コープ団体保険 火災保険/ 火災保険の保険料・補償内容・サービスを評価 レビュー

コープ団体保険
オススメ度:
1
保険会社:
コープ(各保険会社)
名称:
コープの集団扱いの火災保険
基本補償:
火災・風水災・水濡れなど
サービス:
カギ・水廻りなど
割引:
-
特徴:
火災・落雷などにす

コープ団体保険の火災保険は割引は魅力だが3つの選択肢はいずれも!?

コープ団体保険の火災保険はコープの組合員であれば契約でき、集団扱いとなることで保険料が団体割引になる。その一点のみがメリットで、あくまでコープは代理店で保険は各保険会社と契約することになる。以下、コープの火災保険の概要を記載し他社と比較する。

まずコープの火災保険は、現在は3つある火災保険から選択することになる。どれを選択しても何かしらの割引は適用されるが、当然ながら補償内容や保険料は異なる。どの火災保険を選択するかは個々人に委ねられており、その火災保険のプラン選択も個々人に委ねられている。

コープ団体保険の火災保険の補償内容・付帯サービスなど

選択できる火災保険は「あいおいニッセイの住まいの保険」「共栄火災の安心あっとホーム」「損ジャ日本興亜のTHEすまいの保険」の3つで、いずれも補償内容は似通っている。SBI・日新火災のように個別の補償を取捨選択できず、あくまで用意されたプランから選ぶ仕組みだ。細かい差は補償以外のサービスにあるといえばあるが、それも些末な差といえる。

保険料の詳細比較は後述するが、割引率が最も大きいのは「共栄火災の安心あっとホーム」で、一般契約よりも10%割引となる。さらに建物だけではなく家財もセットにすれば保険料は15%安くなる。ただ、そもそも共栄火災の保険料が他の2社よりも高いため、割引を加味して同じレベルになる程度でしかない。

次に下図で各社の火災保険を、火災・風災・水災・雪災・破損汚損・水漏れ・盗難などの補償内容が基本補償かオプションか、各種特約・災害の補償以外のサービス内容を比較した。保険料面では、各社のスタンダードプランで戸建・マンションの保険料を同一条件下で比較した。その際には保険期間10年で、戸建は木造H構造で評価額1,500万円、マンションはコンクリM構造で1,000万円と設定し家財の補償は無しとした。

名称 楽天損保
ホームアシスト
セコム損保
マイホーム
日新火災
住自在
三井住友海上
GKすまい
AIG損保
プロテクト
SBI損保
火災保険
コープ共済
火災共済
コープ団体
火災保険
火災
風災 選択 選択
水災 選択 ワイドのみ 選択 選択 選択 選択 選択
雪災 選択 選択
盗難 選択 選択 選択 選択 選択 選択
水濡れ 選択 選択 選択 選択 選択 選択
物体飛来 選択 選択 選択 選択 選択 特約 選択
破損汚損 選択 特約 選択 選択 特約 選択
特約 建替え費用
防犯費用
類焼
臨時費用
類焼
ドアロック
類焼
弁護士費用
事故費用
バルコニー
類焼
類焼
弁護士
日弁連
受託品
類焼
失火見舞い
盗難
ケガ死亡
類焼
保険会社による
サービス カギ水廻り
ガラス
エアコン
給湯器
セキュリティ
カギ
ガラス
カギ水廻り カギ水廻り カギ水廻り カギ水廻り
ガラス
電気ガス
風呂
バルコニー
水道管
カギ水廻り
保険料
戸建て
\120,000 \95,020 \129,670 \138,650 \102,920 \121,050 \90,190 共\182,490
あ\149,250
損\153,120
保険料
マンション
\27,200 \16,990 \32,890 \28,130 \21,270 \24,600 \38,840
(\14,400)
共\25,450
あ\30,310
損\30,280
火災保険・住宅総合保険の補償項目・特約・サービス・保険料の比較表(楽天損保・セコム損保・日新火災・三井住友海上・AIG損保・SBI損保・コープ共済・コープ団体保険)

上図で1番右のコープ団体保険の火災保険だが、3つの火災保険のうち選択するものによって基本補償は異なるが、概ね火災・風災・雪災は基本補償で全てのプランで補償され、プランによっては水災・盗難~破損汚損が含まれたり含まれなかったりする。いずれにせよSBI・日新火災のように補償の選択の自由度は低い。また、特約も似たようなものが用意されており、補償以外のサービスもカギ・水周りのサポートと応急処置が主となる。

肝心の保険料だが、戸建の保険料は他社と比較すると三社とも平均よりも高い部類に入る。この数字に5~15%の割引を加味したとしても、たかが知れている金額だ。その一方でマンションの保険料であれば他社との差額は小さいため割引も効いてきそうだ。特に共栄火災であればセコムに次ぐ安さになるため、保険料の安さを重視している人には朗報といえそうだ。

結論としては、そもそも選択できる火災保険がイマイチだが、マンション向けの共栄火災であれば検討の余地がありそうだ。補償の自由度が低いが、それも裏を返せば大抵の損害の補償をカバーできるともいえる。他方で戸建てであれば、保険料の安さならセコム・AIG損保、選択の自由度の高いSBI・日新、これらより少し高いが一通りの補償が揃って総合的には良い楽天損保あたりを検討してみると良いだろう。