イオン少額短期保険 フューネラルプラン(葬祭保険)/ 葬式保険・葬儀保険の保険料・補償内容・保険金を評価 レビュー

イオン少額短期保険 フューネラルプラン(葬祭保険)
オススメ度:
2
保険会社:
イオン少額短期保険
名称:
フューネラルプラン(葬祭保険)
加入年齢:
55~79歳
更新年齢:
89歳まで
死亡保険金:
20~100万円
特徴:
自分らしい豊かな人生設計と大切な型への安心のために

イオン フューネラルプラン(葬祭保険)は充実プランなら一考の余地はあれど!

イオン少額短期保険はイオンが親会社の少額短期保険業者で、葬式・葬儀に備える保険(フューネラルプラン/葬祭保険)の他に、各種保険を販売している。以下、同社の葬式・葬儀保険の概要を記載し、他社の葬式保険・葬儀保険と補償内容や保険料等で比較する。

イオン少額短期保険 フューネラルプラン(葬祭保険)の保険料・保険金・補償内容・サービスなど

この「フューネラル プラン」には、標準プランと充実プランがある。両プランには他社同様に死亡時に遺族(家族)が保険金を受け取る死亡保険金が付帯しているが、この保険には他社にはない「ひったくり損害保険」が付帯している。ひったくりに遭遇した場合に1事故5万円までと少額だが損害を補償してくれる。その利用価値は微妙だが、一応は評価できる。さらに充実プランのみだが、白内障・緑内障の手術一時金保険が一律10万円が付帯している。健康保険を利用しても両目で自己負担が8~10万円になる点を考えれば、こちらは十分に利用価値があるといえる。

保険料は何れのプランを選択するかと、他社同様に保険金の額・年齢に応じて上昇していく。保険金は20~100万(A~Eプラン)に分かれ、およそ5歳刻みで保険料が1.5倍ずつ増額されていく。さらに標準・充実プランでも保険料は1.5倍の差がある。標準と充実プランの差額は年間3~5,000円程度で、10年契約しても10万円には到達しない。そのため、充実プランでも特に損をするわけでないため、選択肢とはアリといえる。

下図では各社の葬式保険・葬儀保険・葬祭保険を、加入(契約)が可能な年齢・更新可能な上限の年齢・死亡保険金・保障の開始日・医師の診査が必要か否かで比較した。さらに特にメリットがある項目があれば、併せて記載した。保険料面では、葬儀費用の平均である200万円を保険金とするプランを用いて比較したが、200万円に満たない場合は最高額のプランを用いた。その上で男性で60歳・70歳・80歳の場合の年払いの保険料で比較した。

名称 アメホ
これからだ
アメホ
人生
SBI
安心世代
メモリード
ライフ
NP
葬祭費用
エスシー
エンディング
フローラル
共済
ベル
少額短期
イオン
葬祭保険
加入年齢 50~80歳 50~80歳 20~79歳 20~80歳 15~79歳 50~74歳 40~75歳 15~80歳 55~79歳
更新年齢 90歳 90歳 90歳 99歳 99歳 92歳 99歳 99歳 89歳
死亡
保険金
11~59万 30~100万 100~300万 10~300万 30~90万 30~200万 30~300万 50~300万 20~100万
保障開始 口座振替時 口座振替時 翌月1日 告知日 翌月1日 振込日 口座振替日 翌月
医師診査 - - - - - - - -
その他 個人賠償
満期返戻金
ケガの補償
満期返戻金 聖路加 - クラブオフ 生前予約 - - ひったくり
白内障
保険料
(60歳)
33,600円 46,884円 41,180円 35,340円 20,100円 42,240円 48,510円 48,000円 24,560円
保険料
(70歳)
33,600円 63,204円 84,480円 77,820円 35,100円 96,840円 90,090円 72,000円 39,220円
保険料
(80歳)
33,600円 137,736円 209,900円 184,920円 - 175,560円 173,250円 120,000円 64,460円※
葬式・葬儀保険の比較表(アメリカンホーム これからだ・アメホ 人生・SBI安心世代・メリードライフ・NP葬祭費用・エスシーエンディング・フローラル共済・ベル少額短期・イオン 葬祭保険)

上図で1番右の「イオン少額短期保険 フューネラルプラン」だが、保険金を100万円に設定した標準プランで他社と比較している。まず加入できる年齢は55~79歳で他社と大差ない反面、契約を更新できる上限年齢は他社より若い89歳となっている。保険金の上限も20~100万円と少額で、日本における葬式費用の平均予算が200万円である点を考えれば物足りない額だ。前述した白内障・緑内障補償は標準プランには付帯しないものの、他社にはない補償で一定の評価ができる。

保険料は保険金100万ということもあり、他社よりも保険料は安く見える。ただし同じく保険金が100万円に近い額になっているNP少額短期よりは高く、他社比較して保険料が最安値ではない。ひったくり補償がある分だけ保険料は高めとはいえなくもないが。。。

結論としては、悪くはないが保険料重視なら他社の保険を選択することになろう。ただ、それでも79歳からなら他社よりも有利な保険料になる可能性があり、保険金さえ許容できるなら悪くはない。また、標準プランではなく充実プランなら検討の余地はありそうだ。特に親族・親類縁者に白内障・緑内障を罹患した人がいるようなら一考する価値はある。