JA共済 クルマスター/ 自動車保険の保険料・補償内容・サービスを評価 レビュー

JA共済 クルマスター
オススメ度:
2
保険会社:
JA共済(全国共済農業協同組合連合会)
名称:
クルマスター(家庭用自動車共済)
免許割引:
ゴールド免許で割引
走行距離:
割引なし
オリコン:
対象外 / 17社中
特徴:
安心の充実保障と頼れるサービスが、納得の共済掛金で

JA共済 クルマスターは意外と掛金(保険料)は他社より安めになる可能性も!

JA共済は、農協という略称でも知られているJAの中で共済(≒保険)分野を担っている。正組合員は農業従事者・農家が条件だが、出資金を支払えば准組合員になり共済を利用できる。出資金は地域によるが1,000~10,000円と低額で1%近い金利も付き、さらに組合を脱退すれば返金される。以下、JA共済の自動車共済クルマスターの概要を記載し、他社の自動車保険と比較する。

まず共済掛け金(保険料)だが、年齢・等級・地域・免許証の色(ゴールドorブルー)で算出されるが、年間走行距離は加味されない。走行距離が短いなら不利になり、長いなら有利になる。ネット系自動車保険では常識になりつつあるインターネット割引は存在しないが、自動継続割引・新車割引・長期優良契約割引といった他社でもある割引は揃っている。

JA共済 クルマスター(家庭用自動車共済)の保険料割引・ロードサービス等

また、さすがにJAだけあって特色のある割引もある。例えば、農家の正組合員に限られるが、農業用にも利用する自家用車なら7%割引される農業用貨物車割引がある。さらに自賠責共済とのセットなら7%割引されるセット割引があり、こちらは准組合員でも利用できる。自賠責共済は自賠責保険の代わりになるため、自賠責共済を利用して自動車共済の掛け金を抑える手もある。

ロードサービスは民間の自動車保険と同様に無料で付帯している。無料のレッカー移動(30キロ)、インキー時の解錠・バッテリー上がり等の故障時の応急サービスなどがある。ただし、走行不能になった場合の代替交通機関での移動費用・宿泊費の補償は無く、内容では他社に劣る。

下図では各社の自動車保険を、対人賠償対物賠償人身傷害・バッテリー上がり・レッカー移動の距離等の補償内容と保険料で比較した。顧客満足度ではオリコンの自動車保険総合ランキング、国際的な調査機関のJDパワーの事故対応満足度、参考までに苦情数で比較した。保険料は21~60歳でプリウスで、自動車輸送統計調査を元に年間平均走行距離を9,000キロでシミュレーション比較した。21歳のみブルー免許で他はゴールド免許とし、保険料を節約するため車両保険搭乗者保険は無しとした。

名称 ソニー損保
Type S
アクサ
ダイレクト
三井
ダイレクト
チューリッヒ
ネット専用
イーデザイン
損保
SBI損保 東京海上
トータルA
JA共済
クルマスタ
全労済
マイカー
対人賠償
対物賠償 減額可 減額可 減額可
人身傷害 車内or車外 車内or車外 車内or車外 車内or車外 車内or車外 車内or車外 車内or車外 車内外 車内or車外
バッテリー
上がり

期間中1回

期間中1回

期間中1回

期間中1回

期間中1回
-
レッカー
距離

50km

35km

50km

100km

60km

50km

100km

30km

30km
ゴールド
免許割引
-
走行距離 - - -
オリコン 1位 6位 7位 2位 4位 12位 8位 対象外 対象外
JDパワー 3位 8位 9位 1位 5位 11位 2位 対象外 対象外
苦情数 5,497件 2,258件 735件 1,486件 2,264件 3,160件 11,781件
21歳 \76,820 \65,710 \55,900 \65,500 \74,840 \54,250 \81,450 \69,710 \105,470
30歳 \36,460 \26,790 \28,760 \17,600 \31,910 \24,070 \47,730 \37,870 \71,220
40歳 \36,330 \26,070 \25,840 \19,960 \32,380 \24,340 \43,690 \34,360 \67,520
50歳 \36,380 \27,880 \25,120 \19,900 \34,240 \23,730 \44,660 \33,970 \67,270
60歳 \37,380 \29,750 \28,290 \20,650 \34,240 \26,650 \48,010 \34,140 \67,890
自動車保険の比較表(ソニー損保・アクサ・三井ダイレクト・チューリッヒ・セゾンおとなの自動車保険・SBI損保・東京海上・JA共済・全労済)

上図で右から2番目の「JA共済 クルマスター(家庭用自動車共済)」だが、対人・対物賠償・人身傷害は全て基本補償となっている。ただ、他社と異なり車内のみ・車外も含むといった特約によって搭乗中のみに限定して保険料を節約することはできない。また、オリコンの総合満足度・JDパワーの事故対応満足度の調査では対象外のため判断ができない。基本的にはターゲットを絞った商品のためか、実情は契約者にしか分からない。

平均モデルでの年間保険料のシミュレーションでは、他社と比較して保険料は高い。ただ、ネット系の自動車保険でもソニー損保やイーデザイン損保との差額は小さい。前述した農業用貨物車割引・自賠責共済とのセット割引などを駆使すれば、保険料は逆転する可能性すらある。

結論としては、農家・農業従事者であれば検討の余地は一応はあるが、総合的にはイマイチといえる。保険料重視ならチューリッヒなどがあり、事故対応重視ならソニー損保・東京海上の方が安心感がある。また、実情が不透明な面もあり、JAとの付き合いが既にあるなら話しは別だが、今から准組合員になってまで契約するというのはリスクがあるだろう。