赤十字オリコカード/ 社会貢献できるクレジットカードを紹介・比較

- オススメ度:
- 名称:
- 赤十字オリコカード
- 年会費:
- 10,500円
- 寄付対象:
- 日本赤十字社
- 寄付率:
- 0.5%(1,000円 → 5円)
- 入会寄付:
- -
- ポイント率:
- 0.5%(1,000円 → 5円)
赤十字オリコカードは安価な年会費で日本赤十字社に寄付したいなら!
赤十字オリコカードは、カード利用額の0.5%分が日本赤十字社に寄付される。通常のオリコカードと同様にポイントも貯まり、カード利用者が実質的に金銭負担することはない。オリコの他の社会貢献型カード(例えば赤い羽根カード)であれば、自主的に設定額を定めて自分のサイフから寄付することも可能だが、このカードでは、そういったシステムは導入されていない。また、カードブランドはVISA/Master Card/JCBから選択することができる。

さて、日本赤十字社についてだが、一般的には献血で知られている組織ではあるが、それ以外に看護士の教育・救急法普及活動等の医療に関連した活動も行っている。医療だけに留まらず、保育所や特別老後施設でもボランティア活動を展開しており活動範囲は多岐に渡る。さらに、日本だけでなくアジアを中心に国際的な活動を実施しており、救急活動の普及以外にも、例えばベトナムでは台風・高潮対策としてマングローブ植林活動を実施し山の手線一周程度まで拡大した実績がある。
最近では、東日本大震災時に、3月11日の震災当日から全国の赤十字病院から医療救護班が現地へ出動し、総勢6,500人が6ヶ月間の現地活動を行うなど、非常にスピーディーな活動を展開した。さらに救援活動だけに留まらず、復興に向けて仮設住宅に家電セットを寄贈したり、仮設住宅から学校が遠距離となった児童のためのスクールバス運行支援、介護士・介護ベッドの派遣など、多種多様な支援活動を展開し被災地の復興の一助を担った。
次に、他の社会貢献型(寄付が可能な)クレジットカードを年会費・寄付率・入会時の寄付等を比較した。あらかじめ記述しておくが、同じ団体が寄付対象の場合は別だが、寄付する団体が異なる場合は、寄付率が優れているからといって、そのカードの寄付が優れているというわけではない。自分がシンパシーを得られ、活動指針・行動規範に納得できるならば、下図の如何なる団体への寄付であろうと、須らく等しい価値を持つと考えるべきだ。あくまで数値は参考程度に考えてもらいたい。また、"1年50万寄付"は1年間で50万円をカード利用した場合の寄付金額を記載し、"1年50万ポイント"は1年間で50万利用して得られたポイントから年会費を差し引いた金額を記載した。

上図で他社カードと一覧比較したが、赤十字オリコカードは年会費・寄付率共に、他の社会貢献型カードと大差は無い。ただし、同じ赤十字に寄付するカードでは、DC赤十字カードであればカード利用額の1%が寄付されることになっている。年会費がネックになってくるが、少しでも多く寄付したい人にとってはDCの方が有利といえる。
ただ、当然ながら年会費10,000円は、クレジットカードの年会費が無料という流れがある現在では、家計に良い影響を与えない。年会費がネックになって、カード保有に暗雲が立ち込める(カードを手放して寄付が無くなる)ようであれば元も子もない。寄付は継続的な観点から無理なく行うことが重要ともいえるため、そういった心配があるなら、この赤十字オリコカードの方がオススメだ。