メモリードライフ 保険金一定プラン/ 葬式保険・葬儀保険の保険料・補償内容・保険金を評価 レビュー

メモリードライフ 保険金一定プラン
オススメ度:
3
保険会社:
メモリードライフ
名称:
保険金一定プラン(無配当1年定期保険)
加入年齢:
20~89歳
更新年齢:
99歳まで
死亡保険金:
100~300万円
特徴:
小さなご負担で葬儀費用や葬儀後の整理資金を最長99歳まで確保出来る

メモリードライフ 保険金一定プランは60歳からの契約なら!

メモリードライフは少額短期保険業者で、葬式・葬儀に備える保険の他に高齢入居者安心保険などの各種保険を販売している。以下、同社の葬式・葬儀保険の概要を記載し、他社の葬式保険・葬儀保険と補償内容・保険料等で比較する。

メモリードライフ 保険金一定プランの保険料・保険金・補償内容・サービスなど

まず選択するプランに、保険金一定プランと保険料一定プランがあるが、基本的に保険料一定プランはオススメできない。なぜなら保険料は一定でも受け取れる保険金が年々減少するためだ。仮に60歳で加入して毎月3千円を支払って、平均寿命の80歳で死亡したとすると支払った保険料の合計は72万円なのに対して、受け取る保険金は36万円となり実質は損をする。これなら保険より貯金した方がマシだ。もちろん、保険金一定プランでは保険料が漸増するため、加入年齢が若いほどに保険料が無駄になる可能性は高まる点に注意したい。

そして補償内容だが、非常にシンプルで死亡すれば死亡保険金を遺族(保険金受取人)が受け取るだけで、あとは保険金額を100~300万円で調整することになる。災害(火事など)で死亡した場合に保険金が上乗せされる災害死亡保険金があるが、純粋に葬式に備えるだけなら不要だろう。保険料は契約者の年齢と設定する保険金で上下し、高齢になるほど保険料は上昇する。そのため70歳後半~ぐらいからの加入がベターだ。

下図では各社の葬式保険・葬儀保険・葬祭保険を、加入(契約)が可能な年齢・更新可能な上限の年齢・死亡保険金・保障の開始日・医師の診査が必要か否かで比較した。さらに特にメリットがある項目があれば、併せて記載した。保険料面では、葬儀費用の平均である200万円を保険金とするプランを用いた場合で比較したが、200万円に満たない場合は最高額のプランを用いた。その上で男性で60歳・70歳・80歳の場合の年払いの保険料で比較した。

名称 アメホ
これからだ
アメホ
人生
SBI
安心世代
メモリード
ライフ
NP
葬祭費用
エスシー
エンディング
フローラル
共済
ベル
少額短期
イオン
葬祭保険
加入年齢 50~80歳 50~80歳 20~79歳 20~80歳 15~79歳 50~74歳 40~75歳 15~80歳 55~79歳
更新年齢 90歳 90歳 90歳 99歳 99歳 92歳 99歳 99歳 89歳
死亡
保険金
11~59万 30~100万 100~300万 10~300万 30~90万 30~200万 30~300万 50~300万 20~100万
保障開始 口座振替時 口座振替時 翌月1日 告知日 翌月1日 振込日 口座振替日 翌月
医師診査 - - - - - - - -
その他 個人賠償
満期返戻金
ケガの補償
満期返戻金 聖路加 - クラブオフ 生前予約 - - ひったくり
白内障
保険料
(60歳)
33,600円 46,884円 41,180円 35,340円 20,100円 42,240円 48,510円 48,000円 24,560円
保険料
(70歳)
33,600円 63,204円 84,480円 77,820円 35,100円 96,840円 90,090円 72,000円 39,220円
保険料
(80歳)
33,600円 137,736円 209,900円 184,920円 - 175,560円 173,250円 120,000円 64,460円※
葬式・葬儀保険の比較表(アメリカンホーム これからだ・アメホ 人生・SBI安心世代・メリードライフ・NP葬祭費用・エスシーエンディング・フローラル共済・ベル少額短期・イオン 葬祭保険)

上図で左から4番目のメモリードライフだが、前述した保険金一定プランで200万円に設定した場合で他社と比較している。まず、加入年齢は80歳までで他社と同等か若干広い程度だが、契約を更新できる年齢では99歳までと他社より長い。もちろん、80歳で加入して99歳まで保険料を支払えば、受け取る保険金である200万円を超えるため、あまり意味は成さないが。。。死亡保険金は100万円から10万円単位で調整でき、最大で300万円まで増額できる。

保険料は一見すると高い部類に入るが、200万円まで設定できる保険の中では、平均か若干安い額といえる。特に60歳時の保険料は最安であり、60歳で加入して10年内に死亡するようならメモリードライフは非常にお得な保険となる。逆に70歳・80歳となると他の保険の方が有利になる点は抑えておきたい。

結論としては、60歳からの契約なら検討の余地はある。現在入院中では保険契約できないが、既に持病があり両親・親類縁者で60代で死亡している人が多いようなら、保険料の安さを享受できる可能性が高いため悪くない。しかし、その場合でも80歳まで生きると支払った保険料が受け取る保険金と同等か、それ以上になる可能性が極めて高い。やはり可能なら70歳後半からの契約を見据えるべきだろう。それならベル少額短期保険かNP少額短期保険も検討する必要があるだろう。