オリコ 赤い羽根カード/ 社会貢献できるクレジットカードを紹介・比較

- オススメ度:
- 名称:
- オリコ 赤い羽根カード
- 年会費:
- 1,312円
- 寄付対象:
- 社会福祉法人 中央共同募金会(赤い羽根共同募金)
- 寄付率:
- 0.5%(1,000円 → 5円)
- 入会寄付:
- -
- ポイント率:
- 0.5%(1,000円 → 5円)
オリコ 赤い羽根カードで赤い羽根募金を通じた地域の福祉に貢献できる!
オリコ 赤い羽根カードは、カード保有者は普通に利用するだけで、その利用額の0.5%分が赤い羽根共同募金に寄付される。寄付した分だけポイント率が減額されることもなく、気軽に寄付ができる。また、それ以外にもカード決済で寄付が可能だ。ただし、その金額はカード入会申し込み書に年1回引き落とされる金額を記載する必要がある。少しフレキシブルさには欠ける。

さて、赤い羽根共同募金だが、正式名称は「社会福祉法人 中央共同募金会」といい、基本的に集めた募金は、集めた地域の福祉に用いられる。一方で、このカードの場合は集めた寄付を、一旦は中央共同募金会に集約し、その後に各都道府県の共同募金会に分配されることになる。そのため、必ずしも自分が在住する地域の福祉に全額がいくわけではない点に注意したい。
その用途だが、基本的には前述した地域の福祉活動に60%近い比率を割いている。分野別では、住民全般を対象とした活動に50%近い予算を付けており身近なところでは、防犯パトロール・公園清掃・ベンチ設置事業・除雪支援等が含まれるようだ。残った50%を高齢者・障害者・児童に割り振っている。具体的には高齢者への配食サービス、福祉施設に移動車両を整備、盲導犬・聴導犬の育成、学童保育等に役立てられているようだ。また、先般の東北のような大規模災害が発生した際の活動支援のために災害準備金を積み立ても実施されている。
次に、他の社会貢献型(寄付が可能な)クレジットカードを年会費・寄付率・入会時の寄付等を比較した。あらかじめ記述しておくが、同じ団体が寄付対象の場合は別だが、寄付する団体が異なる場合は、寄付率が優れているからといって、そのカードの寄付が優れているというわけではない。自分がシンパシーを得られ、活動指針・行動規範に納得できるならば、下図の如何なる団体への寄付であろうと、須らく等しい価値を持つと考えるべきだ。あくまで数値は参考程度に考えてもらいたい。また、"1年50万寄付"は1年間で50万円をカード利用した場合の寄付金額を記載し、"1年50万ポイント"は1年間で50万利用して得られたポイントから年会費を差し引いた金額を記載した。

上図の通り、オリコ赤い羽根カードは、年会費も並で寄付率も他社カードに特別劣ることはない。同じ赤い羽根に寄付できるVISAゴールドと比較しても、寄付に関して数字で劣ることはない。また、冒頭でも述べた通り、ポイント還元率も他の社会貢献型カードに劣ることはなく、通常のオリコカードと比較しても悪い還元率ではない。
結論としては、赤い羽根に寄付したい人、日本の各地域の福祉に貢献したい人にはオススメだ。自分のサイフに負担をかけることなく寄付が可能で、それだけでは物足りない人には、年1回、自分の定めた金額を寄付することも可能なためだ。通常の赤い羽根の募金と異なり、自分が在住する地域に還元されるとは限らないが、日本中のどの地域にも満遍なく貢献できるとも考えられる。