エス・シー少額短期保険 エンディング・サポート・プラン/ 葬式保険・葬儀保険の保険料・補償内容・保険金を評価 レビュー

エス・シー少額短期保険 エンディング・サポート・プラン
オススメ度:
1
保険会社:
エス・シー少額短期保険
名称:
エンディング・サポート・プラン(葬儀附帯費用補償型)
加入年齢:
50~74歳
更新年齢:
92歳まで
死亡保険金:
30~200万円
特徴:
あなたの万一に備えて家族への負担をサポートします

エス・シー エンディングサポート・プランは保険料・サービスからして微妙?

エス・シー少額短期保険は少額短期保険業者で、葬式・葬儀に備える保険(エンディング・サポート・プラン)の他に医療保険などの各種保険を販売している。以下、同社の葬式・葬儀保険の概要を記載し、他社の葬式保険・葬儀保険と補償内容・保険料等で比較する。

エス・シー少額短期保険 エンディング・サポート・プランの保険料・保険金・補償内容・サービスなど

この保険は50~74歳までで、他社同様に現在通院中・投薬治療中であっても加入できる。ただし、現在入院中か2年以内の入院歴・ガン診断があると加入できない。死亡保険金は30~200万円まで調整できる。保険金額は他社の保険には上限90万円であったり、100万円単位の調整が多い点を鑑みれば自由度は高い。また、他社には無い特典としては葬儀の生前予約の紹介がある。生前予約は死亡前に自分で写真・楽曲・香典返し等を選択でき、家族の負担を減らすだけでなく、参列者に向けて自分の感謝の意を伝えられるという点でメリットがあろう。ただ、割引・優待ではなく、あくまで紹介でしかない点に注意したい。

保険料は50歳から定められているが、50歳からの加入になると保険金30・50万円コースは選択できない。他社の保険金一定の保険と同様に年齢が上昇するにつれて保険料は上昇するため、保険を最大限に有効活用するなら、契約を開始する年齢は遅いに越したことはない。

下図では各社の葬式保険・葬儀保険・葬祭保険を、加入(契約)が可能な年齢・更新可能な上限の年齢・死亡保険金・保障の開始日・医師の診査が必要か否かで比較した。さらに特にメリットがある項目があれば、併せて記載した。保険料面では、葬儀費用の平均である200万円を保険金とするプランを用いた場合で比較したが、200万円に満たない場合は最高額のプランを用いた。その上で男性で60歳・70歳・80歳の場合の年払いの保険料で比較した。

名称 アメホ
これからだ
アメホ
人生
SBI
安心世代
メモリード
ライフ
NP
葬祭費用
エスシー
エンディング
フローラル
共済
ベル
少額短期
イオン
葬祭保険
加入年齢 50~80歳 50~80歳 20~79歳 20~80歳 15~79歳 50~74歳 40~75歳 15~80歳 55~79歳
更新年齢 90歳 90歳 90歳 99歳 99歳 92歳 99歳 99歳 89歳
死亡
保険金
11~59万 30~100万 100~300万 10~300万 30~90万 30~200万 30~300万 50~300万 20~100万
保障開始 口座振替時 口座振替時 翌月1日 告知日 翌月1日 振込日 口座振替日 翌月
医師診査 - - - - - - - -
その他 個人賠償
満期返戻金
ケガの補償
満期返戻金 聖路加 - クラブオフ 生前予約 - - ひったくり
白内障
保険料
(60歳)
33,600円 46,884円 41,180円 35,340円 20,100円 42,240円 48,510円 48,000円 24,560円
保険料
(70歳)
33,600円 63,204円 84,480円 77,820円 35,100円 96,840円 90,090円 72,000円 39,220円
保険料
(80歳)
33,600円 137,736円 209,900円 184,920円 - 175,560円 173,250円 120,000円 64,460円※
葬式・葬儀保険の比較表(アメリカンホーム これからだ・アメホ 人生・SBI安心世代・メリードライフ・NP葬祭費用・エスシーエンディング・フローラル共済・ベル少額短期・イオン 葬祭保険)

上図で右から4番目のエスシー少額短期保険 エンディングサポートプランだが、保険金を上限の200万円に設定したプランで他社と比較している。まず加入年齢は50歳から74歳で、他社が79歳・80歳としているため少し狭く、契約更新な上限年齢も他社より低い92歳となっている。保険金は前述した通りミニマムで30万円でマックスで200万円まで増額できるが、他社には300万円を設定できるため物足りない感もある。しかし、葬儀の平均予算が200万のため、平均的な葬儀であれば実際は不足する可能性は低い。

保険料は一見すると他社よりも高いが、同じく保険金を200万円に設定した保険と比較すると、60歳・80歳では平均か若干だが安い部類に入る。しかし、70歳では明らかに他社より高額でとは最大1万円以上の保険料の差額がある。保険料面では歪な印象で、明確にメリットがあるとはいえない。

結論としては、保険料・附帯サービスからして中途半端で微妙なところだ。また、加入できる年齢も74歳までで更新も92歳までと他社より狭い点も気がかりだ。特に悪いわけでもないが、特筆すべき良いポイントも見つからないというところだ。生前予約の他に葬儀社の紹介までサポートしてくれるようなので、その点で気に入ったなら検討してもいいかもしれない。