三井ダイレクト 総合自動車保険/ 自動車保険の保険料・補償内容・サービスを評価 レビュー

三井ダイレクト
オススメ度:
2
保険会社:
三井ダイレクト損害保険
名称:
総合自動車保険
免許割引:
なし
走行距離:
割引なし
オリコン:
2位(79.4点) / 18社中
特徴:
ネットでeこと、つぎつぎと。お得な自動車保険をWebから簡単見積・申込

三井ダイレクト 総合自動車保険はブルー免許で走行距離が長いなら!

三井ダイレクト損害保険は、三井物産の出資でスタートしたが、現在はMS&ADグループ(三井住友海上あいおいニッセイが軸)の傘下に入っている。通販型の自動車保険ではソニー損保に次ぐシェアだが、当然ながら、東京海上損保ジャパンなどの大手と比較すると10分の1以下のシェアでしかない。代理店を介さずに契約するダイレクト販売という形式を取るため三井ダイレクトという名称を用いている。以下では、概要を記載し他社の自動車保険と比較する。

三井ダイレクトの自動車保険料の仕組み・ロードサービスなどのサービス

まず特徴的なのが、昨今の流れに反して走行距離や免許証の色に関係なく保険料が算出される点だ。そのため、ゴールド免許になるまでの間や、5年の間で事故を起こした人でも割高な保険料にならない可能性がある。また、年間走行距離が大きい人でも割高な保険料とならない可能性がある。確かに概算見積もりでは、走行距離が長い人は、走行距離での割引を重視しているソニー損保よりも保険料は割安になる。通販型自動車保険の主流に反した戦略で顧客獲得を狙っているのだろう。

また、割引が無いわけではなくインターネット申込では4,500円の割引、セカンドカー割引・新車割引などが設けられている。ただし、アクサが最大1万円割引、ソニー損保が一律8,000円割引をしている点を鑑みれば、ネット割引の額自体は少ない。

ロードサービスではサービス内容に他社と大きな差はなく、レッカー移動・トラブル時の応急対応・宿泊費サポートが付帯している。ただし、無料のレッカー距離やバッテリー上がりの対処に日数制限と他社比較するとマイナス面もある(詳細は後述の図を参照)

次に、下図で通販型の自動車保険・代理店型の自動車保険を国内・外資を問わず比較した。補償内容では対人賠償対物賠償人身傷害が基本補償か選択(特約)か、ロードサービスでバッテリー上がりと無料のレッカー移動の距離を比較した。顧客満足度ではオリコンの自動車保険総合ランキング、国際的な調査機関のJDパワーの事故対応満足度を比較した(価格コムや楽天はオリコンと大差が無いため割愛)また、各社に寄せられている年間の苦情数も参考比較した。

保険料面ではゴールド免許・走行距離割引の有無に加え、30・40・50歳の代表的な保険料をシミュレーション比較した。その際の条件は、国土交通省の自動車輸送統計調査を元に年間平均走行距離を約9,000キロ、日本自動車販売協会連合会の新車販売販売台数ランキングで長らく1,2位にいるトヨタのプリウス(ZVW30)新車を採用し、東京在住のゴールド免許とし保険料を節約するため車両保険搭乗者保険は無しとした。

名称 ソニー損保
Type S
アクサ
ダイレクト
三井
ダイレクト
チューリッヒ
スーパー保険
イーデザイン
損保
セゾン
おとなの
自動車保険
SBI損保 東京海上
トータルA
エース
損保
対人賠償
対物賠償 選択
人身傷害 選択 選択 選択 選択 選択 選択
バッテリー
上がり

無制限

期間中1回

90日制限

期間中1回
○ ※
無制限
レッカー
距離

50km

35km

30km

100km

30km
○ ※
300km

50km

100km

50km
ゴールド
免許
-
走行距離 - - - -
オリコン 3位 8位 2位 4位 1位 6位 5位 9位 対象外
JDパワー 9位 16位 10位 14位 2位 12位 15位 7位 対象外
苦情数 23,280件 5,720件 4,617件 7,045件 4,398件 773件 2,588件 59,081件 1,727件
30歳 \44,810 \34,890 \49,170 \31,330 \37,440 \43,840 \32,580 \59,100
40歳 \45,350 \33,760 \46,050 \32,010 \38,480 \35,280 \32,560 \57,030
50歳 \46,010 \35,500 \47,250 \32,010 \38,480 \32,920 \34,220 \59,270
自動車保険の比較表(ソニー損保・アクサ・三井ダイレクト・チューリッヒ・イーデザイン損保・セゾンおとなの自動車保険・SBI損保・東京海上・エース損保)

上図で左から3番目の三井ダイレクトだが、前述したようにロードサービスではバッテリー上がりでのジャンピングは90日制限があり、無料のレッカー移動の距離にも30km制限が付いている点では他社に劣る。その一方で、ゴールド免許・走行距離に関わらず保険料が算出されるのは三井ダイレクトのみとなっている。ネット系自動車保険のみならず、東京海上・損ジャといった大手もゴールド免許割引を設けている中では、ゴールド免許ではない人は、まず三井ダイレクトは検討する必要がありそうだ。ただ、オリコンの満足度調査では2位と高評価だが、JDパワーの事故対応満足度の調査では10位でしかない。それでもネット系自動車保険では優秀な順位ではあるが、事故対応で高い期待をするのは禁物といえそうだ(自分につく担当者の力量にも大きく左右される)ただ、苦情数ではソニー損保の半分程度の契約数でしかないわりには健闘している。

また、平均モデルでの保険料のシミュレーション比較でも、決して安価な保険料となっていない点も覚えておきたい。もちろん、走行距離が長くなれば保険料が逆転する可能性は高いが。。。

結論としては、ブルー免許・走行距離が長い人で保険料を抑えたいなら見積をとる価値はありそうだ。その一方で、ゴールド免許・走行距離が平均か以下なら他社の自動車保険の方が保険料は抑えられる。また、サービス面でも、オリコンでは上位でも別調査では低評価という点を鑑みると、過度な信頼は禁物だ。通販型自動車保険は、その知名度に対して未だ過渡期のサービスという点を忘れてはならない。サービス重視なら代理店系の損保かイーデザイン損保あたりを検討した方がよさそうだ。