T&Dフィナンシャル生命 家計にやさしい医療保険/ 終身医療保険の保険料・保障内容・特約を評価 レビュー

T&Dフィナンシャル生命 家計にやさしい医療保険
オススメ度:
1
保険会社:
T&Dフィナンシャル生命
名称:
家計にやさしい医療保険
保障内容:
入院(日帰りから)・手術
先進医療:
あり
オリコン:
ランク外
特徴:
入院・放射線治療・骨髄移植・先進医療・手術に対応

T&Dフィナンシャル生命 家計にやさしい医療保険は確かに保険料は安いが?

家計にやさしい医療保険はT&Dフィナンシャル生命が販売している医療保険で、その名の通り他社と比較して保険料は安めで家計に優しい。以下、T&Dフィナンシャル生命の家計にやさしい医療保険の概要を記載し、他社の医療保険と比較する。

まず主契約の基本保障だが、入院給付金・手術給付金(放射線治療含む)・骨髄ドナー給付金が含まれている。入院日額5000円からで、給付日数は1回あたり60日、通算1095日と他社と似たような内容で特筆すべき内容は無い。それ以外の保障は特約で付加するかを選択することになる。

T&Dフィナンシャル生命 家計に優しい医療保険の仕組みと主な保障内容・保険料

特約には短期入院及び外来手術充実特約・八大疾病特約・専心医療特約、三大疾病保険料免除特約・健康給付金特約などがある。短期入院・外来手術の給付金の額を引き上げたり、8大疾病の場合の入院給付金の期間を無制限にするなどができるが、特に他社よりも秀でている特約は存在しない。

むしろ特約は少ない感もある。通院給付金の特約をはじめ、三大疾病よりも広い保険料免除特約も無い。昨今では少しずつ増えてきた上皮内新生物に対する特約や、精神疾患や認知症や介護をカバーできる特約も無い。

次に、下図では終身医療保険を加入できる年齢・入院日額と限度日数・通院日額と限度日数・入院と外来時の手術給付金・通算給付日数・先進医療給付金で比較した。顧客満足度ではオリコンの満足度ランキングで比較した(価格.comや各保険サイトのランキングは契約数だけが基準のため参考外)さらに苦情率(苦情数÷契約数 ※生命保険協会公表)を算出し、契約した場合に自分が苦情を言う可能性も考慮した。保険料は男性で入院日額5,000円(終身払い)で先進医療特約・通院特約を付加した30~60歳の月額保険料で比較した。

名称 三井住友
あいおい
Aプレミア
オリックス
新CURE
チューリッヒ
DX
FWD富士
ベストG
メットライフ
フレキシィS
アクサ
ダイレクト
ネオ
ファースト
ネオde医療
楽天生命
スーパー
T&D
家計
年齢 ~80歳 ~75歳 ~75歳 ~80歳 ~80歳 ~69歳 ~85歳 ~84歳 ~70歳
入院日額
限度
\5,000~
30日~
\5,000~
60日
\5,000~
30日~
10~30万
50回
\5,000~
60日
\5,000~
60日
\5,000~
60日~
\5,000~
60日
\5,000~
60日~
通院日額
限度
\5,000
30日
\5,000
無制限※
\5,000
30日
- \3,000
30日
- \5,000
無制限※
\3,000
30日
-
手術給付
入院
2.5~10万 10万 5~10万 10~30万 2.5~10万 5~20万 5~40万 10~30万 10万
手術給付
外来
2.5万 2.5万~10万 5万 2.5万 2.5万 2.5万 2.5万 2.5万 2.5万
通算日数 1,095日 1,000日 1,095日 - 1,095日 1,095日 1,095日 1,095日 1,095日
先進医療 2,000万 2,000万 2,000万 2,000万 2,000万 2,000万 2,000万 2,000万 2,000万
オリコン ランク外 3位 ランク外 ランク外 1位 ランク外 ランク外 ランク外 ランク外
苦情率 0.14% 0.31% 0.58% 0.58% 0.64% 0.22% 0.63% 0.31% 0.44%
保険料
30歳
\2,658 \2,517 \1,682
(\2,167)
\1,513 \2,298 \1,340
(\1,740)
\1,561 \1,905 \1,435
保険料
40歳
\3,468 \3,667 \2,217
(\2,912)
\1,922 \3,110 \1,850
(\2,600)
\2,150 \2,595 \1,845
保険料
50歳
\4,763 \5,607 \3,152
(\4,207)
\2,572 \4,601 \2,735
(\4,035)
\3,072 \3,525 \2,558
保険料
60歳
\6,708 \8,502 \4,692
(\6,317)
\3,564 \6,869 \4,275
(\6,325)
\4,364 \4,885 \3,610
終身医療保険の比較表(三井住友あいおい生命 エースプレミア・オリックス 新CURE・地ーりっひ生命プレミアムデラックス・FWD富士生命 医療保険ベストゴールド・メットライフ生命フレキシィS・アクサダイレクト生命 医療保険・ネオファースト生命 ネオdeいりょう・楽天生命スーパー医療保険・T&Dフィナンシャル生命 家計にやさしい医療保険)

上図で1番右のT&Dフィナンシャル生命 家計にやさしい医療保険だが、入院給付金は他社と比較して特筆すべき点は無いが、手術給付金は入院日額の20倍と他社よりも大きめなのは悪くない。顧客満足度の面では、オリコンランキングは数年前と変わらずランク外となっている。苦情率も数年前から変化していないため顧客対応が良くなったというよりは据え置きということになる。

保険料は他社と比較して安い部類に入り、ほぼ医療保険としては最安値レベルといえる。同じく通院給付金の無いアクサよりも30歳だと高いが、40歳なら同額、50歳なら再逆転している。ただ、それも誤差の範囲内と呼べなくもない差のため実質は最安値の保険料といえる。伊達に家計にやさしい~と名乗っているわけではないということか。

結論としては、とにかく安く医療保険に、保障内容はともかく加入したいなら検討の余地はある。とりあえず入ってますという感じで、保険としての意味は大きくはないが。。。そうでないなら他社の保障が手厚いオリックスか、うつ病などの精神疾患をカバーするチューリッヒやアクサダイレクト、介護・認知症をカバーする三井住友あいおい・メットライフあたりを検討した方がいいだろう。