三井ダイレクト eドライバー保険/ 短期の自動車保険・ドライバー保険の保険料・保険金・補償内容を評価 レビュー

三井ダイレクト ドライバー保険
オススメ度:
3
保険会社:
三井ダイレクト
名称:
eドライバー保険
保険期間:
1年
基本補償:
対人・対物
年齢区分:
21歳以上 or 未満
特徴:
他人のお車を借用し運転される機会のある方に

三井ダイレクト eドライバー保険は1年契約なら他社比較して保険料は最安!

三井ダイレクトには他社同様に、自動車保険とは別に自分の自動車を保有していない人向けにドライバー保険が用意されている。親会社である三井住友海上にはドライバー保険が存在していないため、実質は三井ダイレクトのドライバー保険が同グループの唯一のものといえる。以下、同社のeドライバー保険の概要を記載し、他社の保険と補償・保険料等で比較する。

三井ダイレクト eドライバー保険の保険料・給付金・保険金及び補償内容

まず補償内容だが、多くの他社と同様に対人賠償責任・対物賠償責任補償は基本補償となり、対物補償は500万円まで減額できるが無しにはできない。特徴的なのは自転車運転者損害賠償責任補償特約が金額に差異はあれど、基本補償に含まれている点がある。この特約は保険契約者が自動車ではなく自転車を運転している際に事故を起こした際に保険が適用される。昨今、社会問題となっており高額な賠償金が課される自転車事故が補償される点は、非常に評価できるポイントだ。ただし、自転車保険自体が安価なため、保険料としてお得かは別問題だ(保険料の比較は後述)

これらの補償以外はオプション扱いとなり、搭乗者傷害・人身傷害・自損事故保険などが選択できる。選択次第で保険料は2万円前半~後半まで振れる。月払いでも初回~3回までの保険料が高額なため、数日~数週間の期間でドライバー保険を利用したい場合には他社保険の方がお得だ。

次に、下図では各社のドライバー保険・短期自動車保険(1日単位の契約)を、対人補償・対物賠償・人身傷害・搭乗者傷害・自損事故などの補償が基本補償か否かを比較した。

さらに、保険料を21歳未満・21歳以上で等級が6等級の場合で比較し、併せて保険期間・支払い方法も比較した。保険を必要とする期間が数日であるなら、その条件に合致した保険を選択する必要があり、支払い方法が簡便な方が突発的に運転することになった場合に有益だからだ。

名称 東京海上
ちょいのり
損保ジャパン
ドライバー保険
あいおい
ドライバー保険
三井ダイレクト
ドライバー保険
ドコモ
1日自動車
日本興亜
ドライバー保険
共栄火災
ドライバー保険
対人賠償 ○※ ○※
対物賠償 ○※ ○※
人身傷害 - オプション オプション - - -
搭乗者傷害 オプション オプション オプション オプション -
自損事故 ○※ オプション ○※
個人賠償 - オプション - - - - -
保険期間 1日~ 1年 1年 1年 1日~ 1年 -
支払い方法 携帯料金 口座振替
カード
口座振替
カード
口座振替
カード
携帯料金 口座振替
カード
口座振替
保険料
(21歳未満)
\500
~\1000
\55,280 \47,390 \39,270 \500
~\1000
保険料
(21歳以上)
\500
~\1000
\30,970 \25,800 \21,860 \500
~\1000
短期自動車保険・ドライバー保険の比較表(東京海上ちょいのり・損保ジャパン・あいおい・三井ダイレクト・ドコモ・日本興亜・共栄火災)

上図で真ん中の三井ダイレクトだが、前述したように対人・対物補償の有無は選択できないが、それ以外はオプションで組み込める。他社には対人・対物補償を選択できるドライバー保険があるだけに、その意味ではカスタマイズ性では一歩劣ることになるが、人身傷害・自損事故などを余計な補償と考える人がいることを考慮すれば、それらを省ける価値は評価できる。

保険料は同じく1年契約の他社と比較すると最安値だ。もちろん基本補償の箇所が少ない点もあるが、それを加味しても安価なのは間違いない。問題は1日単位で契約できる東京海上の保険との比較だ。もちろん、1年間は継続して自動車を運転するなら、三井ダイレクトの方がお得なのは間違いない。東京海上で365日運転するなら「365日×500円=約18万円」となるためだ。焦点は損得のボーダーラインとなる日数だが、これは東京海上の保険で何日ドライブすれば約22,000円に到達するかで求められる。すなわち「22,000円÷500円=44回」となり、1年間に44回以上は他人の車を運転するなら三井ダイレクトの方がお得ということになる。

結論としては、1年契約なら保険料が他社より安価なためオススメだが、年間44日以上は運転をするなら東京海上(+ドコモ)の方がお得なため東京海上を選択した方がいい。いざという時の事故でも三井ダイレクトのオリコン事故満足度調査は2位(ただしJDパワーだと10位)のため一応は信頼感もあり、プラスの評価ができる。