ドコモワンタイム保険 1日自動車保険/ 短期の自動車保険・ドライバー保険の保険料・保険金・補償内容を評価 レビュー
- オススメ度:
- 保険会社:
- ドコモワンタイム保険
- 名称:
- 1日自動車保険
- 保険期間:
- 1日~7日
- 基本補償:
- 対人・対物・搭乗者・自損
- 年齢区分:
- なし
- 家族や友人の車を借りて運転するときに1日500円~の自動車保険
ドコモワンタイム保険 1日自動車保険はドコモユーザーなら上々!?
ドコモワンタイム保険は、携帯通信会社のドコモが提供している保険で、1日自動車保険の他に海外旅行保険なども販売している。実際にはドコモは損保代理店のようなもので、事故の補償・サポートを行う引受保険会社は東京海上が担っている。そのため、補償内容・保険料では東京海上 ちょいのり保険と大差はない。以下、同社の保険の概要を記載し、他社の保険と補償・保険料等で比較する。
基本補償には対人・対物賠償の他、搭乗者傷害特約が含まれ、車両保険の有無で500円か1,000円かが決まる。この点は自動車の貸主に確認して有無を決める必要があろう。ただ、一般的なドライバー保険には車両保険は無いためプラスではある。
申込~契約は携帯電話から完結できるが、当然ながらキャリアはドコモである必要がある。ドコモでないなら東京海上のサイトから申し込む必要がある。保険料はドコモの月額料金と合算され支払うことになるため、銀行口座・クレジットカードの入力が不要な分だけ手間は省ける。しかし、幾つかの注意点がある。契約には個人を特定するため自分の携帯を利用する必要がある点、さらに前述した車両保険は初回申込から7日後でなければ契約できない。つまり初回は車両補償なしで、初回から7日経過後の2回目からは車両保険が付帯した1,000円のプランを選択できることになる。
次に、下図では各社のドライバー保険・短期自動車保険(1日単位の契約)を、対人補償・対物賠償・人身傷害・搭乗者傷害・自損事故などの補償が基本補償か否かを比較した。
さらに、保険料を21歳未満・21歳以上で等級が6等級の場合で比較し、併せて保険期間・支払い方法も比較した。保険を必要とする期間が数日であるなら、その条件に合致した保険を選択する必要があり、支払い方法が簡便な方が突発的に運転することになった場合に有益だからだ。
名称 | 東京海上 ちょいのり |
損保ジャパン ドライバー保険 |
あいおい ドライバー保険 |
三井ダイレクト ドライバー保険 |
ドコモ 1日自動車 |
日本興亜 ドライバー保険 |
共栄火災 ドライバー保険 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
対人賠償 | ○ | ○ | ○※ | ○ | ○ | ○※ | ○ |
対物賠償 | ○ | ○ | ○※ | ○ | ○ | ○※ | ○ |
人身傷害 | - | ○ | オプション | オプション | - | - | - |
搭乗者傷害 | ○ | オプション | オプション | オプション | ○ | オプション | - |
自損事故 | ○ | ○ | ○※ | オプション | ○ | ○※ | ○ |
個人賠償 | - | オプション | - | - | - | - | - |
保険期間 | 1日~ | 1年 | 1年 | 1年 | 1日~ | 1年 | - |
支払い方法 | 携帯料金 | 口座振替 カード |
口座振替 カード |
口座振替 カード |
携帯料金 | 口座振替 カード |
口座振替 |
保険料 (21歳未満) |
\500 ~\1000 |
\55,280 | \47,390 | \39,270 | \500 ~\1000 |
? | ? |
保険料 (21歳以上) |
\500 ~\1000 |
\30,970 | \25,800 | \21,860 | \500 ~\1000 |
? | ? |
上図で右から3番目のドコモワンタイム保険だが、冒頭でも記述したように東京海上とは差異がない。対人補償・対物補償に加え、搭乗者補償・自損事故が基本補償となる。逆に他の補償はオプションでも付帯できないためカスタマイズ性には欠ける。
保険料は1年契約をベースとする他社よりは安い。数日しか友人の自動車を借りないなら間違いなく、ドコモ保険の方が有利だ。しかし、自動車を年間で借りる回数によって事情は異なる。365日とはいかずとも週1回は借りるなら、三井ダイレクトの方がお得になる可能性がある。週1でも1年で「60回×500円=30,000円」となるためだ。計算上では1年に44回(1.5週に1回)以上は車を借りるなら、この保険の魅力は薄れる。また、東京海上「ちょいのり保険」はドコモと同じ内容だが、20日間無事故であれば20%の割引がある。一定の利用回数を見込むなら東京海上の方がベターだ。
結論としては、ドコモユーザーならドコモdメニューから契約ができ、保険料も安価で携帯料金と合算して請求される点で利便性も高い。ただし、複数回の利用を見込むなら割引があるため東京海上の方が有利だ。さらに、年間の利用回数次第では三井ダイレクトも検討する余地がある。