ドコモ ワンタイム保険 スポーツ・レジャー保険/ 登山・山岳保険の保険料・補償内容・保険金を評価 レビュー

ドコモ ワンタイム保険 スポーツ・レジャー保険
オススメ度:
3
保険会社:
ドコモ(東京海上日動)
名称:
スポーツ・レジャー保険
補償範囲:
登山・ハイキング
救援費用:
200万
遭難捜索:
-
特徴:
スポーツやレジャー中のもしものケガに万が一の備え!1日300円~の保険

ドコモ スポーツ・レジャー保険は年に1~3回程度の登山ならオススメ!

ドコモ スポーツ・レジャー保険は、携帯通信会社のドコモが提供している保険で、この保険以外に自転車保険1日自動車保険海外旅行保険なども販売している。実際にはドコモは損保代理店のようなもので、事故の補償・サポートは東京海上が担っている。以下、同社の山岳保険の概要を記載し、他社の山岳保険(登山・ハイキングのみ含む)と補償内容・保険料等で比較する。

ドコモ スポーツ・レジャー保険の保険料・保険金・補償内容・サービスなど

まず利用するにはドコモユーザーであることが前提となるが、それはスマートフォンのSPモードでもガラケーのi-modeでも可能だ。また、他の保険のようにプレミアム会員(プレミアムステージ)である必要はない。

補償は一般的な軽い登山・ハイキングだけで登山用具を用いる登山登坂は補償外となる。補償内容は死亡保険・入院日額・個人賠償・携行品損害は付帯するが、通院日額は付帯していない点に注意したい。また、山岳保険の最大のポイントである遭難等の諸費用を補償する救援者費用は「しっかりプラン」のみ付帯しているため、必然的にプランは限られる。保険料はおてがる・おすすめ・しっかりに分かれるが、前述したように山岳(登山)に備えるなら840円のしっかりプランにするしかない。

下図では各社の山岳保険(レジャー保険)を補償範囲が本格的な山岳か登山(+ハイキング)かを確認し、さらに死亡保険金・入院日額・通院日額・個人賠償責任・携行品損害の上限額を比較した。さらに山岳保険で最も重視すべき救援者費用・遭難捜索費用の有無と保険金上限も併せて記述した。保険料面では、基本的には各社の最もスタンダードなプランとし、必ず救援者費用か遭難捜索費用が付帯したプランを採用した。そのうえで保険料を日額・月額・年額に分けて比較した。

名称 モンベル 日本山岳
JRO
日本費用
レスキュー
ウィン
山岳
ウィン
ハイキング
Yahoo!
山大好き
ドコモ
レジャー
au
ケガ保険
ソフトバンク
かんたん
補償範囲 山岳 山岳 山岳 山岳 登山 登山 登山 登山 登山
死亡
保険金
100万 - - 150万 250万 200万 841万 100万 360万
入院日額
通院日額
-
-
-
-
-
-
2,000円
-
2,000円
1,000円
2,000円
1,000円
12,000円
-
2,000円
-
5,000円
2,000円
個人賠償 1億 - - - 1億※ - 3,000万 1,000万 2,000万
携行品 - - - - 10万~※ 10万 15万 - -
救援者 500万 5万 下に含む - 500万 300万 200万 100万 100万
遭難捜索 100万 330万 300万 50万 - - 上に含む 上に含む 上に含む
その他 遭難追加
(30万)
遺体搬送
謝礼費
- - - - - 示談 -
保険料
(日額)
- - - - - - 590円 - 300円
(450円)
保険料
(月額)
682円※ 166円※ 416円※ 690円※ 450円※ 810円
(440円)
- 370円 -
保険料
(年額)
8,190円 2,000円
(3,000円)
5,000円 8,300円 5,410円 - - 4,050円 -
山岳保険・登山保険の比較表(モンベル・日本山岳JRO・日本費用レスキュー・ウィン山岳・ウィン ハイキング・Yahoo 山大好き・ドコモ レジャー保険・auケガ保険・ソフトバンクかんたん)

上図で右から3番目のドコモ スポーツ・レジャー保険だが、前述した「しっかりプラン」で他社と比較している。まず死亡保険金はトップで他社の2~3倍の額、入院日額も他社の2~6倍の額と他社の額を圧倒している。さらに個人賠償が基本付帯で携行品損害の額も優秀だ。ただし、遭難時の救援者費用は他社と同等か以下であり、通院日額も付帯していない。それらを除けば補償は他社より厚いといっていいだろう。

保険料は1日(1泊2日)で590円と高額で、期間からしても他社よりも明らかに高い。同じ1日単位のソフトバンク、1週間単位のau損保よりも高い。こればかりは補償の厚さと代償と考えるしかない。

結論としては、年に1~3回の登山をする程度ならオススメできそうだ。1~3回であれば他社の年契約の山岳保険よりも確実に保険料は安く、さらに保険料を厚めにできるためだ。ただし、厚めの補償(特に自分のケガ)が不要なら、救援者費用だけに絞っている他社の保険(JROなど)を検討するのもいいだろう。また、年間の登山回数が少なく保険料重視ならソフトバンクも悪くないだろう。