赤十字DCゴールドカード/ 社会貢献できるクレジットカードを紹介・比較

- オススメ度:
- 名称:
- 赤十字DCゴールドカード
- 年会費:
- 10,500円
- 寄付対象:
- 日本赤十字社
- 寄付率:
- 0.5%(1,000円 → 5円)
- 入会寄付:
- -
- ポイント率:
- 0.5%(1,000円 → 5円)
赤十字DCゴールドカードは赤十字への寄付率は他カードの2倍!
赤十字DCゴールドカードは、カード利用額の1.0%分が日本赤十字社に寄付される。他社の社会貢献型カードの寄付率が0.5%が多い点を考えれば、寄付率は高いカードといえる。また、通常のDCカードと同様にポイントも貯まる。さらにDCゴールドカードの各種サービスも付帯している。ただ、公式HPでの情報は少なく、申し込みにはオンラインではなく電話での問い合わせとなるため注意したい。

さて、ゴールドカードとしての付帯サービスは、国内海外旅行保険・空港ラウンジ利用・ショッピング保険等があり、特に目立ったものはない。一方でDCカードの付帯サービスは、各種提携企業と組んだオリジナリティのあるサービスがある。例えば、遺産の分配の意思表示等をする遺言は、公正証書や所定の書式を満たす必要があるため信託銀行(銀行&法律家)が必要になるが、その手数料の割引サービスがある。その他、介護相談サービス、映画情報誌の送付、ALSOKの申し込みでキャッシュバック等がある。
また、寄付対象である日本赤十字社だが、献血や血液センターで有名だが、それ以外にも災害時の医療救護・救援物資の配分も実施している。そういった医療関連事業以外に、赤十字病院を利用して日本に居住する外国人の母親のための日本語教室、保護者がいない乳児・共働きの両親のための乳児院・保育所の設置など社会福祉活動にも積極的だ。
次に、他の社会貢献型(寄付が可能な)クレジットカードを年会費・寄付率・入会時の寄付等を比較した。あらかじめ記述しておくが、同じ団体が寄付対象の場合は別だが、寄付する団体が異なる場合は、寄付率が優れているからといって、そのカードの寄付が優れているというわけではない。自分がシンパシーを得られ、活動指針・行動規範に納得できるならば、下図の如何なる団体への寄付であろうと、須らく等しい価値を持つと考えるべきだ。あくまで数値は参考程度に考えてもらいたい。また、"1年50万寄付"は1年間で50万円をカード利用した場合の寄付金額を記載し、"1年50万ポイント"は1年間で50万利用して得られたポイントから年会費を差し引いた金額を記載した。

上図で他社カードと一覧比較したが、赤十字DCゴールドカードはゴールドのため年会費が他社よりも明らかに高額だ。ただし、寄付率は1.0%と他社の2倍の高さだ。さらに、入会時に入会特典で赤十字に1,000円の寄付もある。寄付に関しては、他社の赤十字カードよりも大きく貢献できそうだ。
ただし、年会費10,000円は家計の負担になることも確実で、年会費10,000円がネックでカード保有を躊躇うのであればオリコ赤十字カードでも十分だろう。寄付は額ではなく心意気、寄付をしている人は額に関わらず社会に貢献している人と考えられ、無理なく寄付を続けることが、自分にとっても寄付対象となる組織にとっても有益となるためだ。