オリコLOVE THE EARTHカード/ 社会貢献できるクレジットカードを紹介・比較

オリコLOVE THE EARTHカード
オススメ度:
PriceLess
名称:
オリコLOVE THE EARTHカード
年会費:
無料
寄付対象:
WWFJ・moreTrees・A SEED JAPAN
寄付率:
0.5%(1,000円 → 5円)
入会寄付:
-
ポイント率:
-

オリコLOVE THE EARTHカードはポイントは犠牲になるが寄付先は多様!

オリコLOVE THE EARTHカードは、カード利用額の0.5%がWWFジャパン、モア・トゥリーズ、A SEED JAPANの3団体に寄付される。自己負担はないが、他カードと異なりポイントが寄付に回されるため、ポイントが貯まらない点に注意したい。また、社会貢献型カードにしては珍しく電子マネーが搭載されており、カード決済が効かない駅ナカの売店・コンビニでも利用できる点は有難い。

オリコLOVE THE EARTHカードの概要と寄付団体について

さて、カード利用で発生する寄付金はWWFジャパンとモアトゥリーズとA SEED JAPNの3団体に分散される。WWFジャパンについては、WWF一般カードWWFセレクトカードを参照して欲しい。

モア・トゥリーズ(more Trees)は、戦場のメリークリスマスや、ラストエンペラーで日本人初のゴールデングローブ賞・アカデミー作曲賞を受賞した音楽家の坂本龍一氏が設立した森林保全団体だ。最近では、かつては日本一の産油量を誇った新潟県の秋葉区を木材の供給源として再生させるプロジェクトや、林業日本一を目指す岩手住田町の震災後のサポートも行っているようだ。

また、A SEED JAPAN(ア・シード・ジャパン)は日本青年が設立運営する環境保護NGOで、野外フェスティバルのゴミ削減、レアメタル産出のための森林破壊を防ぐため使用後(機種変後)の携帯電話の回収等を実施している。青年らしい若い目線からの環境保護活動といえよう。

次に、他の社会貢献型(寄付が可能な)クレジットカードを年会費・寄付率・入会時の寄付等を比較した。念のため記述するが、同じ団体が寄付対象の場合は別だが、寄付する団体が異なる場合、寄付率が高いカードの寄付が優れているわけではない。寄付対象の活動指針・活動実績に納得でき、寄付に相応の価値を感じるならば、下図の如何なる団体への寄付も須らく等しい価値を持つはずだ。あくまで数値は参考程度に考えてもらいたい。また、"1年50万寄付"は1年間で50万円をカード利用した場合の寄付金額を記載し、"1年50万ポイント"は1年間で50万利用して得られたポイントから年会費を差し引いた金額を記載した。

名称 地球に
やさしい
カード
セディナ
AXU
ILEC
カード
地球人間
環境
RHSJ
カード
UC
WWF
一般
UC
WWF
セレクト
UC
WWF
ゴールド
オリコ
LOVE
EARTH
MOTTAINAI
カード
デザイン 地球にやさしいカード セディナカードAXU ILECカード 地球・人間環境フォーラムカード RHSJカードセゾン UC WWF一般カード UC WWF セレクトカード UC WWFゴールドカード オリコLOVE THE EARTHカード MOTTAINAIカード
年会費 1,312円 10,500円 1,562円 1,812円 16,000円 1,312円 1,837円 10,500円 0円 1,312円
寄付率 0.5% 0.1% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5%
入会寄付 - - - - - - - - - -
ポイント
還元率
0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% - 0.5%
電子
マネー
- - - - - - - - iD -
1年50万
寄付額
\2,500 \500 \2,750 \3,000 \2,500 \2,500 \2,500 \2,500 \2,500
1年50万
ポイント
\1,188 -\8,000 \938 \688 -\13,800 \1,188 \683 -\8,000 \0 \1,188
社会貢献・寄付できるカードの比較表(地球にやさしいカード・セディナAXU・ILECカード・地球人間環境カード・RHSJカード・UC WWF一般カード・WWFセレクトカード・WWFゴールドカード・オリコLOVE EARTH・MOTTAINAIカード)

上図の通り"オリコLOVE THE EARTHカード"は、環境系の社会貢献カードの中では唯一の年会費が無料のカードだ。ただし、そのためか他社のようにポイントは貯まらず、ポイント面での経済的なメリットは薄いことになる。数字だけ見れば、同様にWWFに寄付するWWFカードを選ぶ手もある。

ただし、WWFカードの場合にはWWFのみに寄付することになり、他の2団体が蔑ろにされてしまう。等しく寄付したい人は、このカードを選択しても問題はないだろう。選択という意味では、自分が特に問題視する環境問題を選択して寄付できる「地球にやさしいカード」も検討したいところではある。また、どの団体が優れているということもなく、活動には等しく価値はある点は重ねて記述しておく。自分が一番シンパシーを得られる団体に寄付するのが妥当だ。その意味で、このカードの場合には3団体の活動方針を吟味する必要があるが、それに共感納得できるなら、このカードをオススメだ。