AIG損保 AAP家族総合自動車保険/ 自動車保険の保険料・補償内容・サービスを評価 レビュー

AIG損害保険
オススメ度:
0
保険会社:
AIG損害保険
名称:
AAP家族総合自動車保険
免許割引:
ゴールド免許で割引
走行距離:
割引なし
オリコン:
5位(75.2点) / 17社中
特徴:
信頼と実績を基に築き上げた、自信をもっておすすめできる自動車保険です

AIG損保 家庭用自動車保険はとりあえずは様子見が妥当?

AIG損保は2018年にAIU損保と富士火災が合併して誕生した。もともとAIUはAIGグループのため、富士火災との合併を機にグループ名のAIGを名乗ったと考えればいい。同じAIGグループにはアメリカンホーム保険があるが、保険の新規募集を停止している。以下、AIG損保の自動車保険の概要を記載し他社と比較する。

まず保険料は免許証の色・用途・運転者で算出されるが、年間走行距離は無関係のため走行距離が短くても安くはならない。逆に年間走行距離が15000キロ超の人には有利に働く可能性がある。また、割引項目にはノンフリート等級・新車割引・ASV割引・ハイブリッド&電気自動車割引に加え、長期優良契約割引がある。長期有料契約割引は珍しくはないが、他社の自動車保険では消滅していたりすることもあるため悪くないポイントだ。

AIg損保の自動車保険料の割引・ロードサービスなどのサービス

補償面でも特に珍しい点はないが、特約には他社では見かけないものもある。例えば、カード不正使用特約では保険料支払いのカードが不正使用されると、その費用をカバーしてくれる。カードを不正使用されて自動車保険のことを思い出せるかは微妙だが。。。

ロードサービスは特約での付帯となり保険料が加算される。レッカー移動・現場での応急修理と対応・自走不能時の帰宅・代替交通費の保障などがある。多くの他社が揃えているものが一通りはあるという印象だ。他社と異なるのは、ロードレスキューミニを選択して車両運搬と宿泊費用補償をカットできる点にある。手間が増えるが、その分だけ保険料は抑えられる。

下図では各社の自動車保険を、対人賠償・対物賠償・人身傷害・バッテリー上がり・レッカー移動の距離等の補償内容と保険料で比較した。顧客満足度ではオリコンの自動車保険総合ランキング、国際的な調査機関のJDパワーの事故対応満足度、参考までに苦情数で比較した。保険料は21~60歳でプリウスで、自動車輸送統計調査を元に年間平均走行距離を9,000キロでシミュレーション比較した。21歳のみブルー免許で他はゴールド免許とし、保険料を節約するため車両保険・搭乗者保険は無しとした。

名称 ソニー損保
Type S
アクサ
ダイレクト
三井
ダイレクト
チューリッヒ
ネット専用
イーデザイン
損保
SBI損保 東京海上
トータルA
Chubb
自動車
AIG損保
自動車
対人賠償
対物賠償 減額可 減額可 減額可
人身傷害 車内or車外 車内or車外 車内or車外 車内or車外 車内or車外 車内or車外 車内or車外 車内or車外 車内or車外
バッテリー
上がり

期間中1回

期間中1回

期間中1回

期間中1回

期間中1回
レッカー
距離

50km

35km

50km

100km

60km

50km

100km

無制限※

??km
ゴールド
免許割引
走行距離 - - -
オリコン 1位 6位 7位 2位 4位 12位 8位 対象外 5位
JDパワー 3位 8位 9位 1位 5位 11位 2位 対象外 7位
苦情数 5,497件 2,258件 735件 1,486件 2,264件 3,160件 11,781件 3,303件
21歳 \76,820 \65,710 \55,900 \65,500 \74,840 \54,250 \81,450
30歳 \36,460 \26,790 \28,760 \17,600 \31,910 \24,070 \47,730
40歳 \36,330 \26,070 \25,840 \19,960 \32,380 \24,340 \43,690
50歳 \36,380 \27,880 \25,120 \19,900 \34,240 \23,730 \44,660
60歳 \37,380 \29,750 \28,290 \20,650 \34,240 \26,650 \48,010
自動車保険の比較表(ソニー損保・アクサ・三井ダイレクト・チューリッヒ・セゾンおとなの自動車保険・SBI損保・東京海上・Chubb損保・AIG損保)

上図で1番右のAIG損保だが、オリコンの総合満足度調査では5位、JDパワーの事故対応満足度の調査では7位と悪くはない。合併前はAIU保険が総合満足度で10位以下、事故対応満足度で1位とトップだった。一方の富士火災はオリコンで10位以下、事故対応満足度で6位だった。それが合併によって総合満足度で5位にジャンプアップしたが、事故対応満足度では富士火災に寄せた7位になった。合併によってシナジー効果が生まれるはずだが、まだノウハウの共有が上手くいってないのかもしれない。

また、保険料の見積もりについては、合併後もオープンではなく他社の保険料とは比較できない。ただ、前述した割引項目から考えると悪くはない可能性がある。また、ネットの一括見積にも未対応のケースが多いため、忘れずに見積される対象にあるかを確認する必要があるだろう。

結論としては、とりあえずは様子見が妥当な保険といえるだろう。不透明な部分が大きく、これから合併の効果が出てくれば再び事故対応満足度でトップに躍り出るかもしれない。そうなれば事故対応を重視する人にとっては有力な選択肢になる。もちろん第三者のアンケートで満足度が高くとも、実際の事故対応では担当者の力量にも左右されるため運の要素も否定できない。どちらにせよ今後に期待するしかないだろう。