コープ共済 団体ゴルファー保険/ ゴルフ保険の保険料・補償内容・サービスを評価 レビュー
- オススメ度:
- 保険会社:
- コープ共済
- 名称:
- コープの団体ゴルファー保険
- 保険期間:
- 1年間
- ホールインワン:
- 25万円~
- 個人賠償:
- 5,000万円
- 特徴:
- ゴルフ中に他人にケガをさせたり、ご自身のケガも補償
コープ共済 団体ゴルファー保険は組合員で保険料が団体割引されても?
コープ共済(生協)は掛金を支払い組合員になることで誰でも利用でき、コープの組合員の1人として団体ゴルファー保険に加入できる。 以下、同社のゴルフ保険の概要を記載し、他社のゴルフ保険と補償内容・保険料などで比較する。
まず重ねてになるが、コープの会員になることが保険加入の条件となる点を確認したい。会員となっているため"団体"ゴルファー保険が利用でき、引き受け保険会社である「あいおいニッセイ同和」の本来のゴルファー保険の保険料から考えて、団体割引が20%適用されるということになる。
保険期間は1年で、補償内容では他社同様に個人賠償責任、死亡保険・入院日額・通院日額が設定されている。さらに自分のゴルフ用品破損時の補償・ホールインワン・アルバトロスを達成した際の諸費用の補償がある。団体保険であるためか、保険金の上限によって保険料は変動せず一律のようだ。ただ、公式HPで見る限りXコースと記載されているため、他のコースが存在していても何ら不思議ではない(募集してしない可能性もある)
下図では各社のゴルフ保険を保険期間を始め、死亡保険金・入院日額・通院日額・個人賠償補償の上限額で比較し、さらにホールインワン・アルバトロス達成時とゴルフ用品の損害補償の保険金、個人賠償・死亡保険金・入院日額・通院日額の上限額を比較した。さらに個人賠償発生時に示談交渉を保険会社が代行してくれる示談サービスが付帯しているかも併せて記述した。
保険料面では、各社のプランで最もスタンダードなものを採用し、個人賠償責任補償は5,000万円とした。また、保険会社によって保険期間が異なるため、1日・1週間・1年で期間別に保険料を記載して比較した。
名称 | あいおい ニッセイ |
損保 ジャパン |
東京海上 | 日本興亜 | au損保 | 三井住友 | ドコモ | エース | コープ共済 |
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保険期間 | 1年 | 1~3年 | 1年 | 1年 | 日帰り 1~3泊 |
1週間 1年 |
1泊 | 1~3年 | 1年 |
死亡保険 | 260万 | 855万 | 500万 | 455万 | 100万 | 280万 | 600万 | 500万 | 110万 |
入院日額 | 3,900円 | 12,825円 | 3,000円 | 6,825円 | 5,000円 | 4,200円 | 9,000円 | 7,500円 | 1,650円 |
通院日額 | 2,600円 | 8,550円 | 1,000円 | 4,550円 | 1,500円 | 2,800円 | 6,000円 | 5,000円 | 1,100円 |
ホールインワン | 20万 | 21万 | 20万 | 10万 | 30万 | 10万 | 30万 | 30万 | 25万 |
ゴルフ用品 | 20万 | 30万 | 10万 | 20万 | 20万 | 10万 | 15万 | 20万 | 12万 |
個人賠償 | 5000万~ | 3000万~ | 1億 | 1or2億 | 3000万~ | 5000万~ | 3000万~ | 3000万~ | 5000万 |
示談 | - | - | ○ | - | - | - | - | - | - |
保険料 (1日) |
- | - | - | - | 302円~ | - | 300円~ | - | - |
保険料 (1週) |
- | - | - | - | 750円~ | 1,000円 | - | - | - |
保険料 (1年) |
5,000円 | 7,000円 | 5,000円 | 4,000円 | - | 3,000円 | - | 6,570円 | 3,800円 |
上図で1番右のコープ共済だが、前述したXコースの補償内容で他社と比較している。その場合、死亡保険金は他社より低い110万、その0.15%となる入院日額は1,650円、0.1%となる通院日額は1,100円で他社より額は小さい。ケガに関する補償は他社よりも矮小と言わざるをえない。その一方、ホールインワン/アルバトロス補償・ゴルフ用品損害補償は他社と同等、個人賠償は5,000万円で十分な水準にある。
保険料は1年で3,800円で、他の1年契約のゴルフ保険と比較すれば安い。ただし、各保険金額が他社の半額以下である点を考えれば、特に割安というわけではない。団体割引が適用されているようだが、保険料面でのメリットは他社と比較する限り存在しない。
結論としては、補償内容が厚いわけでもなく、補償を削った分だけ保険料が安いわけでもない(三井住友海上の方が安い)ため、特にオススメはしない保険だ。これなら、補償のわりに保険料が割安な三井住友海上、示談交渉サービスが付帯している東京海上、あまり頻繁にゴルフをしないならau損保・ドコモ保険の短期契約を選択した方が賢明だろう。