第一フロンティア生命 プレミアプレゼント/ 外貨建て終身保険の予定利率・保険金・保障を評価 レビュー

第一フロンティア生命 プレミアプレゼント
オススメ度:
2
保険会社:
第一フロンティア生命
名称:
プレミアプレゼント
通貨:
米ドル・豪ドル
支払方法:
一時払い
予定利率:
米3.03% 豪1.83%
特徴:
健康告知なしで90歳まで加入できる

プレミアプレゼントは健康告知不要の外貨建終身保険の中では?

プレミアプレゼントは第一フロンティア生命の一時払いの外貨建て終身保険で、金融機関の窓口でのみ契約できる。横浜銀行・北洋銀行などの各県の地方銀行・信用金庫の他、一部の証券会社でも契約ができる。同一内容で別名称の保険として「四国の絆」「安心ひこうせん」「新プレミアギフトM」がある。それぞれ四国の四銀行、りそな銀行、みずほ銀行で契約できる。以下、プレミアプレゼントの概要を記載し他社の保険と比較する。

まず、一時払い外貨建て終身保険の仕組みだが、この保険では契約者が日本円で一括で支払った保険料を保険会社が外貨で運用し、契約者が死亡したら保険金が受け取れる仕組みになっている。概ね他社と同じ仕組みだが、プレミアプレゼントの場合には健康告知なしのためか契約から2年間の待機期間がある。

第一フロンティア生命 プレミアプレゼントの仕組み・予定利率・返戻率・解約返戻金(解約払戻金)・死亡保険金など

この保険は契約者の健康告知が不要のため、がんに罹患していようと何であろうと契約できるというメリットがある。ただ、契約から2年間は死亡しても死亡保険金は、支払った保険料・積立金額・解約返戻金のうち最も金額が大きいものとなる。それなら損は無いと思うかもしれないが、円から外貨に換えているため、死亡時が契約時よりも円高であれば為替分だけ損をする。また、2%の金利が付いているとはいえ、円から外貨へ換える際には為替手数料が発生する。そのため、契約から2年内に死亡したなら基本的には損をすると考えておいた方がいい。

このリスクを回避するには「2年間死亡時円保証特約」を付加すればいい。この特約によって2年間は支払った保険料が日本円で死亡保険金として確保されるため、上述の為替リスクが無くなる。ただ、この特約を付加すると2年経過後の増加分が目減りするデメリットがある。これは2年間は運用しないわけではなく為替ヘッジをしている分の費用を保険会社が負担しているためと考えればいい。

それ以外の注意点は他社の外貨建て終身保険と同様だが、為替以外に金利のリスクを考えておく必要がある。金利は解約返戻金・死亡保険金が増える源泉となるが、金利は米国・豪州の経済情勢により各国の中央銀行が決定する。そのため10年後の積立利率の更改時に0.1%になる可能性も否定はできない。保険とはいえ為替差損と相まって損失が出る可能性があることは頭の片隅に入れておく必要がある。

次に下図では、各社の外貨建て終身保険(予定利率変動型)を選択できる通貨・契約できる年齢・予定利率の更改時期・支払い方法・死亡保険金の増減・為替手数料・予定利率・最低保証の予定利率等で比較した。いずれも為替レートの変動は度外視して計算している点に注意してほしい。また、参考までに苦情率(苦情数÷契約数 ※生命保険協会公表)を算出し顧客満足度面も考慮した。

名称 日本生命
GOLD2
第一F
プレゼント
メットライフ
スマート
メットライフ
Be with
三井住友
しあわせ
マスミュー
MS3
三井生命
フラット
明治安田
エブリ
マニュライフ
こだわり
契約年齢 15~90歳 40~90歳 6~75歳 0~100歳 0~87歳 50~87歳 0~75歳 20~85歳 20~80歳
通貨 米豪 日米豪 米豪 米豪欧 米豪 米豪 米豪 米豪
為替手数料 50銭 50銭 50銭 50銭 50銭 50銭 25銭 50銭 50銭
支払方法 一時払 一時払 月払 一時払 一時払 一時払 月払 一時払 月払い
予定利率
更改
10年 10-30年 毎月 毎月 10年 20-25年 毎月 10年 毎月
死亡保険金
増減
漸増 2段増 一定 2段増 漸増 2段増 2段増 2段増 一定
苦情率 0.04% 0.07% 0.15% 0.15% 0.08% 0.25% 0.15% 0.07% 0.13%
予定利率
米ドル
2.8% 3.0% 3.2% 4.6% 2.8% 4.1% 3.2% 3.8% 3.4%
予定利率
豪ドル
2.3% 1.8% - 3.0% 2.3% 2.9% 3.2% 3.4% 2.7%
最低保証 0.01% 0.50% 3.0% 2.0% 0.01% 0.50% 1.5% 0.5% 2.0%
外貨建て終身保険の比較表(日本生命・第一フロンティア生命・メットライフ生命・三井住友プライマリー・マスミューチュアル生命・明治安田生命・三井生命・マニュライフ生命

上図で左から2番目の第一フロンティア生命 プレミアプレゼントだが、契約できる年齢は40歳からと上限が厳しい点に一応は注意が必要だろう。選択できる通貨は米ドル・豪ドルの他に日本円がある。低金利の日本円を選択するメリットは薄いが、予算の全額を外貨にせず一部だけ日本円で契約して為替リスクを減らすという手も無くはない。死亡保険金は前述の通り2年間のブランクがあり、その後に増えていく仕組みになっている。苦情率は社全体の数値だが他社よりも高くはないため、顧客対応などは一定の安心感がある。

予定利率は現在は米ドルで3.0%、豪ドルで1.8%となっている。他社と比較して米ドルは平均か少し低めの水準だが、豪ドルは明らかに他社よりも劣る水準だ。豪ドルは回避した方が賢明だろう。また、最低保証の利率も他社よりも決して高いとは言い難い。金利面では他社よりも明らかにメリットがあるとは言い難い。

結論としては、健康告知不要の外貨建終身保険を探しているなら一応は検討の余地がある保険だ。2年間の空白期間(完全な空白ではないが)を考慮すると、今からでも最低は2年間は生存し、可能な限り長生きをしつつ為替が円安に振れている時に死亡するという、何とも都合の良い条件が付くが。。。そうでないなら他社の予定利率が高いものか、保障が厚いものを検討した方がいいだろう。