地球にやさしいカード/ 社会貢献できるクレジットカードを紹介・比較

- オススメ度:
- 名称:
- 地球にやさしいカード
- 年会費:
- 1,312円
- 寄付対象:
- 公益財団法人 緑の地球防衛基金
- 寄付率:
- 0.5%(1,000円 → 5円)
- 入会寄付:
- -
- ポイント率:
- 0.5%(1,000円 → 5円)
地球にやさしいカードは14種の地球環境問題の中から自分で選べる!
地球にやさしいカードはセディナが発行しており、カード利用額の0.5%分を「緑の地球防衛基金」に寄付される。支援内容は14種類存在しており、カード利用額0.5%の中の30%分は14種類のテーマに均等配分され、残りの70%は自身が選択したテーマに寄付される仕組みになっている。
具体的な数字を例に出すと、仮に10万円分の買い物をすると、寄付総額は500円となり、150円は14種のテーマに約10円ずつ寄付され、残った350円は自身が選択したテーマに寄付されることになる。もちろんカード利用者に自己負担はなく、ポイント(わくわくポイント)も貯まる。

まず14種のテーマだが、大まかに分類すると4つに大別できる。1つ目は地球規模の環境保護で、その中に温暖化・オゾン層破壊・酸性雨を防ぐといった寄付が含まれる。2つ目が森林破壊対策で、その中には砂漠化を防ぐ・熱帯雨林やマングローブを守り育てるといったテーマが含まれる。3つ目が日本国内の自然環境保護で、その中には立山連峰・白保・尾瀬の保護といったテーマが含まれる。最後が個別の動物で、その中にはウミガメ・トンボ・アフリカ象の保護が含まれる。どのテーマにするかは個人の判断に委ねられるが、どのテーマも軽視すべきものではなく悩みどころだ。
また、寄付対象の「緑の地球防衛基金」はタンザニア・中国・タイ・ベトナム・ネパールでも植林・緑化活動を実施している。それ以外にも、もちろん前述の活動も行っている。例えば、南アフリカの政府がアフリカ象の個体数が増加し過ぎたため頭数の調整を行う旨の発表をした際には、象牙市場の活性化と闇市場への流通を目的とした密漁・乱獲を懸念して、間髪入れずに反対の申し入れを行っている。
次に、他の社会貢献型(寄付が可能な)クレジットカードを年会費・寄付率・入会時の寄付等を比較した。念のため記述するが、同じ団体が寄付対象の場合は別だが、寄付する団体が異なる場合、寄付率が高いカードの寄付が優れているわけではない。寄付対象の活動指針・活動実績に納得でき、寄付に相応の価値を感じるならば、下図の如何なる団体への寄付も須らく等しい価値を持つはずだ。あくまで数値は参考程度に考えてもらいたい。また、"1年50万寄付"は1年間で50万円をカード利用した場合の寄付金額を記載し、"1年50万ポイント"は1年間で50万利用して得られたポイントから年会費を差し引いた金額を記載した。

上図の通り"地球にやさしいカード"は、他カードと比較して特に数字のメリット・デメリットがあるわけではない。年会費も無料ではないが横並びの金額で、寄付率・ポイント還元率も同等の数字だ。
最後に14種のテーマについて追記するが、保有前から明確に寄付目的が定まっている人には無縁だが、大抵の人は何れのテーマのカードを保有するか悩ましいところだろう。前述したように、どのテーマが再重要ということはないが、先入観・マスコミの扇動ではなく自分で現状把握をしてもらいたい。
例えば、オゾン層の破壊については、1990年代から開始したフロンガスの削減で回復に向かっており、2050年にはオゾンホールも塞がるとも言われている。ただし、気温が低くなるとオゾン層が減少する傾向があり、現在の地球温暖化が寄与しているのではないか?という説もある。その判断は難しいが、これからの寄付でも十分に、オゾン層の回復を加速させることは間違いない。人類が克服した初の地球規模の環境問題として、世界終末時計の時刻が戻る可能性もある。いずれにせよ熟慮のうえテーマを選択することをオススメする。