はこだてカード/ 社会貢献できるクレジットカードを紹介・比較

- オススメ度:
- 名称:
- はこだてカード
- 年会費:
- 無料
- 寄付対象:
- 北海道 函館市
- 寄付率:
- 0.1%(1,000円 → 1円)
- 入会寄付:
- -
- ポイント率:
- 0.5%(1,000円 → 5円)
はこだてカードは函館に旅行に行く人も地元に貢献したい人向けのカードだ!
はこだてカードは、カード利用額の0.1%分が北海道函館市に寄付され、函館市の社会福祉に貢献することができる。寄付に自己負担はなく、ポイント(ラブリィポイント)も普通に貯まる。カード入会時に特別寄付は無いが、1,000円分のキャッシュバックが受けられ、函館市の各店でカードを利用すれば優待割引を受けられる。また、カード券面には函館市を一望した夜景がデザインされている。

まず、このカードで得られるポイントを整理すると、入会時に無条件で1,000円のキャッシュバック(正確には1,000円分のデポジット)が得られる。さらにカード入会から3ヶ月以内に5万円以上の利用で2,000円、7万円で3,000円、10万円で5,000円のキャッシュバックが受けられる。社会貢献型のカードにしては、入会直後の特典が豊富なのは特長の1つだ。また、ポイント還元率は0.5%だが、毎月8月と12月の利用分のポイントは2倍になる。夏季休暇・冬季休暇で函館に旅行するか帰省する人には有難いメリットだろう。年間利用額毎にボーナスポイントも存在している。
さらに、このカードには函館の約50の飲食店での優待割引がある。焼肉・寿司・居酒屋・喫茶店・バーと業態は多用だが、その特典内容はビール1杯が無料、枝豆一皿サービス、寿司一貫が無料など、なんとも微妙だ。。。ロープウェイや五稜郭タワーの入場割引も存在するが、数百円の割引と微妙なことは変わらない。。。
次に、下図で他の社会貢献型のクレジットカードを年会費・寄付率・入会時の寄付等で比較した。あらかじめ記述するが、同じ団体が寄付対象の場合は別だが、寄付する団体が異なる場合、寄付率が高いカードの寄付が優れているわけではない。寄付対象の活動指針・活動実績に納得でき、寄付に相応の価値を感じるなら、如何なる団体への寄付も須らく等しい価値を持つはずだ。あくまで数値は参考程度に考えてもらいたい。また、"1年50万寄付"は1年間で50万円をカード利用した場合の寄付金額を記載し、"1年50万ポイント"は1年間で50万利用で得るポイントから年会費を差し引いた金額を記載した。

上図で"はこだてカード"を比較したが、年会費が無料と社会貢献型のカードの中で貴重な1枚といえる。ただし、寄付率は0.1%と他社より低めの設定で、あくまで函館に旅行で来て、お金を落として行って欲しいということなのだろう。もちろん、それでも函館市の社会福祉に役立てられるという意義は変わらず、地域貢献できることは間違いない。また、ポイントの通常の還元率は0.5%だが、年間利用額でポイント還元率が上昇される。還元率は20万円以上の利用で20%アップの0.6%、50万円以上で0.65%、100万円以上で0.75%に上昇する。カードを利用する程に自分もお得で、函館市にも貢献できることは疑いようがない。
最後に追記しておくが、函館市への観光客数は東北新幹線の前線開通などで微増しているものの、人口は5年で5%減少しており、さらに65歳以上の人口も同様に5%程度増加している。このような状況では、市としては社会福祉に注力する必要がある一方で、就労人口が減少している以上は、基本的には税収の増加は見込めない。実際、函館市の1年間の歳入は約2000億円を推移している中で、介護保険・母子寡婦福祉貸出金・後期高齢者医療費は増額している。財政状況が徐々に苦しくなっていくのは明白だ。函館市に縁のある人は、函館市の社会福祉にも貢献できる、このカードを是非オススメしたい。