楽天超かんたん保険 自転車プラン/ 自転車保険の保険料・補償内容・サービスを評価 レビュー

楽天超かんたん保険 自転車プラン
オススメ度:
4
保険会社:
楽天(三井住友海上)
名称:
自転車プラン
補償範囲:
交通事故
賠償責任:
1億円
示談交渉:
アリ
特徴:
交通事故全般のケガや日常生活での損害賠償に備え

楽天超かんたん保険 自転車プランは保険料が他社を圧倒するほど安い!

楽天超かんたん保険 自転車プランは、楽天の団体契約で会員が契約できる保険のため、保険の引き受け手は楽天ではなく三井住友海上火災となる。この保険には示談交渉サービスも付帯しているが、それは三井住友海上が行うことになる。以下、同社の自転車保険の概要を記載し他社と比較する。

まず補償についてだが、契約者は自転車事故に限らず交通事故全般で保険金が受け取れる。一方で個人賠償責任は契約者・配偶者・親族の誰かが、他人にケガ等で損害を与えると最大1億円が被害者に支払われる。前者は契約者のみに限定され、後者は家族も含まれる点がポイントだ。前者を契約者以外にも広げたいなら夫婦型・家族型を選択する必要がある。

楽天超簡単保険 自転車の保険(自転車プラン)の保険料・保険金・補償内容・サービスなど

選べるコースは節約・標準・充実コースの3つに分かれる。節約から標準にランクを上げると通院保険金が付帯し、標準から充実に上げると受け取れる保険金額が増額される。ただ、個人賠償責任の保険金額は1億円で据え置かれる。

どのコースがベストかは人それぞれだが、なにせ節約コースの保険料の安さ(他社比較は後述の図を参照)が際立っている。最低限の補償だけが目的なら、節約コースを選べば間違いない。一方で標準コースだと通院保険金こそ付帯するが、金額は1000円と少額で死亡保険金・入院保険金の金額も他社の半額以下だ。さらに充実コースなら保険料は他社より割高になる。この保険で最もメリットがあるのは、節約コースで間違いないだろう。

次に、下図で各社の自転車保険を、補償範囲・補償対象・個人賠償責任・死亡保険金・手術保険金・入院日額・通院日額で比較した。さらに事故時の話し合いを考慮して、示談代行サービス・弁護士費用の有無も比較した。保険料面では、各社が設けるプランの中で最もスタンダードなものを採用し、家族型ではなく一般的に保険料が安価な個人型の金額を、月払い・年払いの金額で比較した。

名称 au
バイクル
au
バイクルB
セブン
自転車
三井住友
サイクル
DeNA
自転車
イオン
自転車
ジャパン
少額短期
ちゃりぽ
朝日火災
サイクル
楽天
超かんたん
補償範囲 交通事故 日常生活 交通事故 交通事故 交通事故 交通事故 交通事故 交通事故 交通事故
補償対象 本人/家族
/親族
本人/家族
/親族
本人/夫婦
/ 家族
本人/夫婦
/家族
本人
一部家族
本人
一部家族
本人/家族 本人/家族 本人/夫婦
/家族
個人賠償 2億~ 2億~ 3億 3億 1億~ 1,000万 1,000万~ 1億 1億
死亡
保険金
250万~ 250万~ 290万 290万~ - - 300万~ 100万~ 100万
入院日額 4,000円~
(8,000円~)
4,000円~
(8,000円~)
4,000円 4,000円~ 1,500円~ 4,000円 6,000円 1,000円~ 1,500円
通院日額 0円~ 0円~ - 0円~ - - 0円~ - 0円~
手術 2万~
(4万~)
2万~
(4万~)
2万~ 2万~ 7,500円~ - 0円~ - 7,500円~
示談 -
弁護士 ○※ ○※ - - - - - - -
保険料
(月額)
600円
(360円)
1,360円
(720円)
350円 602円
(332円)
300円 295円 293円
(240円)
251円 170円
保険料
(年額)
6,560円
(3,920円)
14,890円
(7,950円)
4,160円 7,230円
(3,990円)
3,600円 3,550円 3,520円
(2,900円)
3,020円 1,960円
自転車保険の比較表(auバイクル・セブン・三井住友・denaトラベル・イオン・ちゃりぽ・朝日火災・楽天)

上図で1番右の楽天 超かんたん保険だが、受け取れる各保険金額は総じて他社よりも少ない。ただ、個人賠償責任の額は1億のため、最低限のノルマはクリアしている。また、朝日火災には無い手術給付金がある点では同じ格安の保険としては、補償は僅かながら厚いともいえる。

保険料は節約コースだと他社と比較して激安の保険だ。補償が薄いのだから当然といえば当然だが、同じような保険である朝日火災よりも約30%は安い。ここまで来ると月1回だけお菓子を我慢すれば契約できるレベルで、超気軽に契約できる。

結論としては、激安の自転車保険を探している人にはベストな保険だ。自治体の条例で仕方がなく自転車保険に加入するが、あまり金はかけたくない人などは重宝できる保険だ。もちろんほぼ死亡保険金・入院保険金はオマケで、個人賠償1億円だけ設定する感覚でいた方がいい。ただ、その考えなら個人賠償責任補償は自動車保険・火災保険に特約として付けられるため、そちらとの比較も必要だ。新しい保険に頼るより保険料の節約になる可能性がある。