ユニセフVISAゴールドカード/ 社会貢献できるクレジットカードを紹介・比較

- オススメ度:
- 名称:
- ユニセフVISAゴールドカード
- 年会費:
- 10,500円
- 寄付対象:
- 公益財団法人 日本ユニセフ協会(UNICEF)
- 寄付率:
- ?
- 入会寄付:
- \1,000
- ポイント率:
- 0.5%(1,000円 → 5円)
ユニセフVISAゴールドカードで世界中の子供の生存・成長に貢献できる!
ユニセフVISAゴールドカードは、寄付率は定められていないが、カード利用額の一部がユニセフに寄付される。ポイントも通常VISAと同様に貯まる。特にゴールドカードであるから寄付率が向上するとはない。単純に寄付サービスにVISAゴールドカードの特典が付帯するだけだ。そのため、審査に関しては原則30歳以上で安定継続収入がある人に限定される点に注意したい。また、貯めたポイントを寄付に回すこともでき、希望額を設定して追加で年1回の寄付も可能だ。

さて、ユニセフについてだが、活動指針は世界中の子供の生存・成長への寄与とされている。具体的には、予防接種事業・エイズ対策・児童労働・少年兵等の児童の戦闘への強制・人身売買・差別の撤廃に向けて活動している。また、自然災害の復興にも協力している。近年では、アドボカシー活動(政策提言活動)で児童ポルノを禁止する法改正にも尽力している。その流れはネット企業にも波及しており
特に世界一の検索エンジンであるGoogleでは、児童ポルノの画像・映像が検索結果に出ないよう日々監視・削除を強化し実施するなど、民間企業にも好影響が出ているといっても言い過ぎではないだろう。
さて、昨今のユニセフの資金の流れだが、日本ユニセフに集まった資金の約80%(約95億円)が本部に送られ、残りの20%(約25億円)が募金・啓蒙活動・広告宣伝等に用いられている。
次に、他の社会貢献型(寄付が可能な)クレジットカードを年会費・寄付率・入会時の寄付等を比較した。あらかじめ記述しておくが、同じ団体が寄付対象の場合は別だが、寄付する団体が異なる場合は、寄付率が優れているからといって、そのカードの寄付が優れているというわけではない。自分がシンパシーを得られ、活動指針・行動規範に納得できるならば、下図の如何なる団体への寄付であろうと、須らく等しい価値を持つと考えるべきだ。あくまで数値は参考程度に考えてもらいたい。また、"1年50万寄付"は1年間で50万円をカード利用した場合の寄付金額を記載し、"1年50万ポイント"は1年間で50万利用して得られたポイントから年会費を差し引いた金額を記載した。

上図で他社カードと一覧比較したが、ユニセフVISAゴールドカードは寄付率については不明で比較はできない。他社カードは概ね5%の寄付率が多く、一部のカードのみが1%となっているため、おそらく5%前後の寄付率ではないかとは予想される。
年会費が高額なのは、冒頭で述べた通りVISAゴールドカードのサービス有無が起因している。そのサービスは「国内海外旅行傷害保険」「空港ラウンジサービス」「専任のゴールドデスク」「健康110番」「ハーツレンタカーのメンバー年会費が無料」等がある。
初めの2つは海外旅行に頻繁に行かないのであれば不要だ。旅行に行く際に旅行会社で任意保険に加入すれば問題なく、空港ラウンジも空港での待ち時間を買い物等に充てれば問題なく、レンタカーもタクシーを利用すれば良いだろう(海外での運転の危険性を考えればタクシーの方が無難だ)。旅行に頻繁に行かないのであれば、実質は専任デスクが付くゴールドデスクと、健康相談ができる健康110番ぐらいがメリットとなる。これらのサービスに魅力を感じなければ、通常のユニセフVISAカードで十分だ。10000円を支払うに相当する魅力を感じるなら、ユニセフVISAゴールドでも良いだろう。