チューリッヒ スーパー自動車保険/ 自動車保険の保険料・補償内容・サービスを評価 レビュー

チューリッヒ保険
オススメ度:
2
保険会社:
チューリッヒ保険
名称:
スーパー自動車保険
免許割引:
ゴールド免許で割引
走行距離:
3,000km以下~15,000km以上の5区分で割引
オリコン:
4位(78.5点) / 18社中
特徴:
リーズナブルな保険料で、業界最高レベルのロードサービスを提供します

チューリッヒ スーパー自動車保険は保険料の見積もりでは安くなりそうだが?

チューリッヒ保険は、スイスのチューリッヒに本社を構えるチューリッヒグループの中で日本の損害保険分野(主力は自動車保険)を担っている。通販型の自動車保険ではソニー損保三井ダイレクトに次ぐシェアだが、東京海上・損保ジャパン等の大手と比較すると10分の1以下のシェアでしかない。以下では、概要を記載し他社の自動車保険と比較する。

チューリッヒ保険の自動車保険料の割引・ロードサービスなどのサービス

まず保険料の割引面だが、他社の通販型自動車保険と比較してインターネット申込での最大割引額が大きめに設定されている。ただし、年間の保険料に応じて割引されるため、年間保険料が30,000円未満なら2,500円の割引に留まる。また、計算上は年間保険料に対して約8%割引のためアクサダイレクトと同じ数値でしかない。しかし、アクサが年間保険料が12万円以上で1万円割引になるのに対して、チューリッヒは8万円以上で1万2千円割引になる点を考えれば、チューリッヒの方が有利ともいえる。その一方で、年間保険料が小額の場合にはソニー損保の一律8,000円割引・三井ダイレクトの4,500円割引の方がメリットは大きくなる(保険料のモデルケース比較は後述)

また、ロードサービスでは「業界最高レベルの充実度」と謳っているだけあって、業界初のサービスが散見される。目的地のホテルなどのキャンセル費用が5万円まで補償や、ペットシッターの延長料金の補償、応急処置の時間制限なし(他社は30分が多い)点などが挙げられる。ただし、バッテリー上がりの対処に日数制限と他社比較するとマイナス面もある(詳細は後述の図を参照)

次に、下図で通販型の自動車保険・代理店型の自動車保険を国内・外資を問わず比較した。補償内容では対人賠償対物賠償人身傷害が基本補償か選択(特約)か、ロードサービスでバッテリー上がりと無料のレッカー移動の距離を比較した。顧客満足度ではオリコンの自動車保険総合ランキング、国際的な調査機関のJDパワーの事故対応満足度を比較した(価格コムや楽天はオリコンと大差が無いため割愛)また、各社に寄せられている年間の苦情数も参考比較した。

保険料面ではゴールド免許・走行距離割引の有無に加え、30・40・50歳の代表的な保険料をシミュレーション比較した。その際の条件は、国土交通省の自動車輸送統計調査を元に年間平均走行距離を約9,000キロ、日本自動車販売協会連合会の新車販売販売台数ランキングで長らく1,2位にいるトヨタのプリウス(ZVW30)新車を採用し、東京在住のゴールド免許とし保険料を節約するため車両保険搭乗者保険は無しとした。

名称 ソニー損保
Type S
アクサ
ダイレクト
三井
ダイレクト
チューリッヒ
スーパー保険
イーデザイン
損保
セゾン
おとなの
自動車保険
SBI損保 東京海上
トータルA
エース
損保
対人賠償
対物賠償 選択
人身傷害 選択 選択 選択 選択 選択 選択
バッテリー
上がり

無制限

期間中1回

90日制限

期間中1回
○ ※
無制限
レッカー
距離

50km

35km

30km

100km

30km
○ ※
300km

50km

100km

50km
ゴールド
免許
-
走行距離 - - - -
オリコン 3位 8位 2位 4位 1位 6位 5位 9位 対象外
JDパワー 9位 16位 10位 14位 2位 12位 15位 7位 対象外
苦情数 23,280件 5,720件 4,617件 7,045件 4,398件 773件 2,588件 59,081件 1,727件
30歳 \44,810 \34,890 \49,170 \31,330 \37,440 \43,840 \32,580 \59,100
40歳 \45,350 \33,760 \46,050 \32,010 \38,480 \35,280 \32,560 \57,030
50歳 \46,010 \35,500 \47,250 \32,010 \38,480 \32,920 \34,220 \59,270
自動車保険の比較表(ソニー損保・アクサ・三井ダイレクト・チューリッヒ・イーデザイン損保・セゾンおとなの自動車保険・SBI損保・東京海上・エース損保)

上図で左から4番目のチューリッヒだが、前述したようにロードサービスは充実しており、無料のレッカー移動の距離の100kmも優秀だ。惜しむらくはバッテリー上がりの応急処置が保険期間中1回の制限が付いている点だ。そうそう頻発はしないだろうが、1年契約で1回のみとなると制限されている感は強い。また、オリコンの満足度調査では4位と上々だが、JDパワーの事故対応満足度の調査では14位と下位だ。それを証明するかのように、年間の苦情数を見ても、自動車保険では同程度のシェアを誇るアクサ・三井ダイレクトと比較すると多めだ。ロードサービスよりは事故対応に一抹の不安がある。

ただし、平均モデルでの保険料のシミュレーション比較では、SBI保険を抑えて最安値になっている。もちろん平均モデルのため、個々人の状況によって差異はあるだろうが、保険料の安さ・格安重視ならチューリッヒに軍配が上がる可能性が高そうだ。

結論としては、保険料重視ならチューリッヒが最安値になる可能性が高く、一括見積でも間違いなく候補には入れておきたいところだ。ただし、その料金の安さからも推察して欲しいが、サービス面では過度な期待は持たない方が賢明といえそうだ。