au損保 ペットの保険/ ペット保険の保険料・補償内容・サービスを評価 レビュー
- オススメ度:
- 保険会社:
- au損害保険
- 名称:
- ペットの保険
- 補償割合:
- 50% or 70%
- 保険金請求:
- 領収書・保険金申請書等を郵送
- オリコン:
- 対象外
- 特徴:
- ペットオーナーの安心のために!
au損保 ペットの保険の保険料は他社より劇的に安いが!?
au損保のペット保険は保険料・補償内容が改訂されています。別ページのau損保のペット保険で現在の内容を解説しています。
au損保 ペットの保険は2014年4月から販売を開始した比較的新しいペット保険だ。au損保の保険に共通のメリットとして、auユーザーなら「auかんたん決済」を利用すれば携帯料金と合算で保険料を支払える。もちろん、auユーザー以外でも支払い方法をクレジットカードにすれば保険の契約はできる。以下、auペット保険の概要を記載し他社のペット保険と比較する。
まず補償割合だが、多くの他社のペット保険と同様に診療費の補償を50%か70%かを選択できる。他社と異なるのは、補償されるのがペットの入院・手術に限られている点で、通院で治療できる病気やケガだと保険金は受け取れない点だ。他社では通院日額か限度額の範囲内で通院で済む病気でも保険金を受け取れるため、非常に注意すべきポイントといえるだろう。ちなみにアニコムのデータによると、保険金請求の理由となった犬の病気のトップ3は、外耳炎・皮膚炎・膿皮症であり、いずれも基本的には薬による治療で通院で済む病気だ。そのため病気になっても、通院による治療になる可能性は総じて高く、その意味で補償内容については物足りないといえよう。
また、au損保の場合には保険料は小型・中型・大型という括りではなく、犬種(+猫)で保険料が分かれているように見える。しかし、トイプードル・チワワ・ヨークシャテリアで同じ年齢なら保険料が同一という点から、実質は小・中・大型で保険料は分かれていると考えていい。
次に、下図ではペット保険を損保・少額短期保険を問わず比較した。補償内容は犬猫の対象年齢の上限・通院時の日額と限度日数・入院時の日額と限度日数・手術の日額と限度回数・年間の保険金の限度額を比較した。顧客満足度ではオリコンのペット保険総合ランキングで比較した(楽天などのランキングは契約数だけが基準で、保険金支払いなどを無視しているため参考外)
保険料では、代表例として現在最も飼育数が多いトイプードルで、0歳と5歳時の月額の保険料を比較した。さらに0歳時にペット保険に加入し、平均寿命である13歳の手前の12歳まで保険料を支払い続けた際の合計保険料を比較した。一時期の保険料が安くともペットの寿命までに支払うトータルの保険料が高額であれば、真に保険料が安いとはいえないためだ。また、ペット賠償責任特約は無しとした。
名称 | アニコム ふぁみりぃ |
アクサ ペット保険 |
アイペット うちの子 |
ペット メディカル PS保険 |
日本アニマル プリズム |
ペット ファミリー ナンバーわん |
au損保 ペット |
ペッツベスト ペット医療 |
FPC フリーペット |
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上限年齢 | 7歳11月 | 14歳 | 12歳11月 | 9歳 | 12歳 | 7歳 | 10歳 | 16歳 | 10歳 |
補償割合 | 50% 70% | 50% 70% | 50% 70% | 50% 70% 100% |
100% | 50% 70% | 50% 70% | 80% | 50% |
通院日額 限度日数 |
\10,000 無制限 |
計50万円 - |
\12,000 22日 |
\10,000 20日 |
\5,000 60日 |
計50万円 - |
- | 25万円 1回 |
\12,500 30日 |
入院日額 限度日数 |
\10,000 無制限 |
計50万円 - |
\12,000 22日 |
\20,000 20日 |
\10,000 30日 |
計50万円 - |
計50万 - |
25万円 1回 |
\125,000 3回 |
1回上限 (手術) |
\100,000 | 計50万円 | \100,000 | \100,000 | 3~6万円 | 計50万円 | 計50万円 | 1回25万円 | \100,000 |
限度回数 (手術) |
年2回 | - | 年2回 | 年2回 | 年2回 | - | - | - | 年1回 |
年間限度額 | 無制限 | 50万円 | 72.8万円 | 100万円 | 81万円 | 50万円 | 50万円 | 50万円 | 85万円 |
オリコン | 3位 | 5位 | 7位 | 1位 | 4位 | 2位 | 対象外 | 圏外 | 圏外 |
保険料0歳 | \2,370 | \2,020 | \2,270 | \1,500 | \2,640 | \2,150 | \1,170 | \1,870 | \1,413 |
保険料5歳 | \3,070 | \2,440 | \3,120 | \1,800 | \2,640 | \2,600 | \1,370 | \2,140 | \2,125 |
保険料合計 (0~12歳) |
\475,350 | \417,300 | \590,440 | \319,330 | \378,430 | \387,070 | \275,210 | \336,470 | \288,750 |
上図で右から3番目のau損保 ペット保険だが、まず保険に加入できるペットの上限年齢は他社より若干低い。平均寿命が12歳の一歩手前のギリギリというところか。それ以外の補償については、前述したように通院日額が存在せず、入院に関しても日額ではなく合計額での縛りがある。手術に関しても同様の範囲内での補償となるため、補償についてはイマイチといえる。また、販売から間もないためオリコンのランキングでは対象外となっている。
保険料は他社比較して安く上図では最安値だ。かなり安いFPC・PS保険よりも月額で300円(年間3,600円程度)は安い計算だ。ただし、通院日額がない点を考えれば合点がいく保険料か。。。
結論としては、保険料を最大限に節約するなら検討する余地はある。だが、入院・手術といった大きな病気やケガはともかく、軽い病気・保険金が支払われる多くのケースが適用される通院日額(通院保険金)がないため、いざという時に保険を利用できない可能性も高い。それなら年間3,000円程度の負担増でも、他社の保険を選択した方が安心感があるため他社の保険をオススメしたい。