア生命 プレミアレシーブ(外貨建)/ 外貨建て終身保険の返戻率・予定利率・保険金・保障を評価 レビュー

第一フロンティア生命 プレミアレシーブ(外貨建)
オススメ度:
1
保険会社:
第一フロンティア生命
名称:
プレミアレシーブ(外貨建)
通貨:
米・ユーロ・豪ドル
支払方法:
一時払い
予定利率:
米1.76% 豪2.88%
特徴:
上手に使い、きちんと残す。大切なあなの資産を、より活かすために

第一フロンティア生命 プレミアレシーブは定期支払金に目がいくが!?

プレミアレシーブ(外貨建)は第一フロンティア生命の一時払いの外貨建て終身保険で、銀行などの金融機関を通じて契約できる。金融機関により名称が異なり、みずほ銀行だとプレミアレシーブM、りそな銀行だと安心一生涯という名称になるが中身は同一だ。また、外貨建てではないプレミアレシーブ(円建)も存在する。さらに健康告知不要のプレミアプレゼントもリリースされた。以下、プレミアレシーブ(外貨建)の概要を記載し他社の保険と比較する。

まず、この保険の仕組みを見ると最大の特徴は定期支払金といえる。しかし、これは特にプレミアレシーブに限ったものではなく、他社の保険でも同様の仕組みの保険はある。例えば、三井住友たのしみずっと日本生命ロングドリームゴールド2などがある。

第一フロンティア生命 プレミアレシーブの仕組み・予定利率・返戻率・解約返戻金(解約払戻金)・死亡保険金など

この定期支払金の仕組みだが、定期支払金の金額は予定利率に基づいて計算され、契約者は毎年一定額が受け取れる。あくまで死亡保険金を上回った分だけとなるため、一定の死亡保障を確保しながら公的年金の補完に利用できなくもない。ただ、その役割を保険に課すのは疑問だ(後述)

ちなみに予定利率に応じて増加するのは解約返戻金も同様で、国債などの債券市場が良好であれば解約返戻金でも利益が出る可能性がある。ただし、円建てのプレミアレシーブと異なり外貨建てのため、死亡保険金・定期支払い金は為替レートに大きく影響を受ける。仮に契約時からドル/円レートが10円の円高となれば、当初の目論見より10%分減額された額になる。

次に下図では、各社の外貨建て終身保険(予定利率変動型)を選択できる通貨・契約できる年齢・予定利率の更改時期・支払い方法・死亡保険金の増減・為替手数料・予定利率・最低保証の予定利率等で比較した。いずれも為替レートの変動は度外視して計算している点に注意してほしい。また、参考までに苦情率(苦情数÷契約数 ※生命保険協会公表)を算出し顧客満足度面も考慮した。

名称 日本生命
GOLD2
第一F
プレゼント
第一F
レシーブ
メットライフ
Be with
三井住友
しあわせ
マスミュー
MS3
三井生命
フラット
明治安田
エブリ
アクサ
アップサイド
契約年齢 15~90歳 40~90歳 0~85歳 0~100歳 0~87歳 50~87歳 0~75歳 20~85歳 0~80歳
通貨 米豪 日米豪 米欧豪 米豪 米豪欧 米豪 米豪 米豪 米豪
為替手数料 50銭 50銭 50銭 50銭 50銭 50銭 25銭 50銭 50銭
支払方法 一時払 一時払 一時払 一時払 一時払 一時払 月払 一時払 一時払い
予定利率
更改
10年 10-30年 10年 毎月 10年 20-25年 毎月 10年 5-15年
死亡保険金
増減
漸増 2段増 一定 2段増 漸増 2段増 2段増 2段増 変動
苦情率 0.04% 0.07% 0.15% 0.15% 0.08% 0.25% 0.15% 0.07% 0.13%
予定利率
米ドル
2.8% 3.0% 3.2% 4.6% 2.8% 4.1% 3.2% 3.8% 2.0%
予定利率
豪ドル
2.3% 1.8% 2.6% 3.0% 2.3% 2.9% 3.2% 3.4% 1.9%
最低保証 0.01% 0.50% 0.55% 2.0% 0.01% 0.50% 1.5% 0.5%
外貨建て終身保険の比較表(日本生命エバー・第一フロンティア生命プレミアレシーブ・プレゼント・メットライフ生命・Be with・三井住友プライマリー・マスミューチュアル生命・三井生命・メットライフ生命

上図で左から3番目の第一フロンティア生命 プレミアレシーブだが、選択できる通貨は米ドル・ユーロ・豪ドルの3つとなっている。しかし、現在のユーロの予定利率が低く募集を停止している。契約できる年齢幅は0~85歳で上限は他社と大差はないが、下限が0歳のため若いうちから契約(もしくは子供・孫名義で契約)も可能だ。死亡保険金は前述の通り、あくまで一定に保つことに主眼置かれているため大した意味を持たず、特に得をするわけではない。

予定利率は米ドルで3.2.7%と現在はなっているが、他社と比較して明らかに劣る水準だ。豪ドルは悪くはないが決して他社よりも高い水準ではない。これは定期支払い金があるのが原因だ。定期支払金がなければ得られたお得さは、定期支払金の分だけ逃していることになる。

結論としては、定期支払金が魅力的に映るかもしれないが、実質的に他社より低い利率にされているためイマイチの保険といえる。逃すだけならまだしも、雑所得として税金も課されるため、逃した以上に損をしているともいえる。これなら死亡保障に限った終身保険に加入して、残りを投資信託・社債・外債などにして年金の補完をした方がいい。どうしても定期支払い金が欲しければ、まだ数字が優秀な三井生命のものを選んだ方がいい。また、そもそも仕組みが分かりやすいと言い難い保険で、現在50歳・60歳だと数年後ならともかく、数十年後に仕組みを覚えていて再び理解できるかは大いに疑問だ。そうなると解約返戻金・死亡保険金が少ないと感じたりする可能性も出てくる。その意味でも不安がある保険と言わざるを得ないだろう。