JACCS CARD link/ 社会貢献できるクレジットカードを紹介・比較

- オススメ度:
- 名称:
- JACCS CARD link
- 年会費:
- 1,312円
- 寄付対象:
- 自分で選択
- 寄付率:
- 0.3%(1,000円 → 3円)
- 入会寄付:
- -
- ポイント率:
- 0.5%(1,000円 → 5円)
JACCS CARD linkは多様なボランティア団体から選択して寄付できる!
JACCS CARD linkは、社会貢献型では珍しく自分で寄付先を選択できるカードだ。基本的な仕組みは他社と同様でカード利用額の0.3%分が自己負担なしで寄付されるが、他社と異なり寄付する期間は5年間と限定されている。
ちなみに、寄付先を選択するのと類似の形式を採用しているカードには「地球にやさしいカード」がある。こちらは自分が最も危惧する環境問題を選択できる。さて、このJACCS CARD linkは寄付先は8社から選択でき、さらに優待割引やポイントサービスも他の社会貢献型のカードよりも豊富な点は特長といえる。

まず、カード入会から3ヶ月以内に5万円の利用で2,000円、7万円で3,000円、10万円で5,000円のキャッシュバックが受けられる。さらに、基本はポイント還元率は0.5%(1,000円で3円)だが、年間利用額毎にポイントが最大で70%アップする。ただし、年間100万円を利用する必要があるが。。。
さて、このカードでの寄付先は選択方式だが、選択できるのは、視覚障害者のために盲導犬を育成している「アイメイト協会」、世界中のストリートチルドレンなどの生活が困窮している子供を支援する「国境なき子どもたち」、内戦などで難民となったシリア・スーダンの人々を支援する「国連UNHCR協会」、野生の鳥類を中心にした自然環境保護をしている「生態工房」、学生を中心にワークキャンプ等で国内外でボランティア活動をする「ナイス日本国際ワークキャンプセンター」、献血・医療を通じたボランティアをしている「日本赤十字社」、世界最大規模の多様なボランティア活動をしている「ユニセフ」、貧困や児童労働させられている子供の開放を目的とした「フリー・ザ・チルドレン・ジャパン」の8団体となる。
次に、下図で他の社会貢献型のクレジットカードを年会費・寄付率・入会時の寄付等で比較した。あらかじめ記述するが、同じ団体が寄付対象の場合は別だが、寄付する団体が異なる場合、寄付率が高いカードの寄付が優れているわけではない。寄付対象の活動指針・活動実績に納得でき、寄付に相応の価値を感じるなら、如何なる団体への寄付も須らく等しい価値を持つはずだ。あくまで数値は参考程度に考えてもらいたい。また、"1年50万寄付"は1年間で50万円をカード利用した場合の寄付金額を記載し、"1年50万ポイント"は1年間で50万利用で得るポイントから年会費を差し引いた金額を記載した。

上図で"JACCS CARD link"を比較したが、年会費は無料ではないが他社と同額レベルで大きな差異はない。一方で寄付率は0.3%と他社より低めだ。ただし、それによって寄付の価値が劣るということはない。他のカードでは寄付ができない数多くの団体にも、このカードは寄付できるメリットがある。
最後に重ねてになるが、寄付する期間は5年限定という点に注意したい。5年後には寄付がなくなる点を鑑みれば、前述の何れかの団体に貢献したい人は短期集中で利用するしかない。他の社会貢献型と異なり諸注意がある点は保有後も忘れずにおきたいところだ。