秋田県の住宅ローンの借り換え金利の比較
秋田で住宅ローンを借り換える時に最低金利のどこだ！？
秋田で住宅ローンを借り換える場合、借り換え先は秋田銀行・北都銀行の他に羽後信用金庫などの信用金庫、さらには、ゆうちょ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・三菱東京UFJ・インターネット銀行なども候補になる。
低金利であるほど得するため金利は重要だが、借り換えで今のローンから１％は金利が下げられないと、手数料などの諸経費に負けてしまう。まずは自分のローン金利を確認してから金利の比較をしても遅くはない。
さて、まず下図では秋田県に支店がある銀行で住宅ローンを借り換えた場合の、変動金利、固定期間3・5・7・10年・全期間固定の金利、融資限度額・繰上返済手数料、団体信用生命保険（契約者死亡でローンがゼロ）による上乗せ金利、秋田県内の店舗数などを比較した。金利が２段の箇所の下段には、当初金利だけ大幅引き下げされるローンの金利を記載した。
| - | 秋田銀行 | 北都銀行 | 羽後信金 | ゆうちょ | みずほ | 三井住友 | 三菱UFJ | フラット35 |
| 融資限度額 | 5千万以内 | 5千万以内 | 5千万以内 | 8千万以内 | 1億以内 | 1億以内 | 1億以内 | 8千万以内 |
| 変動金利 | ~2.72% | ~2.72% | ? | 2.47% | 0.6~2.4% | 0.7~2.4% | 0.6~2.4% | - |
| 固定3年 | 0.7~1.6% | 0.7~1.8% | ? | 2.80% | 0.7~2.6% | 1.0~2.7% | 1.0~2.9% ※0.4~2.9% |
1.0~1.4% |
| 固定5年 | 1.0~1.8% | 1.0~1.8% | ? | 2.90% | 0.7~2.6% | 1.2~2.9% (0.7~2.9%) |
1.1~3.0% | 1.0~1.4% |
| 固定7年 | - | 1.1~2.3% | ? | - | 0.8~2.6% | - | 1.2~3.1% | 1.0~1.4% |
| 固定10年 | 1.3~2.4% | 1.3~2.5% | ? | - | 0.8~2.6% | 1.3~3.0% (0.8~3.0%) |
1.2~3.1% (0.8~3.1%) |
1.0~1.4% |
| 全期間固定 | 3.66% | - | ? | - | 1.55% | 1.78% | 1.47% | 1.4~1.7% |
| 団信 | なし | なし? | なし | なし | なし | なし | なし | +0.2~0.3% |
| 繰上返済 手数料 |
5400円 | 5400円 | 3240~ 21600円 |
21600円 | 10800円 ネット無料 |
16200円 ネット無料 |
16200円 ネット無料 |
なし |
| 県内店舗数 | 81 | 80 | 35 | 1 | 1 | 0 | 0 | 各銀行 |
上図からすると、秋田銀行・北都銀行は固定期間3年の金利だと、みずほと同水準の金利で互角の勝負ができている。だが、固定期間5・7・10年だと三菱UFJ・みずほ銀行・三井住友銀行の方が低金利で、特に固定期間10年では最大0.5％近い金利差が出る可能性があり見逃せない。ただし、三井住友・三菱UFJは秋田県内に支店が存在せず、契約までに来店が必要となるため、契約するまでのハードルは高い。
そのためみずほ銀行は借り換え先の候補に必須だが、いかんせん秋田市中通に支店が１店舗あるだけで利便性があるとはいえない。秋田市外に在住しているようだと多少の不便を被る可能性は否定できない。また、秋田銀行・北都銀行で最低金利を得るには、給与振込み・公共料金の引き落とし・クレジットカード作成などが条件になる点も注意しておきたい。
全期間固定もしくは30年以上の金利だと、三菱UFJ・フラット35の金利が他の銀行よりも低いが、前述の通り三菱UFJは候補からは除外される。団信の金利上乗せ分を加味すれば、みずほ銀行が代わりの候補に一応は入る。みずほ銀行が秋田県内に１店舗なのに対して、フラット35なら上述の秋田の各銀行でも契約できるため利便性では勝負にならない。
他方で秋田に支店がない銀行でも構わないなら、住信SBI銀行・楽天銀行・じぶん銀行、さらにARUHI・イオン銀行・新生銀行・三井住友信託銀行も候補になる。下図で、これらの銀行の住宅ローンの借り換え金利などを比較した※括弧内は当初大幅引き下げプランの金利
| - | 住信SBI | ソニー | 楽天 | じぶん | ARUHI | イオン | 新生 | 三井住友信託 |
| 融資限度額 | 1億以内 | 1億以内 | 1億以内 | 1億以内 | 8千万以内 | 1億以内 | 1億以内 | 1億以内 |
| 変動金利 | 0.5~2.7% | 0.5~1.8% | 0.5~1.2% | 0.5~2.4% | - | 0.5~2.3% | 0.6~1.6% ※0.4~1.6% |
0.6~2.4% |
| 固定3年 | 1.1~2.4% (0.5~2.4%) |
0.8~1.7% | 0.7~1.4% | 1.3~2.3% (0.5~2.3%) |
1.0~1.4% | 0.8~2.6% (0.3~2.6%) |
0.9~1.9% ※0.8~1.9% |
0.9~2.8% (0.3~2.8%) |
| 固定5年 | 1.2~2.5% (0.5~2.5%) |
0.8~1.7% | 0.8~1.4% | 1.3~2.3% (0.7~2.3%) |
1.0~1.4% | 0.8~2.6% (0.5~2.6%) |
0.9~2.0% ※0.8~2.0% |
0.9~2.8% (0.4~2.8%) |
| 固定7年 | 0.9~2.2% (0.5~2.2%) |
0.9~1.8% | 0.9~1.5% | - | 1.0~1.4% | 0.8~2.9% | 1.0~2.1% ※0.8~2.1% |
- |
| 固定10年 | 0.9~2.2% (0.5~2.6%) |
0.9~1.8% | 1.0~1.7% | 1.4~2.4% (0.7~2.4%) |
1.0~1.4% | 1.1~2.9% (0.7~2.9%) |
1.1~2.3% ※0.9~2.3% |
0.9~2.8% (0.5~2.8%) |
| 全期間固定 | 2.4~3.7% (1.4~3.7%) |
1.4~2.4% | - | 2.2~3.3% | 1.4~1.7% | - | 1.7~1.9% | 2.1~4.0% (1.1~4.0%) |
| 団信 | なし | なし | なし | なし | +0.2% | なし | なし | なし |
| 繰上返済 手数料 |
なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし※ |
| 県内店舗数 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 |
上図の各銀行の金利を見ると、変動金利は横並びだが秋田に支店がある銀行勢よりは低い。固定期間3～10年の金利ではソニー銀行・楽天銀行、次いでイオン・新生銀行が他行よりも低金利で、同じく秋田の各銀行よりも低金利だ。ただ、イオン銀行・新生銀行は秋田に支店が無いため固定期間3～10年ならソニー銀行・楽天銀行は借り換え先の有力候補になる。
全期間引き下げでなく当初期間引き下げプランなら状況は変わる。住信SBI・じぶん銀行・三井住友信託銀行が低金利で、固定３年でも秋田の各銀行よりも最大0.5％近く金利が下がる。借り入れ額が3000万円なら、単純計算で15万円近く返済額が減る。
ただし、当初期間引き下げプランは固定期間の終了後は通常より高金利になり、固定期間後は返済額が増える。そのため当初期間プランの方がトータルで返済額が得ということはなく、返済額が減額されている期間を有効活用できるかが重要となる。貯金するなり子供の教育費を考えて一定期間だけ返済額を減らすなど、目的を明確化する必要がある。
全期間固定もしくは30年以上の金利だと、住信SBI・ソニー銀行・ARUHI（実質フラット35）・三井住友信託が低金利だ。この金利水準なら、前述のみずほ銀行も検討候補には入ってくる。その中でも特に低金利なのは三井住友信託で、秋田県内に支店は無いものの、借り換えなら来店が不要（新規借り入れは来店が必要）で秋田でも契約できる。借り換えで金利を最重要視するなら三井住友信託の存在は忘れずにおきたい。
以上が秋田での住宅ローン借り換えだが、固定金利期間3年で店舗重視なら秋田銀・北都銀だが、固定期間5～10年ならみずほ銀行が借り換え先の筆頭候補になる。金利重視ならソニー銀行・楽天銀行を始めとしたネット銀行が最有力候補だ。長期固定なら住信SBI・三井住友信託・フラット35が借り換え先の有力候補だ。
