日本生命 ロングドリームGOLD2/ 外貨建て終身保険の予定利率・保険金・保障を評価 レビュー

日本生命 ロングドリームGOLD2
オススメ度:
1
保険会社:
日本生命
名称:
ロングドリームGOLD2
通貨:
米ドル・豪ドル
支払方法:
一時払い
予定利率:
米2.83% 豪2.39%
特徴:
外貨っていいね、選べるっていいね

日本生命 ロングドリームGOLD2は他社と比較すると利率が!?

ロングドリームGOLD2は日本生命の一時払いの外貨建て終身保険で、金融機関窓口でのみ契約できる。三菱UFJ銀行の他に、横浜銀行・北洋銀行などの各県の地方銀行・信用金庫でも契約ができる。内容が同一だが別名称の外貨建て終身保険「えらべるドリーム」があり、こちらはみずほ銀行で契約ができる。以下、ロングドリームGOLD2の概要を記載し他社の保険と比較する。

一時払い外貨建て終身保険は契約者が日本円で保険料を一括で支払って、それを保険会社が外貨で運用した後、契約者が死亡したら保険金が受け取れる仕組みになっている。ロングドリームGOLD2の場合は、この一般的なパターンを「ふやすタイプ」とし、運用して増加した分を給付金で受け取れるパターンを「うけとるタイプ」としている。後者から前者への変更は可能だが、その逆は不可能だ。ふすタイプでも為替リスクがあるが、うけとるタイプだと利率による増加分を削るため、円高時のクッションが無くなる。そのため死亡保険金にかかる為替変動リスクは大きくなり円高時に死亡保険金を受け取ると想定以上に少ない額になる可能性が増す。

日本生命 ロングドリームGOLD2の仕組み・予定利率・返戻率・解約返戻金(解約払戻金)・死亡保険金など

タイプの選択後は、自分で設定できる目標(105~200%)を到達するか、自分の都合で「のこすコース」「つかうコース」に変更もできる。急速に円安になり大きな利益が見込める場合等は、のこすコースに変更することで外貨から円に換えて、為替で増えた分を確定できる。また、保険金受け取り人である妻に先立たれた場合等、死亡保険が不要になったなら、つかうコースに変更して円で年金のように定期的に解約返戻金を受け取ることができる。この場合は終身保険は解約となるため、死亡しても死亡保険金は受け取れない点に注意したい。

それ以外の注意点は他社の外貨建て終身保険と同様で、為替と金利のリスクが挙げられる。死亡保険金が金利分だけ増えるといっても、あくまで外貨でいうことだ。仮に金利2%分増えたとしても、為替が2%以上円高になれば意味は無い。むしろ円高の程度によっては損になる可能性もある。また、増える源泉となる金利も米国・豪州の経済情勢によるため、10年後の利率の更改時に0.1%になっている可能性も無くはない。円建ての終身保険でない以上は、為替と金利のリスクが内包されている点を忘れずにおきたいところだ。

次に下図では、各社の外貨建て終身保険(予定利率変動型)を選択できる通貨・契約できる年齢・予定利率の更改時期・支払い方法・死亡保険金の増減・為替手数料・予定利率・最低保証の予定利率等で比較した。いずれも為替レートの変動は度外視して計算している点に注意してほしい。また、参考までに苦情率(苦情数÷契約数 ※生命保険協会公表)を算出し顧客満足度面も考慮した。

名称 日本生命
GOLD2
第一F
プレゼント
メットライフ
スマート
メットライフ
Be with
三井住友
しあわせ
マスミュー
MS3
三井生命
フラット
明治安田
エブリ
マニュライフ
こだわり
契約年齢 15~90歳 40~90歳 6~75歳 0~100歳 0~87歳 50~87歳 0~75歳 20~85歳 20~80歳
通貨 米豪 日米豪 米豪 米豪欧 米豪 米豪 米豪 米豪
為替手数料 50銭 50銭 50銭 50銭 50銭 50銭 25銭 50銭 50銭
支払方法 一時払 一時払 月払 一時払 一時払 一時払 月払 一時払 月払い
予定利率
更改
10年 10-30年 毎月 毎月 10年 20-25年 毎月 10年 毎月
死亡保険金
増減
漸増 2段増 一定 2段増 漸増 2段増 2段増 2段増 一定
苦情率 0.04% 0.07% 0.15% 0.15% 0.08% 0.25% 0.15% 0.07% 0.13%
予定利率
米ドル
2.8% 3.0% 3.2% 4.6% 2.8% 4.1% 3.2% 3.8% 3.4%
予定利率
豪ドル
2.3% 1.8% - 3.0% 2.3% 2.9% 3.2% 3.4% 2.7%
最低保証 0.01% 0.50% 3.0% 2.0% 0.01% 0.50% 1.5% 0.5% 2.0%
外貨建て終身保険の比較表(日本生命・第一フロンティア生命・メットライフ生命・三井住友プライマリー・マスミューチュアル生命・明治安田生命・三井生命・マニュライフ生命

上図で1番左の日本生命 ロングドリームゴールド2だが、選択できる通貨は多くの他社と同様に米ドルと豪ドルとなっている。契約できる年齢は90歳までと他社より少し広めだが、90歳手前からの契約は現実的ではないだろう。死亡保険金は契約初期は一時払い保険料と同額程度に抑えられ、その後は外貨で換算して漸増していく。苦情率は生保レディの努力なのか他社よりも低めのため、顧客対応などは一応は安心感がある。

予定利率は現在は米ドルで2.8%、豪ドルで2.3%となっている。どちらも他社と比較して平均か少し低めの水準となっている。さらに最低保証の利率も他社よりも低く、最低限という感じだ。金利面では他社よりもメリットがあるとは言い難い。

結論としては、利率からすると外貨建て終身保険としてはイマイチだ。一応、うけとるコースのような給付金パターンが無い保険会社もあるが、それだけでは選ぶメリットにはなり得ない。保障面でも特に特約で他社よりも秀でたものがあるわけではない。特にニッセイを選ぶこだわりが無いのであれば、他社の外貨建て終身保険も検討した方がいいだろう。