あいおいニッセイ同和 ゴルファー保険/ ゴルフ保険(ゴルファー保険)の保険料・補償内容・サービスを評価 レビュー
- オススメ度:
- 保険会社:
- あいおいニッセイ同和損保
- 名称:
- ゴルファー保険
- 保険期間:
- 1年
- ホールインワン:
- 20万円~
- 個人賠償:
- 5,000万~
- 特徴:
- ゴルフのプレー中に発生する事故や費用を補償します
あいおい ゴルファー保険ではなく他社の1年契約のゴルフ保険の方が!?
あいおいニッセイ同和は、タフというシリーズで保険を販売しているが、それとは別にゴルフ保険(ゴルファー保険)を販売している。以下、同社のゴルフ保険の概要を記載し、他社のゴルフ保険と補償内容・保険料などで比較する。
まず保険期間だが、数日・一週間という短期間の契約は存在せず1年契約となる。そのため年間に数回は確実にゴルフをプレーする予定がある人というのが前提となる。
次に補償内容だが、他社同様に他人にケガを追わせた場合等に保険金が受け取れる賠償責任補償、ゴルフ用品の破損の補償、自分のケガに対する補償などが付帯している。さらにホールインワン・アルバトロス補償も付帯しているが、同伴者1名以上で、9ホール以上のゴルフ場、さらに基本はキャディー帯同が条件となっている点に注意したい。
保険料だが、5,000円~15,000円で4パターンあり各保険金の上限の差異がある。個人賠償は5,000万円あれば不足するケースは稀にあろうが、とりあえずは間に合う可能性が高いため最安値のT1タイプで十分だろう(保険料の他社比較は後述)
下図では各社のゴルフ保険を保険期間を始め、死亡保険金・入院日額・通院日額・個人賠償補償の上限額で比較し、さらにホールインワン・アルバトロス達成時とゴルフ用品の損害補償の保険金、個人賠償・死亡保険金・入院日額・通院日額の上限額を比較した。さらに個人賠償発生時に示談交渉を保険会社が代行してくれる示談サービスが付帯しているかも併せて記述した。
保険料面では、各社のプランで最もスタンダードなものを採用し、個人賠償責任補償は5,000万円とした。また、保険会社によって保険期間が異なるため、1日・1週間・1年で期間別に保険料を記載して比較した。
名称 | あいおい ニッセイ |
損保 ジャパン |
東京海上 | 日本興亜 | au損保 | 三井住友 | セゾン | ドコモ | アメホ バーディー |
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保険期間 | 1年 | 1~3年 | 1年 | 1年 | 日帰り 1~3泊 |
1週間 1年 |
1ヶ月 | 1泊 | 1年間 |
死亡保険 | 260万 | 855万 | 500万 | 455万 | 100万 | 280万 | 200万 | 600万 | 90万~ |
入院日額 | 3,900円 | 12,825円 | 3,000円 | 6,825円 | 5,000円 | 4,200円 | 3,000円 | 9,000円 | 1,350円 |
通院日額 | 2,600円 | 8,550円 | 1,000円 | 4,550円 | 1,500円 | 2,800円 | 2,000円 | 6,000円 | 900円 |
ホールインワン | 20万 | 21万 | 20万 | 10万 | 30万 | 10万 | 10万 | 30万 | 14万 |
ゴルフ用品 | 20万 | 30万 | 10万 | 20万 | 20万 | 10万 | 15万 | 15万 | 10万 |
個人賠償 | 5000万~ | 3000万~ | 1億 | 1or2億 | 3000万~ | 5000万~ | 5000万~ | 3000万~ | 5000万~ |
示談 | - | - | ○ | - | - | - | - | - | - |
保険料 (1日) |
- | - | - | - | 302円~ | - | - | 300円~ | - |
保険料 (1週) |
- | - | - | - | 750円~ | 1,000円 | 300円※ | - | - |
保険料 (1年) |
5,000円 | 7,000円 | 5,000円 | 4,000円 | - | 3,000円 | 3,600円 | - | 3,890円 |
上図で1番左のあいおいニッセイだが、前述したT1タイプの補償内容で他社と比較している。まず死亡保険金・入通院日額は他社と同額程度で目立った点はない。ただし、同じく1年契約の他社のゴルフ保険と比較すると、入院日額は5,000円超、通院日額は4,000円超となっている保険もあり、その意味では物足りない数字ともいえる。個人賠償は5,000万円からだが、前述したように最高1億までは設定できる。
保険料だが、1年契約で5,000円となり、他社と比べると若干高額な部類に入る。特に日本興亜・三井住友海上と比較するとケガの補償の保険金の上限が低いにも関わらず、あいおいの方が保険料は高いという歪な状態だ。一応、保険料が同額の東京海上と比較すると、あいおいの方がケガ関連の保険金は大きいが、個人賠償の額が東京海上の方が有利になっている。保険料では平均的ともいえるが割高とも考えられる微妙さだ。
結論としては、特別にオススメする保険ではない。各保険金が他社より高いわけでもなく、その分だけ保険料が安いというわけでもないためだ。これなら同じ1年契約でも三井住友海上か日本興亜のゴルフ保険を選択した方が補償・保険料からオススメできる。また、あいおいと同額で入院日額などは劣る面もある東京海上だが、こちらは示談交渉サービスが付帯している唯一のゴルフ保険だ。示談の手間を考えれば、同額なら東京海上を選択した方が賢明だろう。