東京海上 eサイクル保険/ 自転車保険の保険料・補償内容・サービスを評価 レビュー

東京海上 eサイクル保険(自転車利用者向け保険)
オススメ度:
3
保険会社:
東京海上日動
名称:
eサイクル保険(自転車利用者向け保険)
補償範囲:
交通事故
賠償責任:
1億円
示談交渉:
アリ
特徴:
3つのプランから選べ本人・夫婦・家族でも契約可能

東京海上 eサイクル保険はCプランなら人によっては!?

eサイクル保険は東京海上日動が2015年9月から販売している自転車保険で、同社としては珍しくインターネットで申し込みが完結する保険だ。同じくネットで完結するゴルフ保険も同時に販売開始している。以下、東京海上日動のeサイクル保険の概要を記載し他社の自転車保険と比較する。

まず補償範囲だが、自転車事故に限らず交通事故全般がカバーされる。交通事故で被害者となれば死亡保険金・入院保険金・手術保険金が受け取れるが、通院に留まれば保険金は受け取れない。加害者となれば個人賠償責任の補償によって被害者に保険金が支払われる。

Yahoo!ちょこっと保険(Yahoo!プレミアム会員専用保険)の保険料・保険金・補償内容・サービスなど

選べるプランはA・B・Cの3つで、Cプランのみ個人賠償責任が付帯していない。自転車保険の主たる目的は個人賠償責任のため、基本的にはA・Bプランが適切ということになる。ただ、自動車保険・火災保険などの特約で個人賠償はカバーできている人で、自分・家族のケガをカバーしたいならCプランは有用だ。保険料も相当に安い(他社との比較は後述)のもポイントだ。

その他の補償項目を見ていくと、CからBプランへのランクアップでは個人賠償が付帯する以外に差が無いのが分かる。Aプランになって初めて各保険金が増額されるが、保険料はBからAプランにかけて約1.4倍になる。そこまでの価値があるかは微妙なところだ。

次に、下図で各社の自転車保険を、補償範囲・補償対象・個人賠償責任・死亡保険金・手術保険金・入院日額・通院日額で比較した。さらに事故時の話し合いを考慮して、示談代行サービス・弁護士費用の有無も比較した。保険料面では、各社が設けるプランの中で最もスタンダードなものを採用し、家族型ではなく一般的に保険料が安価な個人型の金額を、月払い・年払いの金額で比較した。

名称 au
バイクル
au
バイクルB
セブン
自転車
あいおい
タフ自転車
Yahoo
ちょこっと
東京海上
eサイクル
ジャパン
少額短期
ちゃりぽ
朝日火災
サイクル
楽天
超かんたん
補償範囲 交通事故 日常生活 交通事故 交通事故 日常生活 交通事故 交通事故 交通事故 交通事故
補償対象 本人/家族
/親族
本人/家族
/親族
本人/夫婦
/ 家族
本人/夫婦
/家族
本人/夫婦
/家族
本人/夫婦
/家族
本人/家族 本人/家族 本人/夫婦
/家族
個人賠償 2億~ 2億~ 3億 1億 1億 1億※ 1,000万~ 1億 1億
死亡
保険金
250万~ 250万~ 290万 150万~ 0万~ 300万~ 300万~ 100万~ 100万
入院日額 4,000円~
(8,000円~)
4,000円~
(8,000円~)
4,000円 3,000円~ 1,000円~ 3,000円~ 6,000円 1,000円~ 1,500円
通院日額 0円~ 0円~ - 3,000円~ 500円~ - 0円~ - 0円~
手術 2万~
(4万~)
2万~
(4万~)
2万~ - 5,000円~ 1.5万~ 0円~ - 7,500円~
示談
弁護士 ○※ ○※ - - - - - -
保険料
(月額)
600円
(360円)
1,360円
(720円)
350円 670円 340円 320円
(200円)
293円
(240円)
251円 170円
保険料
(年額)
6,560円
(3,920円)
14,890円
(7,950円)
4,160円 7,640円 4,080円 3,840円
(2,400円)
3,520円
(2,900円)
3,020円 1,960円
自転車保険の比較表(auバイクル・セブン・三井住友・Yahoo保険・東京海上・ちゃりぽ・朝日火災・楽天)

上図で右から4番目の東京海上eサイクル保険だが、個人賠償の補償額は1億円で他社より少なめに見えるが、自転車事故の高額賠償は1億円未満だ。そのため最低限はクリアしているといえよう。死亡保険金はB・Cプランだと300万円で他社より若干高めだが、入院日額・手術保険金では他社と同等か劣るレベルにある。

保険料はBプランだと月額320円(年額換算で3,840円)で、Cプランだと月額200円(年額換算で2,400円)となり他社と比較すると僅かに安い部類に入る。最安値圏にある楽天・朝日火災よりも高く、Bプランだとセブンイレブンの自転車保険にも入院日額等で劣る。一方でCプランだと楽天に迫る保険料の安さになる。

結論としては、他の保険で個人賠償責任をカバーしている人で、交通事故のケガのみに備えたい人にはオススメできる保険だ。保険料が個人型で月額200円で、家族型にしても月額540円と安いのも良い。子供が自転車通学になる人でケガにも備えたいような人には手軽で良いかもしれない。一方で、個人賠償責任込みで格安の自転車保険を探している人や、手厚い補償を求める人は他社の保険を検討した方が賢明だ。