共栄火災海上保険 KAPくるまる/ 自動車保険の保険料・補償内容・サービスを評価 レビュー

共栄火災海上保険
オススメ度:
2
保険会社:
共栄火災海上保険
名称:
KAPくるまる(総合自動車保険)
免許割引:
ゴールド免許で割引
走行距離:
割引なし
オリコン:
10位(73.6点) / 18社中
特徴:
あなたやご家族を守り続ける、いつでも安心できる自動車保険です

共栄火災海上保険 KAPくるまるは事故対応などで悪くはないが?

共栄火災海上保険は、農協や中小企業を中心に顧客を持つ損害保険会社で、現在は東京海上グループの一員となっている。農林中金・信金中央金庫が出資している関係もあり、JAとも密接な連携をとっており、農林水産業の活発な北海道・東北・北陸・九州でのシェアが高いようだ。以下、同社の自動車保険の概要を記載し他社の自動車保険と比較する。

共栄火災海上保険 KAPくるまる(総合自動車保険)の保険料割引・ロードサービス等

まず保険料だが、他社同様に年齢・車種・地域・免許の色で保険料が算出される。ただ、年間走行距離に応じて保険料が割引されないため、走行距離が短い人は他社の方が保険料が割安になる可能性が高い。また、割引項目には新車割引・エコカー割引といった定番のもの以外に、リサイクル部品使用特約の割引がある。他社には無い割引で、車両保険の加入と事故からの修理に新品パーツではなくリサイクルパーツの使用を認めることで、保険料が4%割引になる。外部パーツでなく内部のパーツであればリサイクルでも見た目には分からず、ただでさえ保険料の増額要因となる車両保険分の保険料を削減できる点からすると利用価値がありそうだ。

また、他社同様にロードサービスが付帯してはいるが、無料レッカー移動は自動付帯だが、それ以外の故障時の応急サービスなどはオプション扱いとなっている点に注意が必要だ。それもレッカー移動は、他社のように距離ではなく15万円相当という金額での区切りを設けている点も覚えておく必要がある。

次に、下図で通販型の自動車保険・代理店型の自動車保険を国内・外資を問わず比較した。補償内容では対人賠償対物賠償人身傷害が基本補償か選択(特約)か、ロードサービスでバッテリー上がりと無料のレッカー移動の距離を比較した。顧客満足度ではオリコンの自動車保険総合ランキング、国際的な調査機関のJDパワーの事故対応満足度を比較した(価格コムや楽天はオリコンと大差が無いため割愛)また、各社に寄せられている年間の苦情数も参考比較した。

保険料面ではゴールド免許・走行距離割引の有無に加え、30・40・50歳の代表的な保険料をシミュレーション比較した。その際の条件は、国土交通省の自動車輸送統計調査を元に年間平均走行距離を約9,000キロ、日本自動車販売協会連合会の新車販売販売台数ランキングで長らく1,2位にいるトヨタのプリウス(ZVW30)新車を採用し、東京在住のゴールド免許とし保険料を節約するため車両保険搭乗者保険は無しとした。

名称 ソニー損保
Type S
アクサ
ダイレクト
三井
ダイレクト
チューリッヒ
スーパー保険
イーデザイン
損保
セゾン
おとなの
自動車保険
東京海上
トータルA
日本興亜
カーBOX
共栄火災
KAPくるまる
対人賠償
対物賠償 選択
人身傷害 選択 選択 選択 選択 選択
バッテリー
上がり

無制限

期間中1回

90日制限

期間中1回
○ ※
無制限
レッカー
距離

50km

35km

30km

100km

30km
○ ※
300km

100km

100km

15万円
ゴールド
免許
-
走行距離 - - - -
オリコン 3位 8位 2位 4位 1位 6位 9位 10位以下 10位
JDパワー 9位 16位 10位 14位 2位 12位 7位 5位 対象外
苦情数 23,280件 5,720件 4,617件 7,045件 4,398件 773件 59,081件 31,529件 6,830件
30歳 \44,810 \34,890 \49,170 \31,330 \37,440 \43,840 \59,100 \44,880 \55,750
40歳 \45,350 \33,760 \46,050 \32,010 \38,480 \35,280 \57,030 \43,190 \54,740
50歳 \46,010 \35,500 \47,250 \32,010 \38,480 \32,920 \59,270 \43,320 \54,820
自動車保険の比較表(ソニー損保・アクサ・三井ダイレクト・チューリッヒ・イーデザイン損保・セゾンおとなの自動車保険・東京海上・日本興亜・共栄火災)

上図で一番右の「共栄火災海上保険 KAPくるまる」だが、まず各社アンケート調査での評価だが、オリコンの総合満足度では総合で10位と低位で、JDパワーの事故対応満足度の調査ではサンプル数不足から調査の対象外となっている。保険の契約者が農業などの特定の業種・地域に偏っている点を考えれば、判断が難しいところだ。ただ、オリコンの「事故後の交渉力」部門で4位、「事故の対応の的確さ・スピード」部門で3位という点を鑑みれば、ターゲットは絞っているが相応の事故対応は期待できる水準と分かる。年間の苦情数も中堅の損保会社にしては少なめだ。

ただし、平均モデルでの年間保険料のシミュレーションでは、代理店系の損保会社だけあって他社の自動車保険よりも高額だ。ターゲットがターゲットだけに、ダイレクト販売を強化するとも思えず、止むを得ないと考えるしかない。

結論としては、保険料はさておき、事故対応などを考えると悪くはない自動車保険といえそうだ。とはいえ取り立てて他社よりも秀でているわけではない。独自の特典サービスでもリサイクル割引ぐらいのもので、わざわざ共栄火災を選択する理由になるかは微妙だ。。。現在加入している人は良いが、これから検討する人は選択してもしなくとも微妙なラインといえそうだ。