全労済 マイカー共済/ 自動車保険の保険料・補償内容・サービスを評価 レビュー

全労済
オススメ度:
1
保険会社:
全労済(全国労働者共済生活協同組合連合会)
名称:
マイカー共済(自動車総合補償共済)
免許割引:
ゴールド免許で割引
走行距離:
割引なし
オリコン:
対象外 / 18社中
特徴:
安心の充実保障と頼れるサービスが、納得の共済掛金で

全労済 マイカー共済は他社比較すると掛金(保険料)も高額でイマイチ?

全労済は生協(生活共同組合)の1つで、組合員となることで共済を含めて各種サービスを受けられる。JA共済と同様に出資金を支払えば組合員になれる。出資金といっても一口が100円で最低10口(1,000円)からと低額なため、誰でもマイカー共済(民間でいう自動車保険)を利用できる。ただし、事業を3年以上利用しないと脱退とみなされるため注意したい。以下、全労済のマイカー共済の概要を記載し、他社の自動車保険と比較する。

全労済 マイカー共済(自動車総合補償共済)の保険料割引・ロードサービス等

まず共済掛け金(保険料)だが、年齢・等級・地域等で算出されるが、免許証の色(ゴールドorブルー)・年間走行距離・インターネット申込割引は無い。さらに継続割引・無事故割引といった割引も存在しない。一応、新車割引・ハイブリッド車割引などは存在するが、割引面では物足りない。これが保険料がJA共済を含めて他社よりも高額な理由の一端といえそうだ。

ロードサービスは、民間の自動車保険と同様に無料で付帯している。無料のレッカー移動(30キロ)に加え、インキー時の解錠・バッテリー上がり等の故障時の応急サービス等もある。ただし、走行不能になった場合の代替交通機関での移動費用・宿泊費の補償はなく、宿泊予定が崩れた際の旅館・ホテルなどのキャンセル費用の補償もない。また、事故時の対応をするマイカー損調サービスセンターも全国に78ヵ所と他社の自動車保険よりも拠点数が少ないため、事故時の対応のスピードにも疑問符が付く。ロードサービスの面では他社に劣るといえそうだ。

次に、下図で通販型の自動車保険・代理店型の自動車保険を国内・外資を問わず比較した。補償内容では対人賠償対物賠償人身傷害が基本補償か選択(特約)か、ロードサービスでバッテリー上がりと無料のレッカー移動の距離を比較した。顧客満足度ではオリコンの自動車保険総合ランキング、国際的な調査機関のJDパワーの事故対応満足度を比較した(価格コムや楽天はオリコンと大差が無いため割愛)また、各社に寄せられている年間の苦情数も参考比較した。

保険料面ではゴールド免許・走行距離割引の有無に加え、30・40・50歳の代表的な保険料をシミュレーション比較した。その際の条件は、国土交通省の自動車輸送統計調査を元に年間平均走行距離を約9,000キロ、日本自動車販売協会連合会の新車販売販売台数ランキングで長らく1,2位にいるトヨタのプリウス(ZVW30)新車を採用し、東京在住のゴールド免許とし保険料を節約するため車両保険搭乗者保険は無しとした。

名称 ソニー損保
Type S
アクサ
ダイレクト
三井
ダイレクト
チューリッヒ
スーパー保険
イーデザイン
損保
セゾン
おとなの
自動車保険
東京海上
トータルA
JA共済
自動車共済
全労災
マイカー
対人賠償
対物賠償 選択
人身傷害 選択 選択 選択 選択 選択
バッテリー
上がり

無制限

期間中1回

90日制限

期間中1回
○ ※
無制限
レッカー
距離

50km

35km

30km

100km

30km
○ ※
300km

100km

30km

30km
ゴールド
免許
- -
走行距離 - - - -
オリコン 3位 8位 2位 4位 1位 6位 9位 対象外 対象外
JDパワー 9位 16位 10位 14位 2位 12位 7位 対象外 対象外
苦情数 23,280件 5,720件 4,617件 7,045件 4,398件 773件 59,081件 11,209件
30歳 \44,810 \34,890 \49,170 \31,330 \37,440 \43,840 \59,100 \41,230 \61,640
40歳 \45,350 \33,760 \46,050 \32,010 \38,480 \35,280 \57,030 \39,220 \58,560
50歳 \46,010 \35,500 \47,250 \32,010 \38,480 \32,920 \59,270 \39,220 \58,560
自動車保険の比較表(ソニー損保・アクサ・三井ダイレクト・チューリッヒ・イーデザイン損保・セゾンおとなの自動車保険・SBI損保・全労済・JA共済)

上図で1番右の「全労済 マイカー共済」だが、対人・対物・人身傷害の補償が基本補償で、ロードサービスは前述したようにイマイチで、レッカー距離をとっても他社に劣る。また、オリコンの総合満足度、JDパワーの事故対応満足度で共に調査の対象外となっている。ただ、全労災の自動車共済は契約数が186万件、契約高も400兆円を超えており、民間とは次元の異なる規模を誇る。その割には年間の苦情数が少ないため、相応の事故対応は期待できると考えてよさそうだ。

ただし、平均モデルでの年間保険料のシミュレーションでは、保険料は他社よりも高額だ。ネット系の自動車保険はもちろん、代理店系の東京海上と比較しても高額で、保険料の面ではメリット薄といえそうだ。

結論としては、事故対応では一定の期待は持てそうだが、いかんせん保険料(+ロードサービス)ではイマイチなため特にオススメはできない。事故対応のサービスで評価の高い代理店系を選んでも、そちらの方が保険料も安価になるため、事故対応重視でも全労済を選ぶ理由がない。もちろん、保険料重視ならネット系の自動車保険を選んだ方がお得だ。