マニュライフ生命 こだわり外貨終身/ 外貨建て終身保険の予定利率・保険金・保障を評価 レビュー

マニュライフ生命 こだわり外貨終身
オススメ度:
2
保険会社:
マニュライフ生命
名称:
こだわり外貨終身
通貨:
米ドル・豪ドル
支払方法:
月払い
予定利率:
米3.4% 豪2.7%
特徴:
外貨で備えるという考え方

マニュライフ生命 こだわり外貨終身は米ドルであれば悪くない?

こだわり外貨終身はマニュライフ生命の外貨建て終身保険で、マニュライフ生命の窓口の他に各金融機関や保険代理店で契約できる。同社には「みらいにつながる終身保険」という外貨建て終身もあるが、こだわり外貨終身の方が新しい商品となる。以下、こだわり外貨終身の概要を記載し他社の保険と比較する。

まず、この保険の仕組みを抑えておきたい。契約者は毎月の保険料を日本円で支払い、それを保険会社が外貨で運用して積み立てていく。そして死亡時には死亡保険金、解約時には解約返戻金が外貨で受け取れる。保険料が一時払いではなく月払いのため、一応はドルコスト平均法により為替リスクが多少なりとは軽減される。

マニュライフ生命 こだわり外貨終身の仕組み・予定利率・返戻率・解約返戻金(解約払戻金)・死亡保険金など

死亡保険金は基本的に外貨建てで一定額で、保険料の払い込み完了後に積立利率が想定以上に高いか高止まりしている場合のみ増額される。解約返戻金は滑らかに右肩上がりで増加していき、外貨建てではトータルで支払った保険料を保険料払い込み完了後には上回る。ただし、いずれも外貨建てのため円高になっていれば利率を加味しても損失が出る可能性は十分にある。

注目すべきは三大疾病(がん・心筋梗塞・脳卒中)になると保険料の支払いが免除される特約だろうか。この特約自体は多くの他社にもあるため珍しくはないが、保険料が免除された段階で解約返戻金も将来支払ったと想定された分だけ増額されるのはあまり無い。死亡せずとも解約返戻金を受け取ることで三大疾病罹患時の治療費に充てられることになる。

ただ、微妙に仕組みが異なるが三井生命メットライフにも同様の仕組みが存在する。三井生命・メットライフだと解約返戻金の増額だけではなく保険金が支払われることもある。さらに三大疾病だけでなく要介護度2以上もカバーされる。今では他社と比較すると少し物足りない感があるかもしれない。

次に下図では、各社の外貨建て終身保険(予定利率変動型)を選択できる通貨・契約できる年齢・予定利率の更改時期・支払い方法・死亡保険金の増減・為替手数料・予定利率・最低保証の予定利率等で比較した。いずれも為替レートの変動は度外視して計算している点に注意してほしい。また、参考までに苦情率(苦情数÷契約数 ※生命保険協会公表)を算出し顧客満足度面も考慮した。

名称 日本生命
GOLD2
第一F
プレゼント
メットライフ
スマート
メットライフ
Be with
三井住友
しあわせ
マスミュー
MS3
三井生命
フラット
明治安田
エブリ
マニュライフ
こだわり
契約年齢 15~90歳 40~90歳 6~75歳 0~100歳 0~87歳 50~87歳 0~75歳 20~85歳 20~80歳
通貨 米豪 日米豪 米豪 米豪欧 米豪 米豪 米豪 米豪
為替手数料 50銭 50銭 50銭 50銭 50銭 50銭 25銭 50銭 50銭
支払方法 一時払 一時払 月払 一時払 一時払 一時払 月払 一時払 月払い
予定利率
更改
10年 10-30年 毎月 毎月 10年 20-25年 毎月 10年 毎月
死亡保険金
増減
漸増 2段増 一定 2段増 漸増 2段増 2段増 2段増 一定
苦情率 0.04% 0.07% 0.15% 0.15% 0.08% 0.25% 0.15% 0.07% 0.13%
予定利率
米ドル
2.8% 3.0% 3.2% 4.6% 2.8% 4.1% 3.2% 3.8% 3.4%
予定利率
豪ドル
2.3% 1.8% - 3.0% 2.3% 2.9% 3.2% 3.4% 2.7%
最低保証 0.01% 0.50% 3.0% 2.0% 0.01% 0.50% 1.5% 0.5% 2.0%
外貨建て終身保険の比較表(日本生命・第一フロンティア生命・メットライフ生命・三井住友プライマリー・マスミューチュアル生命・明治安田生命・三井生命・マニュライフ生命

上図で1番右のマニュライフ生命 こだわり外貨終身だが、選択できる通貨は米ドル・豪ドルで月払いのみとなっている。同じ月払いにはメットライフや三井生命があるが、その他の大半は一時払いのため貴重な存在といえる。死亡保険金は前述の通り基本的に契約時から一定額で、よほどのことがない限りは増額はない。苦情率は社全体の数値だが他社よりも高めのため、商品説明は元より顧客対応などでも多少の不安感がある。

予定利率は毎月変更で、現在は米ドルで3.4%、豪ドルで2.7%となっている。他社と比較して米ドルは高い部類に入るが豪ドルは他社よりも見劣りする。同じ月払いのものと比較すると、米ドルではメットライフ・三井生命よりも高い一方、豪ドルでは三井生命よりも低い。ただ、最低保証の利率が三井生命よりも高いため、そのあたりをどう考えるかということになりそうだ。

結論としては、米ドルであれば予定利率からして悪くないだろう。豪ドルだと他社も検討した方がいいが、いかんせんメットライフの月払いは豪ドルがないため必然的に三井生命と天秤にかけることになる。また、三大疾病特約は考え方次第だが、基本的には死亡に備える保険だけに付加しないのが王道といえる。三大疾病に備えるなら医療保険などを検討するのが筋だろう。