メットライフ生命 ドルスマート/ 外貨建て終身保険の予定利率・保険金・保障を評価 レビュー

メットライフ生命 ドルスマート
オススメ度:
4
保険会社:
メットライフ生命
名称:
ドルスマート(ドルスマートS)
通貨:
米ドル
支払方法:
月払い・年払い
予定利率:
米3.21%
特徴:
死亡保障で万が一に備えながらUSドルで資産運用

メットライフ生命 ドルスマートは月払いなら最も優秀な保険か!?

ドルスマートはメットライフ生命の外貨建て終身保険で、メットライフ生命の窓口か各金融機関の窓口でのみ契約できる。メガバンク三行の他に、横浜銀行・北洋銀行などの各県の地銀・信金でも契約ができる。基本的な保障は同一で三大疾病介護特約が付加できるドルスマートSもあり、さらに保険料が一時払いのビーウィズユーという商品もある。以下、ドルスマート(ドルスマートS)の概要を記載し他社の保険と比較する。

まず、外貨建て終身保険の仕組みだが、この保険は契約者が日本円で毎月支払う保険料を保険会社が外貨で運用し、契約者が死亡したら保険金が受け取れる仕組みだ。一時払いではなく月払いで円高局面でも円安局面でも保険料を支払うため、ドルコスト平均法により気休めレベルだが為替リスクが低減される。

メットライフ生命 ドルスマートの仕組み・予定利率・返戻率・解約返戻金(解約払戻金)・死亡保険金など

その上で、ドルスマートの場合は基本プランと低解約返戻金プランのどちらかを選ぶことになる。後者の方が保険料は基本プランよりも安く得だが、保険料を支払い終えるまでの間に解約すると受け取れる解約返戻金が基本プランよりも少ない。基本プランよりも概ね20~30%は減額されるため、万が一にも解約しない心構えと家計への負担を考慮しておく必要がある。

保険料の払い込み完了後は、死亡保険金は積立利率が3.5%を常に超えてこない限りは一定額だが、解約返戻金は積立利率に応じて増えていく。積立利率が3%だと15年後には解約返戻率は110%になり、さらに為替が円安なら一段と解約返戻率が上昇することになる。他社の外貨建て終身保険では積立利率は諸外国の金利情勢に左右されるが、この保険は最低利率で3.0%を保証しているため確実に増えていくのが最大のメリットといえる。ただし、増えていくといっても外貨建てであり、円に換算すると為替レート次第では損になる可能性もある。

ちなみにドルスマートSでは三大疾病・介護特約が付加でき、三大疾病に罹患するか要介護2以上になると死亡前でも保険金が受け取れる。治療・介護が長期間に及ぶことを考えれば有用な特約だが、保険料は僅かに上昇し返戻率も下がるため十二分に検討した後に付加するか考えた方がいい。

次に下図では、各社の外貨建て終身保険(予定利率変動型)を選択できる通貨・契約できる年齢・予定利率の更改時期・支払い方法・死亡保険金の増減・為替手数料・予定利率・最低保証の予定利率等で比較した。いずれも為替レートの変動は度外視して計算している点に注意してほしい。また、参考までに苦情率(苦情数÷契約数 ※生命保険協会公表)を算出し顧客満足度面も考慮した。

名称 日本生命
GOLD2
第一F
プレゼント
メットライフ
スマート
メットライフ
Be with
三井住友
しあわせ
マスミュー
MS3
三井生命
フラット
明治安田
エブリ
マニュライフ
こだわり
契約年齢 15~90歳 40~90歳 6~75歳 0~100歳 0~87歳 50~87歳 0~75歳 20~85歳 20~80歳
通貨 米豪 日米豪 米豪 米豪欧 米豪 米豪 米豪 米豪
為替手数料 50銭 50銭 50銭 50銭 50銭 50銭 25銭 50銭 50銭
支払方法 一時払 一時払 月払 一時払 一時払 一時払 月払 一時払 月払い
予定利率
更改
10年 10-30年 毎月 毎月 10年 20-25年 毎月 10年 毎月
死亡保険金
増減
漸増 2段増 一定 2段増 漸増 2段増 2段増 2段増 一定
苦情率 0.04% 0.07% 0.15% 0.15% 0.08% 0.25% 0.15% 0.07% 0.13%
予定利率
米ドル
2.8% 3.0% 3.2% 4.6% 2.8% 4.1% 3.2% 3.8% 3.4%
予定利率
豪ドル
2.3% 1.8% - 3.0% 2.3% 2.9% 3.2% 3.4% 2.7%
最低保証 0.01% 0.50% 3.0% 2.0% 0.01% 0.50% 1.5% 0.5% 2.0%
外貨建て終身保険の比較表(日本生命・第一フロンティア生命・メットライフ生命・三井住友プライマリー・マスミューチュアル生命・明治安田生命・三井生命・マニュライフ生命

上図で左から3番目のメットライフ生命 ドルスマートだが、選択できる通貨は米ドルのみで豪ドルなどでは契約できない。前述の通り保険料の支払い方法は月払い(正確には半年払い・年払いも可能)だ。他社では一時払いの外貨建て終身保険が主流のため、貴重な存在といえるだろう。死亡保険金は基本的に一定額で、一段と増加するには金利が相当に上昇していく必要がある。苦情率は社全体の数値だが、平均か他社よりも僅かに高めのため、商品内容の理解は元より顧客対応などでも一抹の安心感がある。

予定利率は現在は3.2%で、他社と比較すると僅かに高い部類に入る。ドルスマートの場合は契約後も利率は毎月見直しされるため、契約後に3.2%を下回る可能性もある。ただ、最低保証で3.0%が確保されるため、これからアメリカの経済情勢が悪化して利下げに走るような場面であっても3%は確保されるため心強い。

結論としては、月払い・年払いでの外貨建て終身保険を探している人にはオススメできそうだ。マニュライフでも悪くないが、一時払いとは異なり長期間の運用となるため最低保証がある分だけ安心感が違う。もちろん、最低保証があるとはいえ、外貨建てのため為替レート次第では積立利率による利益が全て吹き飛ぶ可能性がある点は忘れずにおきたい。また、米ドルではなく豪ドルで探している人は他社の保険を検討した方がいいだろう。