ソニー損害保険 総合自動車保険 Type S/ 自動車保険の保険料・補償内容・サービスを評価 レビュー

ソニー損害保険
オススメ度:
3
保険会社:
ソニー損害保険
名称:
総合自動車保険 Type S
免許割引:
ゴールド免許で10%割引
走行距離:
3,000km以下~無制限の7区分で割引
オリコン:
1位(75.8点) / 17社中
特徴:
安心をもっと安く。「通販型」自動車保険で売上No1。

ソニー損保 総合自動車保険は保険料と事故対応にバランスを求めるなら!

ソニー損保は通販型(ネット申込)の自動車保険で、売上トップを15年連続で達成している。ネット自動車保険の草分け的な存在であり、いち早く走行距離による保険料の割引を開始したことで知られる。以下で同社の自動車保険の概要を記載し他社と比較する。

まず走行距離割引だが、現在では他社も追随しており特に珍しくはない。ただ、ソニー損保の場合には、実際の走行距離が契約時を超えたor短かった場合の対応で他社と差がある。他社では差額を支払ったり次回の契約更新で距離区分が変更されるが、ソニー損保には超えても「こえても安心サービス」と「くりこし割引」がある。

ソニー損害保険 総合自動車保険 Type Sの保険料の仕組み・ロードサービスなどのサービス

まず年間走行距離が超えた場合は、1年目は差額の支払いと次回更新で年間走行距離が変更(保険料アップ)される。しかし、2年目以降であれば「こえても安心サービス」が適用され連絡不要で差額の保険料も請求されない。逆に走行距離が1,000km以上も短ければ、くりこし割引で差額分が保険料から差し引かれる。

ちなみに、こえても安心が適用されないケースは業務用・前年が他社契約・前年より短い距離区分を選択の3つのケースがある。最後のケースには一応は注意が必要だ。例えば前年は8,000km走行したため9,000km以下で契約していたが、今年は走行距離が短くなると予想して7,000km以下で契約したケースが当てはまる。

また、年間走行距離の区分が7つと他社よりも細かい点も抑えておきたい。走行距離以外を同条件だと保険料は5,000kmと7,000kmで約3,000円、5,000kmと9,000kmで約6,000円は安くなる。11,000km以下の距離区分が細かいため、走行距離が他社だと境目にいる人はソニー損保で恩恵が受けられる可能性がある。保険料以外では、2017年7月以降はバッテリー上がりの応急作業が無制限から年1回に減るなどの改悪もしている。

下図では各社の自動車保険を、対人賠償対物賠償人身傷害・バッテリー上がり・レッカー移動の距離等の補償内容と保険料で比較した。顧客満足度ではオリコンの自動車保険総合ランキング、国際的な調査機関のJDパワーの事故対応満足度、参考までに苦情数で比較した。保険料は21~60歳でプリウスで、自動車輸送統計調査を元に年間平均走行距離を9,000キロでシミュレーション比較した。21歳のみブルー免許で他はゴールド免許とし、保険料を節約するため車両保険搭乗者保険は無しとした。

名称 ソニー損保
Type S
アクサ
ダイレクト
三井
ダイレクト
チューリッヒ
ネット専用
イーデザイン
損保
セゾン
おとなの
自動車保険
SBI損保 東京海上
トータルA
損ジャ
日本興亜
対人賠償
対物賠償 減額可 減額可 減額可 減額可
人身傷害 車内or車外 車内or車外 車内or車外 車内or車外 車内or車外 車内or車外 車内or車外 車内or車外 車内or車外
バッテリー
上がり

期間中1回

期間中1回

期間中1回

期間中1回

期間中1回
レッカー
距離

50km

35km

50km

100km

60km
○ ※
300km

50km

100km

180km
ゴールド
免許割引
走行距離 - -
オリコン 1位 6位 7位 2位 4位 3位 12位 8位 11位
JDパワー 3位 8位 9位 1位 5位 6位 11位 2位 4位
苦情数 5,497件 2,258件 735件 1,486件 2,264件 976件 3,160件 11,781件 19,014件
21歳 \76,820 \65,710 \55,900 \65,500 \74,840 \73,130 \54,250 \81,450 \74,500
30歳 \36,460 \26,790 \28,760 \17,600 \31,910 \40,220 \24,070 \47,730 \43,190
40歳 \36,330 \26,070 \25,840 \19,960 \32,380 \31,400 \24,340 \43,690 \37,420
50歳 \36,380 \27,880 \25,120 \19,900 \34,240 \29,000 \23,730 \44,660 \37,690
60歳 \37,380 \29,750 \28,290 \20,650 \34,240 \31,110 \26,650 \48,010 \41,460
自動車保険の比較表(ソニー損保・アクサ・三井ダイレクト・チューリッヒ・イーデザイン損保・セゾンおとなの自動車保険・SBI損保・東京海上・損保ジャパン日本興亜)

上図で一番左のソニー損保だが、補償面では対物補償の減額が可能で、その分だけ保険料を削れる。ただ、事故のことを考えると無制限にした方が無難だ。また、他社同様に車内のみ(搭乗中のみ)か車外での交通事故での補償を受けるかを選択できる。満足度調査ではオリコンでは1位で優秀だが、JDパワー調査の事故対応満足では3位と他社に遅れをとっている。しかし、かつては9位などの下位にいたことを考えれば、ここ数年で改善されたと考えてもいいだろう。

保険料のシミュレーション比較では、走行距離が平均距離の場合には他社よりも明らかに高額だ。特に同じネット系の自動車保険とは比べるまでもない差がある。やはり、走行距離が3,000~5,000キロあたりでなければ、保険料面でのメリットは薄そうだ。とはいえ、年齢が上昇しても保険料が増額されず同額に近い点は評価できなくはない。

結論としては、走行距離が短い人か保険料と事故対応のバランスを求める人にはオススメできそうだ。走行距離が短いといっても7,000~9,000キロぐらいだと他社の方が保険料が安いだろう。後者だとすると年間1万円程度は多めに支払うのが許せるかどうかという点が焦点となる。もちろん事故対応の評判が良さそうとはいえ、担当者が誰になるかは運次第のため、過度な期待は持たない方が精神衛生上も良いだろう。