しあわせの輪カード/ 社会貢献できるクレジットカードを紹介・比較

しあわせの輪カード
オススメ度:
PriceLess
名称:
しあわせの輪カード
年会費:
無料
寄付対象:
公益財団法人 福岡県地域福祉財団
寄付率:
0.3%(1,000円 → 3円)
入会寄付:
-
ポイント率:
0.5%(1,000円 → 5円)

しあわせの輪カードは福岡の子育て家庭や子供に幸せの輪をかけるカードだ!

しあわせの輪カードは利用額の0.3%分が福岡県地域福祉財団に寄付され、福岡県の主に子育て家庭への支援・子供のための環境整備に貢献できる。カードを利用するだけで寄付が可能で、特に自己負担もなくポイント(わくわくポイント)も貯まる。また、セディナカード発行の1枚ということで、ダイエーグループでの5%割引、利用額1万円毎に海外旅行が当たる抽選に参加、さらにカードの引き落とし口座を三井住友銀行に指定することでキャッシュカードでのATM手数料が無料になる特典が付帯している。

しあわせの輪カードの概要と活動内容

さて、寄付対象の「福岡県地域福祉財団」についてだが、前述の通り同県の子育て関連の福祉に注力している団体だ。具体的には、地域福祉活動の拡充や情報提供を目的とした広報活動、医療から障害者・高齢者向けの各種ボランティア活動の支援、地域福祉に関する調査研究まで実施している。ただ、前述したように主には、子育て支援が中心で、特に子育て応援の店推進事業では、小学校入学前の子供を連れていくと割引やベビーベッドの設置といった特典がある店を推進している。現在の登録店舗数は16,000件を超えており、乳幼児を連れて入店するのに気後れしてしまうような人でも安心して入店できる店が増えていくのは心強いことだろう。

また、子育ての前段階をサポートする意味で、この財団法人が企画運営する出会い応援事業まで催している。少子高齢化といった大きなテーマもあるだろうが、福岡で結婚する人の多くは、その後も福岡で生活する人が多く、そういった意味では地域振興・地域の発展に繋がるともいえる。

次に、他の社会貢献型(寄付が可能な)クレジットカードを年会費・寄付率・入会時の寄付等を比較した。念のため記述するが、同じ団体が寄付対象の場合は別だが、寄付する団体が異なる場合、寄付率が高いカードの寄付が優れているわけではない。寄付対象の活動指針・活動実績に納得でき、寄付に相応の価値を感じるならば、下図の如何なる団体への寄付も須らく等しい価値を持つはずだ。あくまで数値は参考程度に考えてもらいたい。また、"1年50万寄付"は1年間で50万円をカード利用した場合の寄付金額を記載し、"1年50万ポイント"は1年間で50万利用して得られたポイントから年会費を差し引いた金額を記載した。

名称 古代
オリエント
OSAKA
メセナ
しあわせ
名フィル
カード
JOC
一般
JOC
ゴールド
龍馬の夢
一般
龍馬の夢
ゴールド
はこだて
カード
JACCS
link
デザイン 古代オリエント博物館カード OSAKAメセナカード しあわせの輪カード 名フィルカード JOCスポーツマンvisaカード JOCスポーツマンvisaゴールドカード 龍馬の夢一般カード 龍馬の夢ゴールドカード はこだてカード JACCS CARD link
年会費 1,312円 1,050円 0円 1,812円 1,312円 10,500円 1,312円 10,500円 0円 1,312円
寄付率 0.5% 0.3% 0.3% 0.5% 0.1% 0.3%
入会寄付 - - - - - - - - - -
ポイント
還元率
0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5%
電子
マネー
- - - - - - - - - -
1年50万
寄付額
\2,500 \1,500 \1,500 \3,000 \500 \1,500
1年50万
ポイント
\1,188 \1,700 \2,750 \1,438 \1,188 -\8,000 \1,188 -\8,000 \3,250 \1,938
社会貢献・寄付できるカードの比較表(古代オリエント博物館カード・Osakaメセナカード・しあわせの輪・名フィルカード・JOC一般・JOCゴールドカード・龍馬の夢一般・龍馬の夢ゴールド・はこだてカード・JACCS link)

上図の通り"しあわせの輪カード"は、地域・選択系の社会貢献カードの中では年会費無料の数少ないカードだ。寄付率は0.3%(1万円で30円)と、他社カードよりも若干低いが、重ねてになるが、寄付率が低いとはいえ寄付が劣るということはまったくない。ポイント還元率は0.5%と他社と同等だが、年間で50万円以上を利用すると1.1倍になるため、使えば使うほどお得で寄付もできることになる。

最後に追記しておくが、この財団法人を支えているのは福岡県からの4億円程度の事業受託金が中心で、寄付金に関しては、年間200~300万円程度しか集まっていないのが実情だ。これは、すなわち県からの予算が削減されれば、諸に事業が滞ることを意味している。福岡県は九州でも人口が500万人超とトップで、人口も僅かながら増加はしているが、県内の平均年齢は年間で0.5-0.6歳ずつ上昇し、65歳以上の人口が年間で1万人ずつ増加している。この情勢は県政にも確実に反映されるであろうから、福岡県が高齢者向けのサービス拡充に予算を寄せていき、それに反して子育て支援の予算が削減される可能性十分にある。

そう考えると現在の人を支えることは重要だが、それに伴い未来を担う子育ても同等の意義がある。その芽が縮むことは同県にとっては重大な損失となるともいえよう。この財団法人の活動を支えることは、福岡県の未来を支えると言って差し支えあるまい。福岡県地域福祉財団の理念・行動指針に賛同できる人には、是非このカードをオススメする。