セコム損保 安心マイホーム保険(家庭総合保険)/ 火災保険の保険料・補償内容・サービスを評価 レビュー

セコム損保
オススメ度:
2
保険会社:
セコム損保
名称:
セコム 安心マイホーム保険(家庭総合保険)
基本補償:
火災・風水災・盗難・水濡れ
サービス:
カギ・水回りの補修
割引:
警備会社の警備システムの導入で保険料割引
特徴:
火災・地震などの災害等によって受けた家財の損害を補償します

セコム 安心マイホーム保険は保険料は安いが・・・?

セコム損保は警備サービスのセコムの損害保険会社だが、そもそもの起点は東洋火災海上という中堅の損害保険会社に出資しスタートしている。そのため火災保険にも引き継がれた相応のノウハウはある。以下、セコム 安心マイホーム保険の概要を記載し他社の火災保険と比較する

まず用意されているプランはスリム・ベーシック・ワイドの3つがあり、順に補償が手厚くなっていく。その反面、保険料は高くなっていく。3つのプランで共通の基本補償は火災・風雪災・盗難・水濡れまでで、それ以外はプランによって異なる。

セコム 安心マイホーム保険の補償内容・付帯サービス・割引等

ベーシックプランで気になるのは他社と異なり水災がカバーされていない点だろうか。他社では水災のみを基本補償に追加で選択できたりするため、他社同様の補償を望むならワイドプランにするしかない。その他の補償では「水道管凍結修理費用」という水道管が凍結した際の修理費用の補償が付帯している。また、大抵の保険会社ではカギ開けまででカギ交換費用は自己負担だが、セコムは特約だが費用をカバーできる。防犯に長けたセコムらしい特典といえるかもしれない。

補償・特約・付帯サービス以外で注目すべきは、幾つかの割引項目がある点だ。専業主婦の人などで家にいる時間が長い人は火災・盗難への監視があるとして、他の保険会社でも割引がある場合はある。セコムの場合は、それに警備会社の警備システム(もちろんセコム)があることで13~31%の保険料の割引が受けられる。どちらか片方だけだとしても13%近い割引が受けられる可能性があるためメリットといえる。今では諸問題もあるが、オール電化住宅だとしても最大20%の割引がある。条件次第で保険料は相当絞れる可能性が高い。

次に下図で各社の火災保険を、火災・風災・水災・雪災・破損汚損・水漏れ・盗難などの補償内容が基本補償かオプションか、各種特約・災害の補償以外のサービス内容を比較した。保険料面では、各社のスタンダードプランで戸建・マンションの保険料を同一条件下で比較した。その際には保険期間10年で、戸建は木造H構造で評価額1,500万円、マンションはコンクリM構造で1,000万円と設定し家財の補償は無しとした。

名称 楽天損保
ホームアシスト
セコム損保
マイホーム
日新火災
住自在
東京海上
アシスト
三井住友海上
GKすまい
AIG損保
プロテクト
SBI損保
火災保険
損ジャ日本興亜
THEすまい
火災
風災 選択 選択
水災 選択 ワイドのみ 選択 選択 選択 選択 選択
雪災 選択 選択
盗難 選択 選択 選択 選択 選択
水濡れ 選択 選択 選択 選択 選択 選択
物体飛来 選択 選択 選択 選択 選択 特約 選択
破損汚損 選択 特約 選択 ワイドのみ 選択 特約 ベーシックのみ
特約 建替え費用
防犯費用
類焼
臨時費用
類焼
ドアロック
類焼
弁護士費用
臨時費用
類焼
事故費用
バルコニー
類焼
類焼
弁護士
日弁連
受託品
類焼
失火見舞い
損害防止
類焼
事故防止
サービス カギ水廻り
ガラス
エアコン
給湯器
セキュリティ
カギ
ガラス
カギ水廻り カギ水廻り カギ水廻り カギ水廻り カギ水廻り
ガラス
電気ガス
カギ水廻り
税務法律
保険料
戸建て
\120,000 \95,020 \129,670 \180,710 \138,650 \102,920 \121,050 \153,120
保険料
マンション
\27,200 \16,990 \32,890 \26,440 \28,130 \21,270 \24,600 \30,280
火災保険・住宅総合保険の補償項目・特約・サービス・保険料の比較表(楽天損保・セコム損保・日新火災・東京海上日動・三井住友海上・AIG損保・SBI損保・損保ジャパン日本興亜)

上図で左から2番目のセコム マイホーム保険だが、前述した3つのプランから選択する必要があるため他社の火災保険よりも自由度が低い。さらに水災はワイドプランのみ対応しているため、豪雨被害が深刻になっている昨今ではベーシックプランでは心もとなく、ワイドプランを選択せざるを得ない。特約には特に目立ったものはないが、地味に破損汚損はプランに含まれず特約扱いとなっている。サービスではセキュリティグレードアップ費用がセキュリティ会社らしい。他社でも損害防止費用の名目で存在するが、セコムの場合は火災だけではなく盗難被害でも良いため、金庫なども対象となっている。

保険料のシミュレーション比較では、他社よりもスタンダードプランであれば保険料は安い。この安さは評価すべきことではあるが、水災を含むワイドプランであれば保険料は1~2万円ほど上昇してしまう。これでは他社と同額に近くなってしまい保険料面のメリットは無くなってしまう。

結論としては、保険料の節約を目指すなら是非に検討したい火災保険だが、水災のことを考えるとイマイチな保険でもある。居住地の立地が高台にあるなら(それでも可能性は完全否定できないが)水災を外すのも手だが、床上浸水は建物を著しく劣化させる可能性があるため可能であれば付帯したいところだ。ただ、そうすると保険料が高くなり元も子もない。総合的にはジレンマを抱えた微妙な保険といえそうだ。