RHSJカード セゾン/ 社会貢献できるクレジットカードを紹介・比較
- オススメ度:
- 名称:
- RHSJカード セゾン
- 年会費:
- 16,000円 ※英国王立園芸協会の年会費
- 寄付対象:
- 英国王立園芸協会日本支部(RHSJ)
- 寄付率:
- ?
- 入会寄付:
- -
- ポイント率:
- 0.5%(1,000円 → 5円)
RHSJカード セゾンは趣味の園芸から少しずつ緑化を!
RHSJカード セゾンはセゾン発行で、カード利用額の一部(パーセンテージは不明)が「英国王立園芸協会日本支部(RHSJ)」に還元され、自己負担はなくポイントも貯まる。しかし、カードの年会費自体は無料なのだが、カードを保有すると同時にRHSJに入会することになる。そのため同会の年会費16,000円が毎年引き落とされることになる。
ちなみに入会時には、記念品としてクリアファイルやグリーティングカードがプレゼントされる。また、貯めたポイントは3,000ポイントあればRHSJの年会費に充当できる他、ユニセフ・日本盲導犬協会等・赤十字の寄付に回すことも可能だ。
さて、RHSJという組織だが、RHS(英国王立園芸協会)の唯一の海外支部だで、そのためジャパンのJが接尾に付いている。RHS自体は1804年に創立されたエリザベス女王を総裁とする世界で37万人の会員を持つ園芸愛好家団体で、主に園芸普及に向けた活動をしている。園芸は趣味の領域とも言えるが、壁面緑化等による温室効果削減・省エネルギー効果を考えれば、広義では環境活動の一環とも捉えられる。
最近の活動内容は、会報誌による情報提供の他に、ガーデンニング講座・子供向けの植物に対する体験学習プログラム等の各種イベントも催している。さらに、ロンドンで開かれるフラワーショーや国内の植物園・栽培家を巡るツアーなども実施している。
また、RHSJエンタープライズというRHS認定の企業を通じて、RHSブランドの商品、オリジナルグッズの販売も実施している。現在は、RHSという枠組みを超えて、英国を含めたヨーロッパの陶器・雑貨も取り扱っている。2010年から開始した小花・野苺をあしらったキャス・キッドソンも人気のようだ。園芸愛好家が集うRHSらしいともいえよう。
次に、他の社会貢献型(寄付が可能な)クレジットカードを年会費・寄付率・入会時の寄付等を比較した。念のため記述するが、同じ団体が寄付対象の場合は別だが、寄付する団体が異なる場合、寄付率が高いカードの寄付が優れているわけではない。寄付対象の活動指針・活動実績に納得でき、寄付に相応の価値を感じるならば、下図の如何なる団体への寄付も須らく等しい価値を持つはずだ。あくまで数値は参考程度に考えてもらいたい。また、"1年50万寄付"は1年間で50万円をカード利用した場合の寄付金額を記載し、"1年50万ポイント"は1年間で50万利用して得られたポイントから年会費を差し引いた金額を記載した。
上図の通り"RHSJカード"は他社比較すると年会費が高額だ。しかし、既述の通り年会費自体は無料で、別途16,000円がRHSJの年会費として徴収されるためだ。通常は振込み形式を採用しているようなので、それを考えると自動引き落としの分だけ手間が省けるともいえる。寄付率は未公表のため比較できないが、ポイント還元率では他社との大きな差異はない。
このカードは、園芸愛好家のためのカードということもあり、他の社会貢献型カードと比較すると直接的に地球環境に貢献できるとは言い難いかもしれない。しかし、こと日本において日常生活を送る中では、仕事・家事・学業などに忙殺されている人も多く、偏ったマスコミの報道の中で地球環境に目を向ける機会は多いとはいえない(正確には限られた時間・紙面・人員では情報収集から発信に限界がある)このカードを保有することで、ガーデニングを通して地球環境を考える契機にすると共に、地球環境改善を日常生活の身近なことから始めるスタートとして保有すると良いかもしれない。