アフラック ちゃんと応える医療保険レディースEVER/ 女性保険の保険料・保障内容・特約を評価 レビュー

アフラック ちゃんと応える医療保険レディースEVER
オススメ度:
4
保険会社:
アフラック
名称:
ちゃんと応える医療保険レディースEVER
保障内容:
入院(日帰りから)・手術・通院
先進医療:
2,000万円まで
オリコン:
5位
特徴:
乳がん・子宮筋腫といった女性特有の病気による入院を手厚く保障

アフラック レディースEVERは通院給付金ありでも保険料は安め!?

ちゃんと応える医療保険レディースEVERはアフラックが募集・販売する女性保険で、女性専用ではない医療保険エバーも存在する。以下、レディースEVERの概要を記載し、他社の女性保険と保障・保険料等で比較する。

アフラック ちゃんと応える医療保険レディースEVERの仕組みと保障内容・保険料・特約など

まず、この保険は「通院ありプラン」と「通院なしプラン」の2つに分かれる。通院保障を付加すると月額保険料が200~400円ほど上昇(後述の図を参照)するが、昨今の病院治療の方向性を考えれば通院ありにするのが妥当だ。かつては長期入院も多かったがんも、平均入院日数は今では胃がんで19日程度、乳がんで13日程度となっている。手術後は抗がん剤・放射線等による通院治療が主で、入院よりも通院治療の期間の方が長引く傾向にある。そのため通院給付金はアリが賢明だ。

それ以外の基本保障には、入院給付金・手術給付金・放射線治療給付金などがある。入院給付金は5日未満の入院でも5日分の入院給付金が受け取れるようのはお得感はある。ただし、2日間の入院後の180日以内に再入院すると、再入院した際の3日分の入院給付金は差し引かれる落とし穴もある。肝心の女性疾病は入院給付金が上乗せされるだけで、通院給付金は上乗せされない。特約には、先進医療・三大疾病一時金・終身特約・祝い金などがあるが、先進医療以外はイマイチだ。強いて挙げれば三大疾病一時金だが、1,000円近く保険料が上昇してしまう。保険料の加入から40年以内に三大疾病になれば意味があるが。。。また、祝い金特約は多めに払った保険料が戻ってくるだけのため意味は無い。

次に、下図では女性保険を加入できる年齢、入院日額と給付日数、女性疾病時の入院日額と給付日数、通院日額と限度日数、入院と外来時の手術給付金、通算給付日数、先進医療給付金で比較した。顧客満足度ではオリコンの総合ランキングの順位で比較した(価格.comや各保険サイトのランキングは契約数だけが基準のため参考外)

保険料は女性で入院日額5,000円(終身払い)を選択した場合の30歳・40歳・50歳の月額で比較した。その際には、女性疾病特約は元より先進医療給付金・通院特約を付加した。

名称 メディケア
女性専用
メットライフ
フレキシィ
アフラック
レディース
オリックス
レディ
東京海上
女性
楽天生命
女性
朝日生命
スマイル
ライフネット
新じぶん
アメホ
女性
年齢 ~75歳 ~75歳 ~85歳 ~75歳 ~75歳 ?歳 ~80歳 ~70歳 ~80歳
入院日額
限度
\5,000~
60日※
\5,000
60日
\5,000~
60/120日
\5,000~
60日
\5,000
60日
- 9~15万
30回
\5,000~
60日
-
入院日額
限度
(女性疾病)
+\5,000
60日※
+\5,000
60日
+\5,000
60日
+\5,000
60日
+\5,000
60日
1回10万
50回
+\5,000
60日
+\5,000
60日
\10,000
60日
通院日額
限度
抗がん剤
のみ
\3,000
30日
\3,000
30日
\5,000
30日
- - - - -
手術給付
入院/外来
5~20万
(2.5万)
10万
(2.5万)
5~20万
(2.5万)
10万
(5万)
5万
(2.5万)
50万
(女性疾病)
2.5~5万
(特約)
5~15万
外来なし
20万
通算日数 1,000日 1,095日 1,095日 1,000日 730日 2年に1回 1,095日 1,095日 1,000日
先進医療 2,000万 2,000万 2,000万 2,000万 1,000万 - 2,200万※ 2,000万 -
特約 女性疾病
7大疾病
ガン
通院
7大疾病
祝い金
通院
祝い金
三大疾病
ガン 乳がん再建
がん特約
五大疾病
乳房再建
死亡
入院継続
放射線
3コース
手術
祝い金
オリコン - 6位 5位 1位 10位 - - - 8位
保険料
30歳
\2,532
(\2,992)
\2,612
(\2,834)
\1,934
(\2,240)
\1,967
(\2,802)
\2,368
(\3,240)
\1,510 \2,925 \2,969 \3,000~
保険料
40歳
\3,184
(\3,864)
\2,882
(\3,176)
\2,284
(\2,635)
\2,177
(\3,317)
\2,703
(\4,405)
\1,710 \3,490 \3,773 \3,000~
保険料
50歳
\4,357
(\5,232)
\3,572
(\3,971)
\3,074
(\3,593)
\2,842
(\4,287)
\3,423
(\5,875)
\2,130 \4,655 \4,931 \3,000~
女性保険の保障・保険料の比較表(メディケア生命 メディフィットA女性専用パック・メットライフ フレキシィ・アフラック レディース・オリックス レディ・東京海上 女性保険・楽天生命・朝日生命スマイル・ライフネット 新じぶん・アメホ)

上図で左から3番目のアフラック レディースEVERだが、メリットがあるかないかは別にして、まずは契約できる年齢は他社より上限が高い。次に入院日額は5,000円~と記載したが、5,000円以外では1万円のみが選択肢となる。肝心の女性疾病は5,000円が上乗せされ合計1万円が日額で給付されるが、それ以外では取り立てて手厚い保障は存在しない。給付日数は入院は60日・120日の二択だが、どちらにしても通院は30日が限度となっている。その他では特に他社と大差が無く、特約・割引には前述した通院特約・三大疾病・祝い金が存在する。

保険料は他社と比較すると、楽天生命よりは高いが非常に優秀だ。通院特約を付加した場合でも、30・40歳でも3,000円を下回り、保険料面でのメリットがあるのは間違いない。

結論としては、女性疾病に関しては入院日額が上乗せされるだけで他社より有利ではないが、通院保障アリの保険としては保険料が安いため保険料重視の人にはオススメだ。バランスから考えても、この保険が最も優秀といえるだろう。一方で、女性疾病に入院日額以外で何かしら手厚い女性保険を求めている人は、他の保険を検討した方がいいだろう。