Gift of Life Card Upty/ 社会貢献できるクレジットカードを紹介・比較

- オススメ度:
- 名称:
- Gift of Life Card Upty
- 年会費:
- 無料
- 寄付対象:
- 社団法人 日本臓器移植ネットワーク
- 寄付率:
- 0.5%(1,000円 → 5円)
- 入会寄付:
- -
- ポイント率:
- 0.5%(1,000円 → 5円)
Gift of Life Card Uptyはレシピエント増加のための年会費無料のカード!
Gift of Life Card Uptyはカード利用額の0.5%分が日本臓器移植ネットワークに寄付される。カード利用額に応じてオリコが寄付するため自己負担は無く、ポイントも通常通り貯まる。しかし、他の社会貢献型カードとは異なり、リボ払い専用カードのため支払い総額に実質年率15%分の金利が上乗せされるため注意したい。
カード券面には、「日本臓器移植ネットワーク」のシンボルキャラクターであるハーティーがデザインされている。ちなみにハーティーとは、ドナーの暖かい心をレシピエント(ドナーから臓器を受け取る人)の感謝の気持ちに繋ぐ天使という意味が込められているようだ。

前述した通りカード利用額の0.5%分、1万円の利用で50円が日本臓器移植ネットワークに寄付される。その日本臓器移植ネットワークだが、ハーティー以外に世移植医療のシンボルであるグリーンリボンをモチーフにもしている。ピンクリボンが乳がん対策、レッドリボンがエイズ予防、子供の虐待防止のオレンジリボンなど、リボンが乱立している感も否めないが。。。
組織活動としては、ドナー・レシピエントのデータ管理・検索システムの登録更新、未だ完全には整備されていない医学的問題などに対してのコンサルタントの派遣、ポスター・広告による普及活動等も推進している。近年、免許更新の際には裏面に臓器提供意思の有無を記載する欄が設けられているが、それに気づいていない人も多数存在している。そのためグリーンリボンドライバーのステッカーを配布し、ドライバー間での認知向上、イベントを催しての情報提供等も実施している。もちろん、運転免許を保有しない人向けに意思表示カードを行政窓口・郵便局・病院・薬局・コンビニにも250万枚近くを設置し、カードの普及に努めているようだ。
次に、他の社会貢献型(寄付が可能な)クレジットカードを年会費・寄付率・入会時の寄付等を比較した。あらかじめ記述するが、同じ団体が寄付対象の場合は別だが、寄付する団体が異なる場合、寄付率が高いカードの寄付が優れているわけではない。寄付対象の活動指針・活動実績に納得でき、寄付に相応の価値を感じるならば、下図の如何なる団体への寄付も須らく等しい価値を持つはずだ。あくまで数値は参考程度に考えてもらいたい。また、"1年50万寄付"は1年間で50万円をカード利用した場合の寄付金額を記載し、"1年50万ポイント"は1年間で50万利用して得られたポイントから年会費を差し引いた金額を記載した。

上図の通り、Gift of Life Card Uptyの年会費は他の社会貢献型カードと異なり無料となっている。冒頭でも述べたが、リボ払い専用になっているため、その金利が手数料として徴収されていると考えられる。ただし、リボ払いの毎回の設定額を高額にしておけば1回払いに近くなり、金利での損失は最低限に抑えられる。寄付率は他社と同等で、ポイント還元率も通常のオリコカードと同様に0.5%分が獲得できる。
最後に、臓器移植の現状についてだが、過去10年から現在までのドナー登録数は12,000人~13,000人を前後しており大きく増加していないのが実情だ。ドナー登録数が増加しないのは臓器移植が増加しているためとも考えられるが、脳死のドナー提供者は毎年40人前後、心停止で70人前後と年間100人程度に留まっている。このままの状況が続けば、ドナーが微減していく危険性もある。その流れを止めるためにも、寄付には大きな意義があるといえよう。もちろん、リボ払いの金利がネックならば通常の寄付でも良いだろう。