MOTTAINAIカード/ 社会貢献できるクレジットカードを紹介・比較
- オススメ度:
- 名称:
- MOTTAINAIカード
- 年会費:
- 1,312円
- 寄付対象:
- MOTTAINAIキャンペーン(グリーンベルト運動)
- 寄付率:
- 0.5%(1,000円 → 5円)
- 入会寄付:
- -
- ポイント率:
- 0.5%(1,000円 → 5円)
MOTTAINAIカードは植林活動に活かされ年会費ももったいなくない!
MOTTAINAIカードはオリコが発行しており、カード利用額の0.5%分を「MOTTAINAIキャンペーン事務局(毎日新聞社内)」を通してグリーンベルト運動に寄付する仕組みで、カード利用者に自己負担はなくポイントも貯まる。ポイントは各種賞品やマイル等にも移行できるが、さらにキャンペーン事務局に寄付して植林活動に寄与することも可能だ。また、カードの特典として、同事務局が主催するフリマへ出店・入店する際の年会費が無料、MOTTAINAIショップでの割引特典も付帯している。
寄付対象の「MOTTAINAIキャンペーン事務局」は毎日新聞社内にある。それは提唱者である環境分野でノーベル平和賞を受賞したケニア人のマータイ氏が、毎日新聞社の招聘で来日した際に「もったいない」という言葉に感銘を受けてスタートしたためだ。このクレジットカードは、同事務局を通してグリーンベルト運動に寄付する。
そのグリーンベルト運動とは、同氏が故郷であるケニアを始めアフリカ全土で植林活動を示す。植林活動は環境保全だけでなく、アフリカ特有の状況、例えば飲料水である綺麗な雨水の維持や、気候変動や自然災害の防波堤等として役に立つ。現在ではのべ10万人の協力の下、5,000万本が植林された。さらに、MOTTAINAIプロジェクトは、その中でプラスチックごみの削減と、日本国民や企業からの募金を募り植林とゴミ削減を支援している。
次に、他の社会貢献型(寄付が可能な)クレジットカードを年会費・寄付率・入会時の寄付等を比較した。念のため記述するが、同じ団体が寄付対象の場合は別だが、寄付する団体が異なる場合、寄付率が高いカードの寄付が優れているわけではない。寄付対象の活動指針・活動実績に納得でき、寄付に相応の価値を感じるならば、下図の如何なる団体への寄付も須らく等しい価値を持つはずだ。あくまで数値は参考程度に考えてもらいたい。また、"1年50万寄付"は1年間で50万円をカード利用した場合の寄付金額を記載し、"1年50万ポイント"は1年間で50万利用して得られたポイントから年会費を差し引いた金額を記載した。
上図の通りMOTTAINAIカードは、年会費は無料でこそないが、大半の他の社会貢献型カード(環境)と同様の金額だ。寄付率・ポイント還元率でも特に不利という面は見られない。"もったいない"ということは間違いなくないといえる。
最後にMOTTAINAIキャンペーン(グリーンベルト運動)について追記しておくが、アフリカは砂漠地帯が大きいイメージが強いが、実際にはサハラ以南・コンゴ地域には豊富な熱帯雨林が存在する。植林作業が砂漠化に歯止めをかけると共に、現在ある熱雨林の保護・伐採を防ぐ意味も持つ。
また、前述した運動への参加者の大半を女性が占めており、植林という行為以外にも女性の貧困からの脱却・地位向上にも寄与している。これはアフリカでは長らく焼畑農業が主流で常畑農業が定着していない点にも関係する。これらの植林事業に携わることで、参加者は環境保全の意識のみならず、植林・農業に関するスキルを得られる。同活動は単なる環境保全ではなく、アフリカの未来を見据えた活動であるといえよう。そういった活動方針に共感できる人は、是非、このカードの利用をオススメする。