UC WWFセレクトカード/ 社会貢献できるクレジットカードを紹介・比較
- オススメ度:
- 名称:
- UC WWFセレクトカード
- 年会費:
- 1,837円
- 寄付対象:
- WWFジャパン(公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン)
- 寄付率:
- 0.5%(1,000円 → 5円)
- 入会寄付:
- -
- ポイント率:
- 0.5%(1,000円 → 5円)
UC WWFセレクトカードは寄付だけでなく各種保険が付帯されている!
UC WWFセレクトカードはUCカードのブランドで発行されており、カード利用額の0.5%が「WWFジャパン(公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン)」に寄付される。寄付には自己負担はなく永久不滅ポイントも貯まり、さらに損害補償保険が付帯されている。
具体的には、国内旅行は利用付帯だが、海外旅行障害保険が自動付帯で、旅行中の傷害・疾病の他にスーツケース等の携行品損害の場合にも保険が適用される。さらにショッピング補償保険も付帯している。また、保険だけでなくUCゴールドカードのサービスが付帯したゴールドカードも存在している。
寄付するWWFは世界最大の自然保護を目的としたNGOで、WWFジャパンは日本支部になる。同組織の日本における主な目的は、生物の多様性の維持と自然資源の持続利用等とされている。しかし、東日本大震災を契機に計画は大きく見直され、今後5年間においては震災復興支援プロジェクトと、脱炭素社会・原発の段階的な廃止と100%再生可能エネルギーという目標にも注力していく計画のようだ。震災復興に関しては、被災地の漁協と連携した水産業の復興に向けた活動等をしている。
もちろん、震災関連以外の活動も数多く実施しており、今後もサケ漁業を持続的に実施できるように日本とロシアの50以上の水産企業が会議するセミナーや、ロシア極東地域での違法伐採の防止、津波被害が甚大であったインドネシアのスマトラ島での植林活動、四国に生息する絶滅が危惧されるクマの保護、ユキヒョウの密猟対策など数えきれない。もちろん、広報誌による情報提供や普及活動も行われている。
次に、他の社会貢献型(寄付が可能な)クレジットカードを年会費・寄付率・入会時の寄付等を比較した。念のため記述するが、同じ団体が寄付対象の場合は別だが、寄付する団体が異なる場合、寄付率が高いカードの寄付が優れているわけではない。寄付対象の活動指針・活動実績に納得でき、寄付に相応の価値を感じるならば、下図の如何なる団体への寄付も須らく等しい価値を持つはずだ。あくまで数値は参考程度に考えてもらいたい。また、"1年50万寄付"は1年間で50万円をカード利用した場合の寄付金額を記載し、"1年50万ポイント"は1年間で50万利用して得られたポイントから年会費を差し引いた金額を記載した。
上図の通り"WWFセレクトカード"は、他社より年会費が数百円レベルだが高額だ。しかし、前述の通り保険が付帯している分の上乗せといえる。仮に、海外旅行には頻繁には行かない、もしくは海外旅行の際には自分で申し込む人なら、保険がついていない一般カードで十分だろう。
最後にWWFジャパンについて追記するが、既述した通り活動内容は幅広い。日本での規模を考えれば、いわんをやWWF本体の規模が伺い知れるというものである。しかし、限られた範囲であるWWFジャパンの予算も十分とはいえないのが現状だ。2012年度こそ震災復興に向けて募金(会費)が増加したようだが、それ以前の2010年度の決算・2011年度の決算では、各々、個人の寄付金が2~3千万円ずつ減少しており、法人も経済情勢の悪化からか同等に近い額が減少している。数年が経過し、震災の記憶が薄れていけば再び寄付が減少するのは間違いない。
環境省などからの補助金も現在は出ているようだが、政府も赤字国債発行など財政状況は悪く、仕分け対象・補助金打ち切りの憂き目に会う可能性も否定できない。もしも、WWFの活動方針に共感し、活動実績にも納得できるなら、是非、このカードをオススメしたい。もちろん、保険が不要なら一般でも十分だ。