さくらTYPE SELECT JCBカード/ 公共料金・通信費の節約・ポイント獲得での割引の比較
- オススメ度:
- 名称:
- さくらTYPE SELECT JCBカード
- 年会費:
- 無料
- 別途年会費:
- なし
- ポイント:
- 1,000円→1ポイント
- キャッシュバック:
- 1ポイントで4.5円キャッシュバック(実質100円で0.45円バック)
- ボーナス:
- 50万円で10%増/100万円で20%増
さくらTYPE SELECT JCBカードは入会キャンペーンとコンビニ利用が肝?
さくらTYPE SELECT JCBカードは、三井住友グループのさくらカード発行のカードで、ブランドはJCBのみとなっている。1,000円利用でOkiDokiポイントが1ポイント貯まり、そのポイント分だけキャッシュバックを受けられる。このカードは発送料金の削減のためか郵送ではなくWEB明細書が基本となっている。また、他社カードにも見られる携帯料金の支払いで貯まるポイントが2倍となっている。以下では携帯料金・公共料金を削減・キャッシュバックできるカードを数字・サービスで比較した。
さて、このカードで注目すべきサービスは下記3点が挙げられる。
- ・新規入会で10,000円のキャッシュバック
- ・携帯料金/コンビニ/アマゾンの買い物でポイントが2~3倍にアップボーナス
- ・50万100万利用時にポイントが上昇
逆に利用するにあたって注意すべき点は下記3点がある。
- ・原則として郵送の明細書は発行しない
- ・キャッシュバックのレートは決して良くはない
- ・他社比較シミュレーションでは、キャッシュバック額は中の上といった程度(後述)
まず、新規入会で1万円のキャッシュバックについてだが、入会後3ヶ月間に合計10万円分の利用をすればOKで非常に緩い。悪い考え方をすれば、年会費が無料のため条件を満たした後は、カードを放置しても、頃合を見計らって解約する手もある。
また、携帯料金の支払いでポイントが2倍になる特典は他社にも軒並み存在しているが、特筆すべきはコンビニでの日用品の買い物でもポイントが2倍になる点だ。ただし、ポイント2倍の対象になっているコンビニでも、電子マネーとは異なり、そもそもクレジットカードで支払いが不可能な店舗も多いため注意したい。
さらに、年間利用額が50万円に到達するとポイントが10%増加し、100万円に到達すると20%増加する。年間100万円が厳しいとしても、50万円であれば1ヶ月に4万程度のため到達する人も多いだろう。一方で、別途申し込みが無い場合には、原則として郵送の明細書が発行されない。さらに、カード利用により貯めたOkiDokiポイントは、キャッシュバックに充てようとすると、1000円で4.5円のキャッシュバックになるため、決して良いレートではない。
次に、他社カードと年会費・キャッシュバック率・ポイント還元率・入会や利用額ごとのボーナス等を比較した。さらに年間50万円/100万円を使用した場合のキャッシュバック額、左記から年会費を差し引いた金額を比較した。計算にあたっては、各カードで携帯料金支払いでポイント2倍や、電気ガス代支払いのキャッシュバック率が上昇といったサービスがある。そのため一般的な平均値を採用し、下記の計算式で計算した。
1ヶ月の携帯料金=8,000円, 電気代=8,000円, ガス代=4,000円
キャッシュバック額=(携帯\8,000 × 50万時のキャッシュバック率)
上記に年会費を加味=(携帯\8,000 × 50万時のキャッシュバック率) - 年会費
上図の通り「さくらTYPE SELECT JCBカード」は他社カードと比較すると、キャッシュバックされる金額は他社に劣るわけではないが、特別に優れているわけでもない。他社を上回るキャッシュバックを確保するには、年間300万の利用でポイント率を25%上昇させる手も存在するが、大抵の人には現実的ではないだろう。コンビニでの利用でポイントが2倍になる点を利用しても、コンビニで年間45万円(1ヶ月に4万程度)は利用しないと逆転はできず、これも現実的ではない。JCBの運営するインターネットショッピングでポイントが8~25倍になる商品を獲得する手があるが、他社にも同様にサービスが存在しているため、これを利用しても劇的な逆転は難しい。
結論としては、他社よりもキャッシュバック額が多少劣っても許せて、コンビニでクレジットカードを利用する人であればオススメできなくはない。入会後に得られる1万円キャッシュバックも大きく、お得さでは決して悪いカードではない。
他社カードを見ても、P-oneカードはポケットカードという大抵の人には馴染みの薄い会社が発行で、シティは外資系でプライベートバンク部門が日本から撤退したように将来は完全撤退するかも?という一抹の不安を抱えているならば、年間50万利用では実質ナンバー2である、このカードを選ぶという選択肢はある。ただ、50万円以下ならばボーナスが無いためP-oneカードとの差が大きくなるため、P-oneカードを選ぶ方が賢明といえるだろう。