ピンクリボンカード/ 社会貢献できるクレジットカードを紹介・比較

- オススメ度:
- 名称:
- ピンクリボンカード
- 年会費:
- 1,312円
- 寄付対象:
- 公益財団法人 日本対がん協会「ほほえみ基金」
- 寄付率:
- 0.5%(1,000円 → 5円)
- 入会寄付:
- -
- ポイント率:
- 0.5%(1,000円 → 5円)
ピンクリボンカードは乳がんの早期発見・治療に貢献できる!
ピンクリボンカードはカード利用額の0.5%分が日本対がん協会の「ほほえみ基金」に寄付される。また、乳がんの早期発見に効果的なマンモグラフィ検診を受診することで、1000円相当のポイントが獲得できる特典もある。寄付対象の日本対がん協会自体は多用なガン対策を講じているが、このカードは、その中でも乳がん対策の資金になる「ほほえみ基金」が寄付対象となる。がん対策に寄付できる数少ないカードで、乳がんの早期発見・早期治療を訴えるシンボルであるピンクリボンをカードの券面にデザインされている。

前述した通り、カード利用額の0.5%分、1万円の利用で50円が日本対がん協会「ほほえみ基金」に寄付される。カード保有者が寄付を負担することはない。さて、寄付対象の日本対がん協会だが、乳がん対策の「ほほえみ基金」以外に、中学生にガン教育をする「がん教育基金」、唯一の予防可能なガンである子宮頸ガンの啓発・普及活動をしている「子宮頸がん基金」、肺ガンの原因とされているタバコの禁煙を促進する「禁煙基金」等が存在している。
さて、肝心の「ほほえみ基金」だが、前述したマンモグラフィ機器の整備・拡充の他、乳がん早期発見の啓発活動、乳がん専門家の育成、乳がん検診の無料クーポンの配布などを実施している。2011年度の寄付金総額は約1億円だったが、その中の2千万円を啓発活動、3千万円を無料キャンペーン、患者支援に1千万円を費やしている。啓発活動に多額の予算を割いているようだ。また、こういった継続活動とは別に、東日本大震災の際には、被災地のガン患者支援として各種ケア用品を送付していた。
次に、他の社会貢献型(寄付が可能な)クレジットカードを年会費・寄付率・入会時の寄付等を比較した。あらかじめ記述しておくが、同じ団体が寄付対象の場合は別だが、寄付する団体が異なる場合は、寄付率が優れているからといって、そのカードの寄付が優れているというわけではない。自分がシンパシーを得られ、活動指針・行動規範に納得できるならば、下図の如何なる団体への寄付であろうと、須らく等しい価値を持つと考えるべきだ。あくまで数値は参考程度に考えてもらいたい。また、"1年50万寄付"は1年間で50万円をカード利用した場合の寄付金額を記載し、"1年50万ポイント"は1年間で50万利用して得られたポイントから年会費を差し引いた金額を記載した。

上図の通り、ピンクリボンカードの年会費は他の社会貢献型カードと同額で、寄付率も特別に劣らない。ポイント還元率も通常のオリコカードと同様に0.5%分が獲得でき、経済面でもカード利用者に負担がかかる心配はない。
このカードの寄付対象である「ほほえみ基金」は、2003年に設立した歴史の浅い基金だ。そのため、他の組織・基金よりも知名度・普及に関しては、まだまだ途上段階といえる。また、乳がんという名称ではあるが、がんであることには変わらず、当然ながら他の臓器にも転移する。特に乳がんは、国立がん研究センターによれば骨・肺・肝臓・脳等に転移しやすい。早期発見・早期治療さえできれば転移を避けられ、早期発見に寄与する機器等の重要性は間違いない。乳がん征圧の普及に貢献したい人にはオススメの1枚だ。