ソニー損保 自動車保険+自転車向け特約/ 保険料・補償・評判を評価

ソニー損害保険
オススメ度:
3
保険会社:
ソニー損害保険
名称:
総合自動車保険 Type S + 自転車向け特約
個人賠償:
最大3億円
示談交渉:
あり
満足度:
1位(76.3点) / 19社中
特徴:
安心をもっと安く。ダイレクト自動車保険で売上No1。

ソニー損保の自動車保険でも自転車事故に備えられるが保険料が?

ソニー損保はダイレクト型の自動車保険の中では売上がトップで、非常に人気がある自動車保険だ。今回はソニー損保の自動車保険にある自転車向け特約の補償内容を公式HP等を元に解説する。そのメリット・デメリットを明らかにした後、他社の自転車特約を付加した自動車保険と保険料・評判等を比較する。

ソニー損保の特約の中で自転車事故に使えるのは「おりても特約」「個人賠償特約」「弁護士特約」の3つで、いずれも本人だけではなく家族も対象となる。特約ではなく基本補償だが、人身傷害を車内+車外補償型にすれば自転車に乗っている時の自動車と事故を起こした時のケガに備えられる。

ソニー損保 自動車保険の自転車向け特約(おりても特約・個人賠償特約など)の概要・補償内容・保険金額・保険料など

「おりても特約」は自動車から降りた後に負ったケガの治療費が受け取れる特約だ。人身傷害を車内+車外補償型にすれば「おりても特約」は不要ともいえるが、あくまで人身傷害は自動車との事故が対象となるため、自転車同士で接触してケガをした等だと補償の対象外となる。その意味では利用価値があるのだが、いかんせん車で出かけた先という縛りがあるため特約が活躍する場面は限定的というデメリットがある。おりても特約は付帯せず保険料を節約するのも1つの手だ。

「個人賠償特約」は自転車事故で加害者となり損害賠償の責任を負った場合に最高3億円まで補償され、ソニー損保が示談交渉もする。「弁護士特約」は、もらい事故等で保険会社が示談できない場合に弁護士に交渉してもらえる特約だ。自動車事故のみ型と自動車+日常事故型があるが、後者なら自転車事故で被害者となった場合でも利用することができる。自転車事故で加害者になればソニー損保、被害者なら弁護士が示談の交渉をしてくれることになる。

この2つの特約は数年前までは日常事故賠償責任補償特約としてセットとなっていた。しかし、保険金額が最高5,000万円で不足感があり示談交渉サービスも付帯していなかった。それが別々にはなってしまったが、保険金額が最高3億円で示談交渉アリとなりデメリットが見事に消えている。

次に下図では各社の自動車保険に自転車事故向けの特約を付帯した場合の、補償内容・保険金額・入院一時金・入院日額・個人賠償補償の上限額等を比較した。評判が良いか悪いかは約4000人を調査対象にしたオリコンの自動車保険満足度調査、事故対応については国際的な調査機関のJDパワーの事故対応満足度を参考にした。保険料はブルー免許の21歳からゴールド免許の30歳・40歳・50歳・60歳まで、年間走行距離9000キロ以下(国交省の自動車輸送統計調査の平均値)・日常レジャー使用・新規6等級・東京在住・ホンダのNBOXというシミュレーションで比較した。

名称 ソニー損保 アクサ
ダイレクト
三井
ダイレクト
チューリッヒ
ネット専用
イーデザイン
損保
セゾン
おとなの
自動車保険
SBI損保 東京海上 共栄火災
特約 個人賠償
おりても
アクサ安心 自転車賠償
ファミリー傷害
個人賠償 入院諸費用
個人賠償
個人賠償
自転車傷害
自転車補償 サイクル 個人賠償
自転車補償
死亡保険金 500万 500万~
※搭乗者
3,000万~
※人身傷害
3000万~
※人身傷害
3,000万~
※人身傷害
500万 1,000万 300万 300万
入院一時金 - - - - - 10万 5万 1~100万 3~72万
入院日額 5,000円※ 6,000円 5,000円 ケガ次第 ケガ次第 5,000円 - - -
手術給付金 5~20万 ケガ次第 ケガ次第 ケガ次第 ケガ次第 - - - -
個人賠償 3億 3000万 無制限 3000万~ 1億円 無制限 1億 1億 2億
弁護士 日常事故
含む
日常事故
含む
自動車関連
のみ
自動車関連
のみ
自動車関連
のみ
自動車関連
のみ
自動車関連
のみ
自動車関連
のみ
日常事故
含む
オリコン 1位 6位 13位 4位 8位 5位 14位 3位 2位
JDパワー 1位 9位 11位 10位 2位 5位 12位 4位 対象外
21歳 \90,640 \74,290 \63,830 \68,650 \105,960 \98,670 \61,550 \72,660 \129,550
30歳 \52,410 \31,540 \27,440 \23,950 \36,730 \38,850 \37,250 \52,540 \80,730
40歳 \51,640 \31,830 \25,470 \24,750 \37,290 \34,850 \35,900 \46,150 \72,700
50歳 \51,690 \33,190 \24,250 \24,770 \38,990 \36,300 \35,180 \45,750 \72,530
60歳 \53,310 \33,600 \28,420 \25,380 \38,990 \37,830 \37,320 \48,020 \76,330
自動車保険に自転車特約の比較表(ソニー損保・アクサ・三井ダイレクト・チューリッヒ・イーデザイン損保・セゾンおとなの自動車保険・SBI損保・東京海上・共栄火災)

上図で一番左のソニー損保だが、人身傷害(車内外補償)ではなく特約を利用した際の数字が入れてある。人身傷害補償を利用するなら同じ条件となるため、死亡保険金が他社より低い点は見過ごしても良いだろう。また、実費ではなく入院日額5,000円と手術給付金が5~20万円というのも、軽傷でも給付金が受け取れるため悪くない。ただ、おりても特約は自動車と無関係の事故でのケガも補償されるが、他社には自転車に特化した特約もある。より自転車事故に備えたいなら他社の方が妥当ともいえる。個人賠償責任補償の限度額は3億円で他社よりも高いが、こと自転車事故でいえば高額賠償でも賠償額は1億円以下のため3億は過度な感もある。

オリコンの顧客満足度は19社中1位と評判は非常によく、JDパワーの事故対応でも12社中1位と高評価だ。数年前までは前者が3位で、後者が9位と決して評判・評価は高くなかった。それが大幅に上昇したところを見ると、相当な企業努力で顧客対応・事故対応を改善したといえる。ただ、保険料を他の8社と比較するとネット系にしては高い。おりても特約を付帯しなくても保険料は1万円しか下がらず高いままで、保険料面でのメリットは乏しい。。。

以上のことから総合評価としては悪くはない保険といえるだろう。自動車保険としては優秀で、自転車事故にも備えられるのは間違いないからだ。ただ、おりても特約が自転車事故にイマイチ向いてない感は否めず、他社と比較して保険料も決して安くはない。そのためベストの保険とはいえないが、評判や事故対応を重視する人は検討すべき保険だろう。